生物機能利用研究部門

昆虫制御研究領域

領域長:中島信彦

害虫被害軽減に寄与する昆虫制御研究を目指して

最近の研究成果の例:各種昆虫の光に対する視覚情報処理の差異(天敵が紫色LED光に誘引される) を利用して、露地栽培のナスに害虫アザミウマの天敵ヒメハナカメムシを定着させることができます。

【研究領域の背景】

背景:安定した農業生産のためには害虫対策が不可欠です。安全性の高い化学農薬や天敵等を利用した総合的害虫管理技術の普及により害虫被害を抑えることができるようになってきましたが、昆虫は地球上で最も繁栄した動物と言われており、高い適応力と繁殖力を有しています。化学農薬に対抗する薬剤抵抗性害虫の出現、新規害虫の顕在化、環境保全型農業の推進など新たな状況にも対応できる農業害虫制御技術の開発が求められています。
これからの私たちの目指す方向:昆虫に特有な、脱皮・変態・生殖・休眠等の仕組み、吸汁性昆虫の吸汁メカニズム、行動を制御するフェロモン等の化学物質や昆虫の視覚・匂い情報伝達の仕組み、微生物等と宿主昆虫の相互作用の解明に基づいて、環境負荷を少なくした害虫制御に使える基盤技術を開発し、農業における害虫被害の軽減に貢献します。


法人番号 7050005005207