動物衛生研究部門

09:温暖地疾病研究領域

温暖地疾病研究領域では

温暖地疾病研究領域では、畜産の盛んな暖地及び亜熱帯地域における最大の生産阻害要因である節足動物媒介(アルボ)ウイルスによる疾病(アカバネウイルスによる牛異常産等)及び大規模養豚場等の大型施設環境に常在する感染性下痢・肺炎(豚赤痢、豚胸膜肺炎等)の診断・監視及び防除技術の高度化、損耗低減化技術の開発に関する試験・研究・調査に取り組むとともに、これら疾病が発生した場合の病性鑑定に関する業務を行います。

主な研究対象

アルボウイルス感染症

ウイルスの病原性や抗原性、遺伝学的性状の解析結果を基に、迅速・高感度なアルボウイルス感染症の診断法や分離ウイルスの同定法を開発します。また、組換えDNA技術等を応用した抗体検出法や感染家畜病変部組織内のウイルス検出法の開発に取り組んでいます。

アルボウイルスの感染環

アルボウイルスを媒介する吸血性節足動物

吸血性節足動物の種類や生態を精査するとともに、アルボウイルスの保有状況の調査を行います。また、実験室レベルで吸血性節足動物のウイルス媒介能を明らかにします。これらの結果に基づき、アルボウイルス感染症の発生リスク要因を解明し、監視および防除技術の開発に取り組みます。

ヌカカ

大規模施設型養豚における感染性下痢・肺炎

大規模施設型養豚における感染性下痢・肺炎の発生リスク要因を解明するとともに、これら疾病の原因となる常在性病原体の高精度かつ迅速な検出法を確立します。さらに、実用的な損耗低減化技術の開発に取り組みます。

豚赤痢スピロヘータの菌体、豚マイコプラズマ原因菌のコロニー

主要研究成果