農村工学研究所

広域防災

担当分野概要

    我が国はその地形条件,気象条件から豪雨災害,地震災害等を極めて被りやすい条件のもとにあります。そのため,農村地域においても,毎年災害が発生し,尊い人命が失われ,農地や農業水利施設が被災しています。災害が発生した場合の迅速な復旧及び防災・減災のための対策は,今世紀において重要な行政課題であり研究課題でもあります。

    このような農地災害の防止と安心・安全な地域社会の形成に資する技術を確立するために、大規模な農地地すべりに関する高い再現性を持つ予測技術をはじめとした防災技術の開発に取り組んでいます。また、ため池群流域の流出特性を解明し、ため池群の越流リスク照査技術と流域全体の減災を進めるためのため池管理技術の開発に取り組んでいます。

スタッフ

主任研究員
(統括)
吉迫 宏 Tel:029-838-7670 ため池群流域の流出特性解明と被災リスク評価・減災対策技術
主任研究員 紺野 道昭 Tel:029-838-7671 降雨・融雪等の気象条件と地すべりの関係性の解明と対策・管理手法の開発
主任研究員 井上 敬資 Tel:029-838-7671 非破壊調査手法等による地盤評価と施設・地盤災害ハザードマップ
主任研究員 正田 大輔 Tel:029-838-7671 ため池への土砂流入特性の評価及び農地・施設のハザードマップ技術

 

 研究課題名

1) 谷池流域の水文特性解明と貯水位管理による減災対策手法の開発
2) 豪雨時のため池の貯水位と堤体崩壊の予測手法の開発(土質担当との共同課題)
3) 両極端現象にみる農地水利用と水利施設への影響評価と適応策評価法の開発(資源循環工学研究領域長・水文水利担当との共同課題)
4) 水資源・水循環の人為的改変を含めた評価研究(課題対応型の精密な影響評価)(資源循環工学研究領域長・事業評価担当・水文水利担当・沿岸域水理担当との共同課題)
5) 地域連携によるため池データベース構築とシステム設計(土質担当・防災研究調整との共同課題)
6) 地すべりリスク評価手法の開発(防災研究調整との共同課題)
7) 貯水池地山の高透水部推定における電気探査の特性の解明(防災研究調整との共同課題)
8) 電気探査による地盤亀裂周辺部の浸透特性の解明
9) 農業用水路トンネルの安全性評価・補強対策技術の開発(施設機能担当との共同課題)
10) ため池貯水池への流下土砂の流入特性解明(防災研究調整との共同課題)
11) 下流域の被害域推定手法と自主防災を支援する手法の開発(資源評価担当との共同課題)

 

研究成果

成果情報-農村工学研究所一覧はこちら

成果情報

1) 地表面で目視確認できない地盤内の変状箇所推定手法(H26)
2) ため池氾濫解析時の解析条件や浸水域での留意事項(H26)
3) 詳細地形等を考慮したため池決壊時の簡易氾濫解析手法(H25)
4) 谷池型ため池群による下流河川の洪水抑止(H25)
5) リアルタイムで防災情報を提供する「ため池防災情報配信システム」(H23)
6) 非破壊調査法による地盤の亀裂範囲簡易探査手法(H23)
7) まさ土地帯の棚田における土壌流出の実態解明(H22)
8) 1m深地温の逆解析によるため池堤体漏水の幅・深度推定法(H20)