農村工学研究所

水路システム

担当分野概要

水路システムは,農業用水路と農業排水路を基本的な骨組みとしており,長年月をかけて地域に整備された,農業水利システムの基幹部分を構成する社会基盤,ライフラインのことです.水路システムの研究は,最近10年くらい,更新事業と施設の維持管理を目的とした内容にシフトしてきました.今後はさらに,農業生産のみならず,新しい地域管理の中にあって,従来以上の機能分担を期待されているところです.水路システム担当では,水理解析技術を主要な道具とした研究者により,水路システムの維持管理,性能設計を通じて,水路ユーザーをサポートします.地域の水路システムが,未来永劫,活き活きと働いてくれるように,水路に関わる多様な分野の研究者・技術者と積極的に連携し,地域のユーザーと共に考え,現場のための研究を進めます.

  • 1) 水路システムの機能診断
  • 2) 水路システム性能照査
  • スタッフ

    上席研究員 樽屋 啓之
    主任研究員 浪平 篤
    研究員 中田 達
    研究員  (官民連携) 松田 亮二

研究課題名

1) 大規模な洪水流量に対応した横越流堰の設計手法の開発(交付金研究) 平成24~26年
2) セミクローズドタイプパイプラインの破損事故の実態解明と設計手法の開発(交付金研究) 平成24~27年
3) 水利用機能診断手法の精緻化と地域特性の類型化手法の開発(交付金研究) 平成24~26年
4) 事業地区規模の用排水機能強化に対応した用排水システム管理および排水性能調整技術の開発(委託プロ「水田6系」) 平成24~26年

 

研究成果(2001年以降)

特許等(2006年以降)

1) 向井章恵,中達雄, 樽屋啓之,島武男(2010).「止水ゲートの開閉構造」,特許第4528920号,(特願2006-143293).

 

その他(2006年以降)

1) 樽屋啓之(2011).業水利システムの水利用・水理機能診断について,農村振興,733(1),30-31.
2) 樽屋啓之,田中良和,中達雄(2009).米国内務省開拓局技術サービスセンターとの技術交流について,水土の知(農業農村工学会誌),77(3),197~200.
3) 向井章恵(2009).瀬淵工法の現地実証試験,農工研ニュース,60,3.
4) 田中良和(2008).地下ダム水源の農業用水利施設における炭酸カルシウムスケール問題,農業用水の水質管理の課題と研究展望.
5) 田中良和,向井章恵,樽屋啓之(2007).鋼管の屈折管における局所損失係数の試験的研究,ARIC情報,89(3),19-22.
6) 樽屋啓之(2007).開水路系水理構造物のための水理機能診断票,農工研ニュース,53,7.
7) 中達雄,田中良和,向井章恵,島武雄,樽屋啓之(2006).国営事業用水路システムのデータベース作成手法,ARIC情報,80(8),49-54.
8) 向井章恵, 村上文明, 川井明, 佐竹正文(2006).水路における洪水流入防止のための無動力止水ゲート,農業技術,61(6),269-272.

 

成果情報(2006年以降)

1) 樽屋啓之,中田達,向井章恵,田中良和(2011).水田内の流況濁質除去に及ぼす効果,(印刷中)
2) 樽屋啓之,向井章恵,田中良和(2010).農業用ダム貯水池の底層取水と水田導水を組み合わせた濁水対策,71-72.
3) 田中良和,向井章恵,樽屋啓之(2010).複数管路システムにおいて高精度な解が得られる水撃解析の統合環境,67-68.
4) 樽屋啓之,向井章恵,田中良和(2010).流域貯留量を用いたダム堆砂量の推定・評価法,69-70.
5) 向井章恵,樽屋啓之,田中良和,加藤敬(2008).瀬淵工法による排水路内での瀬淵構造の形成・維持過程,59-60.
6) 樽屋啓之,田中良和,向井章恵,加藤敬(2007).開水路系水理構造物のための水理機能診断票,85-86.
7) 田中良和(2007).パイプラインの継ぎ手形状が流れに及ぼす影響,83-84.

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