農村工学研究所

資源循環システム

担当分野概要

  資源循環システム担当は、(独)農業工学研究所資源循環研究室、(独)農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所資源循環システムチームの研究業務を継承し、「農村地域に賦存する有機性資源の循環利用システム」に関する研究を担当しています。循環型社会の形成が時代のキーワードとなっている中で、できるだけクリーンな自然エネルギーを活用し、自然と人間、農村と都市が共生できるよう、様々な地域資源を活用したシステムの構築に取り組んでいます。

農研機構の第3期中期計画では、中課題「地域資源を活用したバイオマス循環利用システムの開発」を多くの機関と連携して推進しています。この中課題の目標は、「地域において、食料生産機能を維持しつつ、農業副産物、資源作物、畜産由来バイオマス等をエネルギーや資材として総合的に利用する技術を開発する。これにより、本格的なバイオマスタウン構築につながる地域循環利用システムを設計する。さらに、モニタリングに基づきバイオマス利活用技術の有効性の検証やエネルギー生産型農業・農村構築のための条件解明を行い、地域資源管理と一体的な低投入型バイオマス利活用システムを提示する。」と設定されています。

 スタッフ

上席研究員 山岡 賢 Tel:029-838-7508 有機性廃棄物の再資源化技術
研究員 折立 文子 Tel:029-838-7508 資源循環における安全性

 

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研究課題名

課題名 実行年度 予算区分 担当者 備考
地域バイオマス活用推進のための計画策定及び運営支援手法の開発 H23~27 農研機構プロジェクト 柚山,中村,山岡,清水 所内の國光、上田も担当者。
低投入型バイオマス利活用システムの構築 H23~27 農研機構プロジェクト 中村,山岡,柚山,折立 所内の北川、中嶋 も担当者。
バイオマス由来再生資源の安全かつ環境保全的な利活用技術の開発 H23~27 農研機構プロジェクト 山岡,中村,折立,柚山  
地域バイオマス利用モデルの設計と評価 H19~23 農水省委託プロ
(地域活性化バイオマス)
柚山,清水,中村,山岡,折立 東京大学生産技術研究所と協力分担。
持続可能な地域農業・バイオマス産業の融合
(バイオマス利活用が農業と環境へ及ぼす影響の解析)
H21~26 (独)科学技術振興機構・地球規模課題対応国際科学技術協力事業 折立,中村,山岡,柚山 東京大学生産技術研究所が代表。所内の國光,上田も担当者。
地域活性化をめざしたバイオマス利用技術戦略の立案手法の構築
(農畜産業系バイオマスの利活用システムの設計)
H22~24 環境省循環型社会形成推進科学研究費補助金 柚山 国立環境研究所が代表。
バイオマス変換から生じる液体有機質資材の水田施用に伴うメタン発生量予測手法の開発 H25~27 科研費(若手B) 中村  

 

研究成果

(注)研究成果には、(独)農業工学研究所資源循環研究室に在籍した研究者が平成17年度までに実施した研究の成果、農村工学研究所資源循環システム研究チームに在籍した研究者が平成22年度までに実施した研究の成果を含めています。

研究論文・報文 : <バイオマス利活用> <農業集落排水・汚泥> <その他>

 

成果情報

 

雑誌・口頭発表等 : <バイオマス利活用> <農業集落排水・汚泥> <その他>

 

書籍

1) 農村工学研究所:バイオマスタウンの構築と運営(手引き書),2013
2) 農村工学研究所:メタン発酵消化液の畑地における液肥利用,2012
3) 農村工学研究所:市町村のためのバイオマス活用計画の評価ガイド,2012
4) 農林水産省農林水産技術会議事務局・農研機構:「地域活性化のためのバイオマス利用技術の開発(バイオマス利用モデルの構築・実証・評価)」研究成果ダイジェスト,2012(共著)
5) 農林水産バイオリサイクル研究「システム実用化千葉ユニット編:アグリ・バイオマスタウン構築へのプロローグ」,2007(共著)
6) 農林水産バイオリサイクル研究「システム化サブチーム編:バイオマス利活用システムの設計と評価」,2006(共著)
7) 中村真人:メタン発酵消化液の液肥としての利用,農業技術大系「土壌施肥編」,社団法人農山漁村文化協会,7-1,292の8-292の15,2013
8) 柚山義人:バイオマス多段階利用の都市近郊農畜産業型モデル,農研機構発-農業新技術シリーズ第3巻 農業・農村環境の保全と持続的農業を支える新技術 独立行政法人 農業食品産業技術総合研究機構編,農林統計出版,pp.176-179,2011
9) 柚山義人:計画策定に役立つ地域バイオマス利活用診断ツール,農研機構発-農業新技術シリーズ第3巻 農業・農村環境の保全と持続的農業を支える新技術 独立行政法人 農業食品産業技術総合研究機構編,農林統計出版,pp.180-183,2011
10) 中村真人:メタン発酵消化液の液肥利用の環境影響評価,農研機構発-農業新技術シリーズ第3巻 農業・農村環境の保全と持続的農業を支える新技術 独立行政法人 農業食品産業技術総合研究機構編,農林統計出版,pp.184-187,2011
11) Ken'ichi Nakagami(Ritsumeikan University), Kazuyuki Doi(NAIGAI Engineering CO.,LTD), Yoshito Yuyama(National Institute for Rural Engineering, National Agriculture and Food Research Organization)  and Hidetsugu Morimoto(Kyoto University): 4-1 Biomass town development and opportunities for integrated biomass utilisation, 4.Regional initiative of self sustaining models, "Sustainability Science IV - Designing Our Future :Perspectives on Bioproduction, Ecosystem and Humanity ", pp.148-162 ,2011
12) 柚山義人:農村地域におけるバイオマスエネルギー利用に関するロードマップ,pp.78-85,化学工学会エネルギー部会「骨太のエネルギーロードマップ第2版制作委員会」編集「実装可能なエネルギー技術で築く未来―骨太のエネルギーロードマップ2―」,(株)化学工業社,2010
13) 柚山義人:基本的な考え方(地域エネルギー・資源循環利用計画),pp.239-241,改訂第7版農業農村工学ハンドブック本編,農業農村工学会,2010
14) 山岡 賢:硝化・脱窒,pp.394-396,改訂第7版農業農村工学ハンドブック基礎編,農業農村工学会,2010
15) 大井節男:土のコロイド現象(足立・岩田編),(分担執筆),学会出版センター,2003

