農村工学研究部門

水利工学研究領域

水利工学研究領域の概要

水利工学研究領域では、農村地域の水源域から沿岸域までを俯瞰し、老朽化に伴う水利施設の機能低下、営農の多様化や担い手不足に伴う水管理労力の増大、低平農地の豪雨・津波・高潮災害、農業用水の水質や水域生態系の悪化など、水に関わる諸問題の解決を目指した技術開発を行っています。基礎的な研究のみならず、多様な現場ニーズにも応えるため、大規模な水理実験を実施可能な多くの実験棟(ダム実験棟、頭首工実験棟、水路工実験棟、沿岸域減災研究棟など)も保有しています。

施設水理ユニットでは、取水、分水、送水機能の低下した水利施設の長寿命化を図るため、水理機能診断及び性能照査を活用した施設の変状発見、低コスト保全管理技術を開発しています。水利システムユニットでは、水路システムの水理・水利用機能診断、性能照査などを通じて、農業水利資産を守るための研究とともに、次世代型水管理システムの開発を進めています。沿岸域水理ユニットでは、高潮や津波などの災害調査、浸水シミュレーション手法などの開発を行い、津波や高潮、洪水のリスク評価手法や既存施設を活用した減災技術を開発しています。水域環境ユニットでは、農業用水の水質保全や農業水利施設における生物多様性(生態系、生物種、遺伝子の多様性)の評価、保全・向上の観点から、水環境と水域生態系の保全管理技術の開発に取り組んでいます。

水利工学研究領域長

領域で管理する大型実験施設

・平面津波実験施設(沿岸域減災研究棟):実験水槽(15m×30m×1.3m)、津波(周期30~360秒)、波浪(規則波、一方向不規則波、長周期波重ねあわせ及び孤立波)、潮汐(周期1~2.5時間)

領域の構成および試験研究業務の概要


法人番号 7050005005207