動物衛生研究部門

07:病態研究領域

病態研究領域では

病態研究領域では、病気に罹っている動物の側から病理学、生化学、毒性、免疫・内分泌学等の手法を用いて、動物重要疾病及び人獣共通感染症の防除や予防のための研究を進めています。またこれに関する技術講習、病性鑑定を行っています。

主な研究対象

生産病、難治性疾病の病態解明と診断マーカーの開発

牛や豚の多くは集団で飼育され、生産能力を極限までに高めるような飼養管理を行っているため、消化・呼吸器や内分泌系の障害、周産期疾病を起こしやすいことが知られています。そこで、これらの疾病を生理・生化学的、病理学的に解析し、新たな診断マーカーの開発を行います。これらの研究は農研機構の中期計画「罹病家畜の病態解明と発病監視技術の開発」として行われています。

家畜の健康状態を把握する技術の開発

家畜の健康状態を把握し、早い段階で異常を見つけることは病気を防ぐ上で極めて重要です。家畜のストレスマーカーの探索や新たなセンシング技術を開発して、家畜の疾病防除の高度化を目指します。これらの研究は農研機構の中期計画「罹病家畜の病態解明と発病監視技術の開発」として行われています。

聴性脳幹誘発電位(BAEP)測定法の開発

家畜の飼料中の有害物質のリスク評価と汚染防止、低減化技術の開発

家畜に給与される飼料には生産、加工、流通段階でかび毒や残留性有機汚染物質のような有害物質が産生されたり、混入したりすることがあります。有害物質は中毒などのかたちで家畜の健康を害するだけでなく、畜産物を介して人の危害要因となることもあります。「飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律」を背景として、飼料、家畜、畜産物に対する危害要因を管理するために、毒性物質のリスク評価と汚染防止、低減化技術の開発を行います。これらの研究は農研機構の中期計画「飼料等の家畜飼養環境の安全性確保技術の開発」として行われています。

4週間連続投与期間および投与終了後の雄ニワトリ血中の有機フッ素化合物の濃度

主要研究成果