動物衛生研究部門

研究テーマ

1.センサとセンシング技術の開発

  • (1) センサの開発と製品化技術

    体表温センサ、多機能ルーメンセンサおよび脈波センサシステムの高度化、ならびに新たに音声センサを開発します。体表温センサおよび多機能ルーメンセンサは、呼吸器病や消化器病を早期に発見するためのセンサシステムとして製品化を図ります。
  • (2) センシング技術の開発

    体表温センシング技術の改良、ルーメンセンサの性能評価、脈波センサによる自律神経系機能評価法の開発や音声センサから豚呼吸器病を検知するための技術の開発を行います。

1.疾病の早期発見技術の開発

  • (1) 呼吸器病の早期発見

    呼吸器病について、体表温や音声のセンシングデータから判定基準を作成します。子牛の呼吸器病については、実証試験によるデータを収集して全国の多様な飼養形態に適用可能な早期発見技術を開発します
  • (2) 消化器病の早期発見

    多機能ルーメンセンサを活用し、ルーメンアシドーシス、鼓脹症等の消化器病を早期発見するための技術を開発します。
  • (3) 周産期疾病の早期発見

    体表温センサ、脈波センサおよび活動量センサを活用し、牛の周産期疾病を早期発見する技術を開発します。

3.クラウドシステムの構築と統合的な解析手法の開発

  • (1) 複合的な情報を活用する解析手法の開発

    センシング情報、ベンチマーキング情報などを複合的に解析して、AIを活用した牛の疾病早期発見手法を開発します。また、AIを活用して音声データから豚呼吸器病を早期発見するシステムを開発し、生産農場で検証します。
  • (2) クラウドシステムの構築

    開発する技術を統合したクラウドシステムを構築して、疾病兆候や発熱情報をユーザーに通知をするための分かり易いユーザーインターフェースを搭載したアプリケーションを開発します。