農村工学研究所

生態工学

担当分野概要

 農地や農業水路など生産基盤の整備を行う農業農村整備事業は、農家の人びとの作業を軽減し、生産性向上に貢献してきました。一方で、これまでの事業によって近代化された生産基盤は、もともと農村に住んでいた生き物たちにとって住みにくいものとなりました。

生態工学担当では、農業農村整備事業が環境との調和に配慮して実施されるようになったことを背景として、豊かな農村生態系が持続可能な生産基盤の整備に必要となる、農業水利施設周辺の生態系の評価手法や生態系ネットワークの保全・復元技術の開発を主なテーマとして研究をしています。

現場で生態系配慮についてお困りの際には,スタッフに気軽にご相談ください。

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我が国の農村地域では、農業における土地生産性や労働生産性の向上のために農地や灌漑や排水のための水利施設の整備が進められてきました。よく見られる大きな区画の水田やコンクリート水路はその一例です。

ところで我が国の農村地域には数多くの生物が生息・生育しており、この中には数多くの希少な種が含まれています。水田などの農地や水利施設の整備は、当時の社会経済情勢を背景として効率性・経済合理性を優先させて行われ、生物の生息環境にはあまり配慮していませんでした。例えば、農業水路では、土地生産性の向上・営農労力の省力化や灌漑用水の確保・維持管理の容易さから、用水路と排水路の分離、水路の直線化・コンクリート化とこれに伴う大流速化、水路の落差工処理、水田と水路の間の高低差の拡大などが生じました。この結果、整備後の水田や水路の多くは、そこに住んでいたメダカ、ドジョウなどの魚や、トンボやカエル類などの水生昆虫などの生息には適さなくなってしまいました。

整備前の水田は、堰上げることで水田に水を入れていた。魚は水路から水田に遡上し産卵することができた。

整備前の水田は、堰上げることで水田に水を入れていた。魚は水路から水田に遡上し産卵することができた。

トノサマガエルの仲間のトウキョウダルマガエル

トノサマガエルの仲間のトウキョウダルマガエル。指に吸盤を持たないためコンクリート水路に落下すると脱出できない。

 

ニホンアカガエルの卵塊。

ニホンアカガエルの卵塊。代掻き前に産卵することが多いため、整備によって乾田化すると産卵場所を失う。

我が国で最も小さなハッチョウトンボ。

我が国で最も小さなハッチョウトンボ。大きさは1円玉くらい。開放面のある湿地を好む。休耕田でもみることがある。

 

1999年に制定された食料・農業・農村基本法において、「国は、(中略)農業の生産性の向上を促進するため、地域の特性に応じて、環境との調和に配慮しつつ、(中略)農業生産の基盤の整備に必要な施策を講ずるものとする。」とされています。これを具体化するために2001年の土地改良法改正において、土地改良事業を実施するに当たっては環境との調和に配慮することが事業実施の原則に位置付けられました。これ以来、農業農村整備事業(土地改良事業)では環境との調和に配慮した取り組みが広がりを見せています。

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排水路設計時に、1ランク上の水路を部分的に導入し、底にはフトン篭を施工した事例。魚類や水生昆虫の生息が確認されている。

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魚が遡上できない落差工に替わって階段落差工を施工した事例。

 

しかし農業農村整備事業における環境との調和に対する配慮は技術的・研究的な蓄積が少なく、また農村地域特有の課題も数多く残されています。こうしたことから生態工学担当では、次のような研究に取り組んでいます。

  • 水生生物の選好性等を基礎として、水系生態系影響評価に基づく生物の生息空間に必要な機能レベル等を解明し、環境性の照査手法の開発に取り組んでいます。
  • 生物多様性とは単に多くの種が生息していれば良いということではなく、生態系の多様性、遺伝子の多様性を含んだ概念です。安定同位体比やDNA解析などの手法を用いてこれらの階層的な生物多様性と水利施設の環境性を評価する研究に取り組んでいます。
  • 魚類等の個体群の動態を予測する数理モデル等の開発に基づき、環境機能や水系生態系に配慮した維持管理・設計手法の開発に取り組んでいます。
  • 農村地域における小規模な魚道や転落した小動物を脱出させる施設の開発改良は大切ですが、これらのツールを導入することによって「個体群」が本当に持続するのかということこそが重要です。このため数理モデルを用いて施設の効果のシミュレーションや効果的な配置を提案するためのモデル開発に取り組んでいます。

