畜産草地研究所

遺伝子組換え飼料作物の圃場試験について

研究の背景と目的(平成16年度)

研究の背景

現代の畜産業は、良質な蛋白質を国民に提供するだけでなく、国土保全や中山間地振興のために重要な役割を果たしています。しかし、飼料自給率がきわめて低いことから、当所ではその向上を図るための一方策として、新しい牧草、飼料作物の開発を進めています。遺伝子組み換えによる新品種の育成は、新らたな展開が期待される重要な技術の一つです。
これに関する研究は、現在、実験室レベルのものがほとんどですが、有望なものが出来れば圃場での検討も行うことになりますので、それに備えて、安全性評価のための研究にも取り組んでいます。

研究の目的

一般圃場における長期モニタリング試験

組換えトウモロコシおよびダイズを一般圃場で栽培した場合の圃場環境への影響に関する知見を得ることを目的に、昆虫相、植生、土壌微生物相への影響等についての検討を行います。なお、本研究は農林水産省プロジェクト研究「遺伝子組換え生物の産業利用における安全性確保総合研究」において「組換え農作物の長期栽培による生物相への環境モニタリング」として行われているものです。

隔離圃場における安全性評価試験

  • 除草剤グルホシネート耐性トウモロコシT25系統を隔離圃場で栽培し、周辺環境の生物多様性に関する安全性評価を行います。

本研究は、バイエルクロップサイエンス社との共同研究です。

栽培実験計画書

一般圃場における長期モニタリング試験

1. 除草剤グリホサート耐性トウモロコシの圃場試験(PDF形式 220KB)
2. 除草剤グリホサート耐性ダイズの圃場試験(PDF形式 217KB)

2004年6月29日 作付区設定変更について
ダイズ播種にあたって、若干処理区の割付を変更しました。その理由は、以前の試験区では隣接する区に偏りがあったために圃場全体として捉えた場合の均一さ が失われると判断した為です。例えば、以前の区設定では左上の1区を取り囲むのは2区と4区しかありません。同様に、右下の2区は1区と3区にしか取り囲 まれていません。最終版の区ではすべての区について取り囲む区の設定が必ず一度ずつ現れるようになっています。
新組換えダイズ作付け図

隔離圃場における安全性評価試験

3. 除草剤グルホシネート耐性トウモロコシの隔離圃場試験(PDF形式 292KB)