作物研究部門

作物見本園

いろいろな作物の芽が次々出てきています。


前回(8日前)に比べ、どの作物も大きくなり、新しい芽も出てきています。今回は、まだご紹介していない作物をご紹介します。


シカクマメ(四角豆、マメ科)。食用。莢の断面が四角なので、この名がつきました。若莢のほか、若芽、葉も食べられ、熱帯には塊根を食用にする品種もあります。


ラッカセイ(落花生、マメ科)。食用、油糧用。炒り豆やお菓子の原料として、また、若莢をゆで豆として利用します。

アワ(粟、イネ科)。食用、飼料用。うるち種は飯用、もち種は団子、菓子などに使われるほか、うるち種は小鳥の餌にも使われます。


キビ(黍、イネ科)。食用、飼料用。アワと同様にうるち種は飯用、もち種は団子、菓子などに使われます。


ヒエ(稗、イネ科)。食用、飼料用。子実は食用、玄ビエは小鳥の餌、茎葉は飼料用として使われます。


アイ(藍、タデ科)。染料用。葉に含まれる藍物質は、糸・布などの染料に広く用いられてきました。


アマランサス(ヒユ科)。食用。品種「ニューアステカ」。穀物や野菜として利用されます。


ソルガム(イネ科)。飼料、緑肥用。品種「天高」。前回ご紹介したモロコシと同じ植物種ですが、こちらは飼料などに使われます。


ウコン(鬱金、ショウガ科)。香料、染料、薬用。根茎を原料にしてカレー粉の主原料ターメリックが得られます。


テンサイ(甜菜、ヒユ科)。糖料、飼料用。品種「北海みつぼし」。根部を砂糖の原料に、搾りかすを飼料に使います。


テーブルビート(ヒユ科)。食用。根を煮込み料理(ボルシチ等)や加熱後にサラダに使うほか、若い葉を生食サラダにも利用します。


サトイモ(サトイモ科)。食用。普通は塊茎を利用しますが、葉柄を野菜として利用することもできます。


ラベンダー(シソ科)。香料用。多年生作物です。つぼみが着いて、もうすぐ花が開きそうです。