<ポーラスコンクリートを用いた排水路>

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空隙が多いポーラスコンクリートは、植生域、底泥域、砂礫域が形成されるため、多様な動植物が生息可能である。

<カエル類の水路からの脱出対策の開発>

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コンクリート水路に転落したあと脱出できないカエルが多いため、水路への転落を防止する、もしくはコンクリート水路から脱出できる対策が必要である。そこで、既設のコンクリート水路に設置できる簡易な脱出工を試作し、その性能を評価した。対象生物によって、同じ工法でも脱出率が異なるため、設置予定地での生息種にあわせた対策が必要である。

<安定同位体比分析による生物の移動生態の解明>

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図 トウキョウダルマガエルの部位別炭素安定同位体比(δ13C)

動物の体を構成する炭素は時間の経過とともに入れ替わり、その速度が部位によって異なる。骨は筋肉より入れ替わる速度が遅いので、骨の炭素安定同位体比は以前利用していた餌資源の炭素安定同位体比の影響が残っている。個体番号5は骨の値が低いことから、別の場所で生育し、採捕された地点の個体群に参入したと思われる。また、個体番号6はすべての部位が他個体の値より高いので、個体群に参入して間もないと推定できる。このように、炭素安定同位体比を用いて個体群間の移動を解明できることを明らかにした。

<遺伝的分岐群(クレード)からみた日本のドジョウの集団分布の解明>

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我が国在来のドジョウは、水路の生態系を支える主要種です。しかし、環境省版第4次レッドリストには情報不足(DD)として新たに掲載されるなど、今後の生息量の動向に留意する必要があります。上図は、我が国のドジョウが3つの遺伝的グループから構成され、それぞれ特徴的な分布を示すことを、ミトコンドリアDNAの塩基配列により明らかにしました。このような情報は遺伝子多様性を保全するための新たな指標として、今後の水域環境の整備に活かすことが期待されます。


スタッフ

統括上席研究員 森 淳 Tel:029–838–7685 水田生態系が保全されるとはどういうことか?単に水路に魚が泳いでいればいいという訳ではなく、魚類を支える生物群集が健全でなければなりません。このために必要な「生態系の多様性」について、水路環境と生物の関係を表す物質フローの面から研究を進めています。現場での講演など、お引き受けします。
主任研究員 小出水規行 Tel:029–838–7686 魚類や両生類等の遺伝的多様性をはかることにより、農村の生物多様性を高めるための生態系保全型技術やそれを活かした工法開発に取り組んでいます。現場での生態系配慮に関わる素朴な疑問から実践的アイデアまで、ご遠慮なくご相談下さい。
主任研究員 渡部 恵司 Tel:029–838–7686 水田に生息するカエル類の保全技術の開発をテーマに研究を行っています。コンクリート水路に落ちたカエル類が脱出できないという問題点を解決するために、水路に転落しない、あるいは水路から脱出できる技術とその評価モデルの開発を進めています。

 

