生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

平成29年度遺伝子組換えイネ(スギ花粉ペプチド含有イネ)の生育状況(播種) (農研機構_観音台第3事業場隔離ほ場・観音台第4事業場高機能隔離圃場)

平成29年2月21日(火曜日)に栽培実験計画書を公表し、3月9日(木曜日)に一般説明会を開催した遺伝子組換えイネ(スギ花粉ペプチド含有イネ)について、3月21日(火曜日)に観音台第3事業場隔離ほ場内に種子を搬入して第一種使用等(※)による栽培を開始しました。翌22日(水曜日)には、育苗箱に土を入れる作業と、種子に付いている枝等のゴミを取り除く作業等育苗の準備を行いました。
3月27日(月曜日)に、観音台第3事業場隔離ほ場及び観音台第4事業場高機能隔離圃場(以下「隔離ほ場」という。)において、各隔離ほ場ごとに事前に準備した育苗箱に播種を行い、育苗器による栽培を開始しました。
なお、水田への移植(田植え)は、4月25日(火曜日)に観音台第3事業場、翌26日(水曜日)には観音台第4事業場の各隔離ほ場において実施する予定です。 栽培実験の詳細は栽培実験計画書をご覧下さい。

※第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用


スギ花粉ペプチド含有イネの種籾


種籾を計量し、播種による種の数を同程度にします。


播種前に散水することにより、発芽を促します。


手作業による播種の様子。


器具による播種作業の様子。


播種後の散水の様子


殺菌剤の散布の様子


最後に土を被せて播種作業の完了です。


育苗器へ育苗箱をセットして苗を育てます。新聞紙は乾燥を防ぐために被せています。