Coccidioidomycosis
病気の概要
| 別名 | |
| 原因 | Coccidioides immitis (Oidium coccidioides) |
| 疫学 | |
| 症状 | 不顕性の肺感染が牛で報告されている。 |
| 肉眼所見 | 肉眼病変は結核のそれに似る。--以下略--(Veterinary Pathology, 6th ed.) |
| 組織所見 | 組織像は特徴的であるが、病変中の真菌の発育程度により若干異なった像を呈する。最も大きな球状体Shperulesは、しばしば内生胞子endosporesによって充たされるが、通常少数の好中球とリンパ球を含む厚い類上皮細胞層によって包囲される。牛においては、これらの大きな球状体は放射状のクラブ状構造からなるコロナによって包囲されているかもしれない。これはActinomyces bovisの菌塊周囲に形成されるロゼットに若干類似している。--中略-- 診断は特徴的な病変中の菌の証明によって通常なされる。菌が少数の場合は、特殊染色(PAS、Gridley fungus, Bauer)が菌体の検出の手助けとなる。最も大きな球状体のサイズ(50μ)、内生胞子の存在、出芽の欠如がCoccidioides immitisとBlastomyces dermatitidis, Cryptococcus neoformansとの鑑別に役立つ。Chrysosporium parvum (adiaspitomycosis)の球状体は形態あるいは大きさにおいてCoccidioides immitisのものと類似しているが、C. parvum のものは内生胞子を含まない。Rhinosporidium seeberiの球状体はよりCoccidioidesのものに類似するが、さらに大きく、より厚い壁をもち、より多くの内生胞子を含む。(Veterinary Pathology, 6th ed.) |