研究課題名

1) 生息環境の多様性評価をもとにした環境性の照査手法の開発(交付金) 2014~2016
2) 落差工等の不連続構造物と魚類個体群交流の実態解明(交付金) 2014~2016
3) 環境修復工による農業水路の物理環境・生息生物の応答解明(交付金) 2013~2015
4) 水から抽出したDNAを用いて水路に生息する魚類を検出する手法の開発(科研費) 2014~2016
5) 炭素・窒素安定同位体比とメタゲノムを用いた生態系・種多様性の定量的評価(科研費) 2013~2015
6) ニホンアカガエルの卵塊調査を基にした生息環境と水田整備の影響の多角的な評価手法(科研費) 2013~2015
7) 多雪地平野景観における代表種選定と生息条件に及ぼす農法の影響解明(委託プロ) 2013~2017
8) 寡雪地平野景観における代表種選定と生息条件に及ぼす農法の影響解明(委託プロ) 2013~2017
9) 暖温帯低山地景観北部における代表種の生息条件に及ぼす農業水利施設の影響解明(委託プロ) 2013~2017

 

研究成果

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研究論文

66) 森 淳・森岡伸介・小出水規行・BounsongVongvichith・渡部恵司:人為的撹乱を受けない水田環境における食物網と物質フロー,農村工学研究所技報,215,131–141,2014
65) 渡部恵司:コンクリート水路によるカエル類の移動障害と個体群保全に関する研究,農村工学研究所報告,53,887–891
64) 渡部恵司・森淳・小出水規行・竹村武士・西田一也:圃場整備事業前後のニホンアカガエルの卵塊数の比較,農業農村工学会論文集,289, 2014
63) 渡部恵司・森淳・小出水規行・竹村武士・西田一也:カエル類のコンクリート水路への転落と脱出工の現状と課題,農業農村工学会誌,81(11),887–891,2013
62) 小出水規行・水谷正一・渡部恵司・森淳・西田一也・竹村武士:Genetic diversity and population structure of the Hotoke loach, Lefua echigonia, a Japanese endangered loach,An Integrated View of the Molecular Recognition and Toxinology – From Analytical Procedures to Biomedical Applications, InTech, ISBN 980–953–307–586–5,349–374,2013
61) 小出水規行・森岡伸介・森淳・BounsongVongvichith・渡部恵司・西田一也・竹村武士:Investigation of population genetic diversity of common small fish in the Mekong River Basin, Vientiane, Lao PDR, for conserving native fishes,Abstract book of 26th International Congress for Conservation Biology,111–112, 2013
60) 小出水規行・森岡伸介・森 淳・Bounsong Vongvichith・Koichi Shibukawa・西田一也・渡部恵司・竹村武士: Characterization of twenty–four polymorphic microsatellite loci of Rasbora borapetensis, Conservation Genetics Resources,5,711–713, 2013
59) 小出水規行・森岡伸介・森 淳・Bounsong Vongvichith・Koichi Shibukawa・西田一也・渡部恵司・竹村武士: Development of nineteen novel polymorphic microsatellite loci of Clupeichthys aesarnensis, Conservation Genetics Resources,5,707–709,2013
58) 森 淳・森岡伸介・小出水規行・渡部恵司・西田一也:人為的撹乱を受けない環境における魚類の炭素・窒素安定同位体比特性—ラオス国農業水路系を例とする水域環境多様性の検討—,農村工学研究所技報,214,197–208,2013
57) 森 淳・渡部恵司・小出水規行・竹村武士・西田一也:カエル類の保全に向けた簗付き肋木式脱出工の開発,農業農村工学会誌,80(10),823–826,2012
56) 森 淳・渡部恵司・小出水規行・西田一也:流速の多様化がもたらす食物連鎖の生産者の多様性,農村工学研究所技報,212,157–166,2012
55) 小出水規行・西田一也・水谷正一:農業水路における魚類とその保全・管理に関する研究の現状と課題,応用生態工学,15(2),281–286,2012
