作物研究部門

作物見本園

極晩生品種の出穂が始まるとともに、早生品種が成熟期となりました。


9月19日の様子。


穂が小さく、茎葉多収型高糖分のホールクロップ用飼料用イネで、普及面積の伸びが大きい「たちすずか」。


フィリピンの国際稲研究所(IRRI)で育成され、熱帯アジアで「緑の革命」をもたらした多収品種「IR8」。


パキスタンなど熱帯アジアの高級米で、細長粒の香り米品種「Basmati370」。


「森多早生」と「陸羽132号」を交配し、1931年(昭和6年)に新潟県農業試験場で育成された「農林1号」で、「コシヒカリ」の父親です。


「コシヒカリ」の父親である「農林1号」の母親で、1913年(大正2年)に山形県で「東郷二号」の変種から育成された長い野毛(芒)が特徴の「森多早生」。


農林1号」の父親である「陸羽132号」の父親の「亀の尾4号」で、1893年(明治26年)に山形県で育成された耐冷性の良食味・酒造好適米です。


東北地方を中心に栽培されている耐冷性の良食味品種で、1991年(平成3年)に宮城県古川農業試験場で育成され、作付面積全国2位(9.6%)の「ひとめぼれ」。


福井県農業試験場で交配が行われ、その後、秋田県農業試験場で育成・選抜され、1984年に秋田県の奨励品種となった「あきたこまち」。全国での作付面積は4番目に多く(7.0%)、秋田県を始めとした東北地方で主に栽培され、もちもちとした粘りがあります。


イタリアの大粒水稲品種で、パエリアなどの料理に向く「Raffaelo」。