 

知的財産

1) メタン発酵消化液の廃液処理方法及び装置(特許第5112793号)※1
※1民間企業との共同出願
2) メタン発酵消化液の窒素抽出・固定化の方法とその装置およびその方法により生成される生成物とその生成物の回収方法ならびにその回収システム(特願2009-61741) ※2(審査中)
※2特願2008-140697の国内優先権による出願
3) メタン発酵消化液の窒素抽出・固定化の方法とその装置およびその方法により生成される生成物(特願2008-140697) (審査中)
4) メタン発酵消化液の高付加価値化の方法およびその装置(特願2007-303417) (審査中)
5) メタン発酵消化液の濃縮装置及びその濃縮方法(特願2006-197272) (審査中)
6) 汚泥処理方法およびその装置(特許第3673882号)(放棄)
7) 汚泥の乾燥方法(特許第5112793号)
8) バイオマス資源循環利用診断プログラム(登録番号:P第8357号-1)

 特許(出願)について内容は、
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/tjbansaku.ipdl?N0000=110にてご確認ください。また、不明な際は、お気軽にお問い合わせください。

成果情報

研究成果情報検索はこちら

1) 中村真人・藤川智紀(東京農業大学)・柚山義人・山岡 賢・折立文子:畑地におけるメタン発酵消化液の肥料効果と環境影響,平成24年度農村工学研究所成果情報(印刷中)
2) 柚山義人・清水夏樹・中村真人・山岡 賢:バイオマス活用のライフサイクルでの経済性・エネルギー収支の評価法,平成23年度農村工学研究所成果情報,pp.7-8,2012年7月
3) 山岡 賢・柚山義人・中村真人・清水夏樹・折立文子:メタン発酵消化液の輸送・散布計画の策定支援モデル,平成23年度農村工学研究所成果情報,pp.9-10,2012年7月
4) 山岡 賢・柚山義人・中村真人・清水夏樹・折立文子:メタン発酵消化液の脱水ろ液中のアンモニア性窒素の抽出ならびに濃縮,平成22年度農村工学研究所研究成果情報,pp.11-12,2011年6月
5) 柚山義人・清水夏樹・中村真人・山岡 賢:メタン発酵を軸とするバイオマス・リファイナリー,平成22年度農村工学研究所研究成果情報,pp.13-14,2011年6月
6) 柚山義人・清水夏樹・山岡賢・中村真人・折立文子:地域バイオマス利活用施策のプロジェクトサイクルマネジメントと評価指標,平成22年度農村工学研究所研究成果情報,pp.15-16,2011年6月
7) 柚山義人・中村真人・山岡 賢・阿部邦夫(農事組合法人和郷園)・相原秀基(農事組合法人和郷園):資源の地産地消に資するメタン発酵システムの実証,平成21年度農村工学研究所研究成果情報,pp.19-20,2010年6月
8) 中村真人・柚山義人・山岡賢・折立文子・清水夏樹・阿部邦夫・相原秀基(農事組合法人和郷園)・藤川智紀(東京農業大学):メタン発酵プラントにおけるトラブル対策の実証事例,平成21年度農村工学研究所研究成果情報,pp.21-22,2010年6月
9) 中村真人・藤川智紀(東京農業大学)・柚山義人・山岡賢・前田守弘(岡山大学)・折立文子:黒ボク土畑におけるメタン発酵消化液由来窒素の動態,平成21年度農村工学研究所研究成果情報,pp.15-16,2010年6月
10) 中村真人・柚山義人・山岡賢・清水夏樹・折立文子・阿部邦夫・相原秀基(農事組合法人和郷園):消化液の液肥利用を行うメタン発酵システムの温室効果ガス排出量,平成21年度農村工学研究所研究成果情報,pp.17-18,2010年6月
11) 清水夏樹・柚山義人・中村真人:エネルギー収支・経済性・環境負荷からみたバイオマス利活用シナリオの評価法,平成21年度農村工学研究所研究成果情報,pp.13-14,2010年6月
12) 中村真人・藤川智紀・柚山義人・山岡賢:消化液を施用した畑地からの亜酸化窒素の発生特性および発生抑制の可能性,平成20年度農村工学研究所研究成果情報,pp.17-18,2009年6月