54) 小出水規行・花村幸生・ Quinn, T.W.・西田一也・竹村武士・渡部恵司・森 淳・Man, A.:Thirty–two polymorphic microsatellite loci of the mysid crustacean Mesopodopsis tenuipes, Conservation Genetics Resources, 4, 55–58,2012
53) 小出水規行・Quinn, T.W.・神宮字 寛・西田一也・渡部恵司・竹村武士・森 淳:Development and characterization of 23 polymorphic microsatellite markers for Sympetrum frequens, Conservation Genetics Resources, 4, 67–70,2012
52) 小出水規行・森岡伸介・Quinn, T.W.・森 淳・Vongvichith, B.・西田一也・渡部恵司・竹村武士:Development and characterization of 29 polymorphic microsatellite loci for Esomus metallicus, Conservation Genetics Resources, 4, 1027–1030,2012
51) 小出水規行・森岡伸介・Quinn, T.W.・森 淳・Vongvichith, B.・西田一也・渡部恵司・竹村武士:Isolation and characterization of 40 polymorphic microsatellite markers from Parambassis siamensis, Conservation Genetics Resources, 4, 1031–1035,2012
50) 渡部恵司・森 淳・小出水規行・竹村武士:低コストな水位ロガーの試作—多地点における水域生態系調査への導入のために—,農業農村工学会論文集,279,71–72,2012
49) 渡部恵司・千賀裕太郎・森 淳・小出水規行・竹村武士:コンクリート水路を横断するニホンアカガエルを対象とした個体群動態予測のための数理モデル構築,農業農村工学会論文集,278,207–213,2012
48) 渡部恵司・千賀裕太郎・森 淳・小出水規行・竹村武士・西田一也:Population model of Rana japonica crossing agricultural concrete canals: evaluating population conservation by improving the migration routes of frogs, Paddy and Water Environment,10(3),223
47) 西田一也・小出水規行・竹村武士・渡部恵司・森 淳: 流域の連続性と分断がホトケドジョウLefua echigonia の遺伝的構造・多様性に与える影響分析—ミトコンドリアDNA D–loopの解析—,農村工学研究所技報,212,177–188,2012
46) Rikimaru, K.・Sasaki, O.・Koizumi., N.・Komatsu, M.・Suzuki, K.・Takahashi, H.: Mapping of quantitative trait loci affecting growth traits in a Japanese native chicken cross. Asian-Australasian Journal of Animal Sciences, 24, 1329–1334,2011
45) 小出水規行・森 淳・中茎元一・水谷正一・渡部恵司・竹村武士・西田一也・朴 明洙: 農村生態系保全に向けてのドジョウとカラドジョウの簡易な種判別式,農村工学研究所技報,212, 167–175,2012 
44) 小出水規行・花村幸生・Thomas W. Quinn・西田一也・竹村武士・渡部恵司・森 淳・Alias Man:Thirty two polymorphic microsaTellite loci of the mysid crustacean Mesopodopsis tenuipes,Conservation Genetics Resources,4(1),55–58,2012
43) 渡部恵司・竹村武士・森 淳・小出水規行・松森堅治・斎藤 岳:田んぼの生きもの調査データを用いた魚類の生息可能性評価,農業農村工学会誌,79(12),29–34,2011
42) 小出水規行・花村幸生・Thomas W. Quinn・西田一也・竹村武士・渡部恵司・森 淳・Alias Man:Thirty two polymorphic microsaTellite loci of the mysid crustacean Mesopodopsis tenuipes,Conservation Genetics Resources, accept
