動物衛生研究部門

06:細菌・寄生虫研究領域

細菌・寄生虫研究領域では

細菌・寄生虫研究領域では、細菌学や寄生虫学を基盤として動物重要疾病や人獣共通感染症の制御技術の開発に取り組みます。そのためには疾病の原因となる細菌や寄生虫の病原体としての特性を、病原性や感染防御に関与するひとつひとつの遺伝子・蛋白質からゲノム全体にわたるレベルまで詳しく解明していくことが必要です。さらにそれぞれの病原体と感染宿主や媒介ベクターとの相互作用に関与する分子やその作用機序の解明を手がかりとして、これまでにない新たな疾病制御技術の開発を目指します。また、研究領域では野外で発生する細菌・寄生虫性疾病の病性鑑定のための技術や資材の確保と継承を進めていきます。

主な研究対象

一般細菌グラム陽性グループ

レンサ球菌や豚丹毒菌などのグラム陽性菌を対象としてそれぞれの病原体の特性を遺伝子・蛋白質さらにゲノムレベルで明らかにするとともに、それらの特性を利用して新たなワクチン開発を進めます。

豚レンサ球菌症

豚丹毒

一般細菌グラム陰性グループ

動物のさまざまな疾病の原因となるパスツレラ科細菌を対象として病原性の発現や免疫防御に関与する遺伝子・蛋白質の機能解明に取り組みます。

Histophilus somniの菌体表面タンパク質の機能解析

腸内細菌グループ

サルモネラ、腸管出血性大腸菌やカンピロバクターなどの食の安全性を確保するうえで重要な腸管感染症や食中毒原因菌の特性解明に取り組みます。

食中毒菌の研究

ヨーネグループ

重要感染症のひとつであるヨーネ病の診断技術の高度化や発病機序の解明に取り組むとともに、抗酸菌感染症の分子疫学的解析に取り組みます。

ヨーネ病の研究

原虫グループ

小型ピロプラズマ病の貧血発症機序の解明やアナプラズマ病の診断技術の高度化に取り組むとともに、コクシジウム症の発病に関わる分子基盤の解明に取り組みます。また、真菌検査の基礎となる同定法の整備に取り組みます。

原虫病の研究

寄生虫グループ

さまざまな病原体を媒介するダニの吸血や病原体媒介能に関与する分子基盤の解明と関連分子を標的とした疾病防除法の開発に取り組みます。

寄生虫病の研究

主要研究成果