13) 清水夏樹・柚山義人・中村真人:資源作物生産特性データベース,平成20年度バイオマス研究成果情報,2009年6月
14) 藤川智紀・中村真人・山岡賢・柚山義人:メタン発酵消化液の施用による土壌からの温室効果ガス発生量,平成19年度農村工学研究所研究成果情報,pp.9-10,2008年6月
15) 柚山義人・山岡賢・中村真人・藤川智紀・清水夏樹・迫田章義・望月和博・佐藤伸明・下ヶ橋雅樹(東大)・市原 昭(荏原製作所)・関 建司(大阪ガス)・若松孝彦(大阪ガスエンジニアリング)・池田雅司(中国メンテナンス)・宮嶋昌一(日東高圧)・阿部邦夫(和郷園)・金子文宜・山本二美・草川知行・中村耕士・真行寺孝・横山とも子(千葉県農総研)・渡邊晴生(千葉県畜総研)・石谷栄次(千葉県森林研セ):バイオマス多段階利用の都市近郊農畜産業型モデル,平成18年度農村工学研究所研究成果情報,pp.15-16,2007.4.
16) 中村真人・柚山義人・森淳・山岡賢:成分調整家畜ふん堆肥製造用添加資材の選定のための成分特性一覧,平成18年度農村工学研究所研究成果情報,pp.17-18,2007.4.
17) 柚山義人・中村真人・清水夏樹・凌 祥之・島田和宏(畜産草地研究所)・神山和則(農業環境技術研究所)・寳示戸雅之(畜産草地研究所)・菅原幸治(中央農業総合研究センター)・高野 勉(森林総合研究所)・織田健次郎(農業環境技術研究所)・松本成夫(国際農林水産業研究センター)・椎名武夫(食品総合研究所)・田坂行男(水産総合研究センター)・島田眞司(日本水土総合研究所)・姫野靖彦・土井和之(内外エンジニアリング株式会社):バイオマス資源循環利用診断モデルの開発,平成17年度農業工学研究所成果情報,pp.27-28,2006.3.
18) 中村真人・柚山義人:各種バイオマスの全炭素含有率推定法,平成17年度農業工学研究所成果情報,pp.29-30,2006.3.
19) 柚山義人・中村真人・生村隆司(日本有機資源協会)・小原章彦(日本有機資源協会):バイオマス変換プラントの性能・コスト評価,平成17年度農業工学研究所成果情報,pp.31-32,2006.3.
20) 森 淳・柚山義人・中村真人:安定同位体比を用いた農村水域における食物網の解析,平成16年度農業工学研究所成果情報,pp.23-24,2005.6.
21) 大井節男:懸濁液の電導度測定を用いた粘土表面の荷電特性,平成16年度農業工学研究所成果情報,pp.25-26,2005.6.
22) 大井節男:土壌細間隙中を流れる粘土フロックの流動特性,平成16年度農業工学研究所成果情報,pp.27-28,2005.6.
23) 柚山義人・森 淳・中村真人・端 憲二・長利 洋:有機性資源活用機能の経済的評価,平成15年度農業工学関係研究成果情報,pp.33-34,2004.
24) 中村真人・柚山義人:農業集落排水汚泥の天日乾燥技術の改良,平成15年度農業工学関係研究成果情報,pp.35-36,2004.
25) 大井節男:懸濁液の電導度計測を用いた粉炭の性能評価法,平成15年度農業工学関係研究成果情報,pp.37-38,2004.
26) 端 憲二・柚山義人・本間新哉:富栄養化した湖沼水を用いた有用作物栽培システムの提案,平成14年度農業工学研究所研究成果情報,pp.23-24,2003.
27) 大井節男:懸濁液・粒子層の電導度の決定法,平成13年度農業工学研究所研究成果情報,pp.19-20,2002.
28) 本間新哉:回分式活性汚泥方式へのORPを用いた自動制御手法の適用による窒素除去,平成13年度農業工学研究所研究成果情報,pp.21-22,2002.
29) 端 憲二・本間新哉・中 達雄:流速増大時のメダカの避難行動,平成12年度研究成果情報,pp.13-14,2001.
30) 上田達己・端 憲二:膜分離活性汚泥法による大腸菌ファージの除去,平成12年度農業工学研究所研究成果情報,pp.7-8,2001.
31) 本間新哉・端 憲二・柚山義人・キム ヒョンジュン:ORP屈曲点検出による硝化完了時点の検出とこれを用いたばっ気の自動制御,平成12年度農業工学研究所研究成果情報,pp.11-12,2001.