41) 小出水規行・Thomas W. Quinn・朴 明洙・Jennifer Fike・西田一也・竹村武士・渡部恵司・森 淳:Isolation and characterization of 21 polymorphic microsaTellite loci in the Japanese dace(Tribolodon hakonensis),Conservation Genetics Resources,3(3),565–567,2011
40) 渡部恵司・森 淳・小出水規行・竹村武士・朴 明洙:コンクリート水路に転落したカエル類の簡易な脱出工の試作と効果の検証,農業農村工学会論文集,273,65–71,2011
39) 西田一也・満尾世志人・皆川明子・角田裕志・西川弘美・大平 充・庄野洋平・千賀裕太郎:農業排水路の生態系配慮工法区間における魚類相と水路環境の推移,農業農村工学会論文集,272,1–9,2011
38) 森 淳・渡部恵司・竹村武士・小出水規行・朴 明洙:環境配慮手法の違いによる農業排水路の底生動物相,農村工学研究所技報,211,97–107,2011
37) 竹村武士・渡部恵司・水谷正一・小出水規行・森 淳・朴 明洙:水域のネットワーク化による魚類個体群の再生を予測するモデルの開発に向けた自然増加率パラメータの設定,農業農村工学会論文集,271,9–16,2011
36) 竹村武士・小出水規行・水谷正一・森 淳・渡部恵司:谷津田域の農業水路におけるタモロコ個体の移動のモデル化—水域のネットワーク化による魚類個体群の再生を予測するモデルの開発に向けて—,農業農村工学会論文集,269,55–62,2011
35) 小出水規行・渡部恵司・高振麗・水谷正一・竹村武士・森 淳:栃木県南東部におけるホトケドジョウのミトコンドリアDNAハプロタイプ,農業農村工学会論文集,265,61–62,2011
34) 渡部恵司・森 淳・小出水規行・竹村武士:Fundamental Experiments to Develop Eco-friendly Techniques for Conserving Frog Habitat in Paddy Areas: Escape Countermeasures for Frogs Falling into Agricultural Concrete Canals.JARQ,44(4),405–413,2010
33) 竹村武士・小出水規行・神宮字寛・森 淳・渡部恵司:イバラトミヨ保全池における営巣特性―水草刈りの実施に係る実験環境下での営巣場所―.農業農村工学会論文集,268,17–22,2010
32) 森 淳:農業農村整備事業における生物多様性保全対策と課題.農林水産技術研究ジャーナル,33(9),41–45,2010
31) 森 淳:生物多様性指標.農業農村工学会誌,78(7),50,2010
30) 渡部恵司・森 淳・小出水規行・竹村武士:ニホンアカガエルの孵化率に対する産卵場の乾燥の影響—圃場整備水田における産卵場保全手法開発のための基礎的実験—.農業農村工学会論文集,78,63–64,2010
29) 小出水規行・竹村武士・森 淳・奥島修二:谷津田域におけるドジョウ集団の遺伝構造の解明-マイクロサテライトDNAを利用した千葉県下田川流域の事例-.農業農村工学会論文集,261,21–29,2009
28) 森 淳・渡部恵司・小出水規行・竹村武士:トウキョウダルマガエルの器官別炭素安定同位体比.農業農村工学会論文集,261,93–94,2009
27) 小出水規行・渡部恵司・森 淳・竹村武士:Isolation and characterization of 19 polymorphic microsaTellite DNA markers in the Japanese brown frog (Rana japonica).Molecular Ecology Resources,9,248–250,2009
26) 小出水規行・竹村武士・渡部恵司・森 淳:ミトコンドリアDNAによるドジョウの遺伝特性—チトクロームb遺伝子の塩基配列による系統解析—.農業農村工学会論文集,259,7–16,2009
25) 竹村武士・渡部恵司・森 淳・小出水規行・水谷正一:水のうを主材料とする簡易魚道の可能性.農業農村工学会論文集,77,79–80,2009
24) 渡部恵司・森 淳・小出水規行・竹村武士:農業水路に転落したカエル類の脱出対策に関する基礎的実験.農業農村工学会論文集,263,15–21,2009
23) 花村幸生・小出水規行・澤本昭三・Ryon Siow・Phaik Ean Chee:Reassessment of the taxonomy of Mesopodopsis orientalis (Tattersall, 1908) (Crustacea, Mysida) and proposal of a new species for the genus with an appendix on M. zeylanica Nouvel, 1954.Journal of Natural History,42,2461–2500,2008
22) 小出水規行・竹村武士・奥島修二・森 淳・蛯原周:Evaluation of Habitat Potential for Field Gudgeon in Drainage Canals Using Habitat Suitability Indexes: a Case Study of Yatsu Paddy Fields, Chiba Prefecture, Japan.JARQ,42,57–62,2008
21) 花村幸生・小出水規行・森岡伸介・Mamy Andriantsoa・Theophile Rafalimanana:Occurrence of the non-indigenous freshwater prawn, Macrobrachium rosenbergii (De Man,1879) (Decapoda, Caridea, Palaemonidae) in Madagasca .Crustaceana,81,1143–1149,2008
20) 小出水規行・渡部恵司・高振麗・水谷正一・森 淳・竹村武士:マイクロサテライトDNAを用いた栃木県小貝川上流域のホトケドジョウ集団の予備遺伝解析.農業農村工学会論文集,256,55–61,2008
19) 竹村武士・神宮字寛・宮澤康人:秋田県駒場北地区にみる維持管理時の環境配慮.農業農村工学会誌,76,11–14,2008
18) 松澤真一・水谷正一・森 淳・後藤章:谷津内水路を中心とした環境に生息する生物群集の安定同位体比.農業農村工学会論文集,254,11–22,2008
17) 森 淳・水谷正一・高橋順二:水田生態系の特徴と変質-水田生態工学の視点から-.農業農村工学会論文集,254,127–137,2008
16) 渡部恵司:農業農村工学会への期待.農業農村工学会誌,76,30-33,2008
15) 渡部恵司・森 淳・竹村武士・小出水規行:水路内の植生による流速分布の多様化—植生及び流速がヨコエビ類の生息に与える影響—.農業農村工学会論文集,254,141–142,2008
14) 神宮字寛・竹村武士:イバラトミヨ保全池における営巣数の推定.自然環境復元研究,4,113–116,2008
13) 小出水規行・高橋秀彰・峰澤満・竹村武士・奥島修二・森 淳:Isolation and characterization of polymorphic microsaTellite DNA markers in the Japanese eight-barbel loach, Lefua echigonia.Molecular Ecology Notes,7,459-464,2007
12) 山本勝利・楠本良延・椎名政博・井手任・奥島修二:農村景観構造に基づく生物生息空間の評価-谷津環境のチョウ類生息空間を例に-.システム農学,23,1-10,2007
11) 小出水規行・高橋秀彰・峰澤満・竹村武士・奥島修二:Fourteen polymorphic microsaTellite loci in the fieldgudgeon, Gnathopogon elongatus elongatus.Molecular Ecology Notes,7,240-242,2007
10) 森 淳: Behavior of Stable Isotope Ratios of Attached Matter in a Drainage Canal.JARQ,41,133-138,2007
9) 奥島修二・田中雄一・小出水規行・竹村武士:農業水路の生息場評価に向けたタモロコの環境選好性の定式化.農村工学研究所技報,206,175-186,2007
8) 小出水規行・神宮字寛・高橋秀彰・樋口正人・高田啓介・峰澤満・竹村武士・森 淳:Isolation and characterization of polymorphic microsaTellite DNA markers in the Omono type of ninespine stickleback, genus Pungitius.Molecular Ecology Notes,7,1315-1318,2007
7) 森 淳・水谷正一・松澤真一:炭素安定同位体比を利用した谷津内クモ類の炭素起源の推定.農業土木学会論文集,251,565-571,2007
6) 森 淳:水田生態系の変質と保全のための研究・技術開発.水環境学会誌,30,556-560,2007
5) 佐藤健司・小野芳・三輪弌・奥島修二:ポーラスコンクリート水路における生物生息環境の特性.日本緑化工学会誌,32,26-31,2006
4) 小出水規行・竹村武士・奥島修二・森 淳・蛯原周:DNA 標識を利用した農業水路系における魚類個体群の交流実態の検討-千葉県谷津田域のドジョウ個体群を事例として-.河川技術論文集,12,365-370,2006
3) 森 淳・水谷正一・松澤真一:里山から谷津田水路に供給される陸起源有機物の炭素・窒素安定同位体比の変化.農業土木学会論文集,243,397-402,2006
2) 森 淳・水谷正一・中村真人:ヨモギの無機態窒素吸収に伴う同位体分別.農業土木学会論文集,242,107-114,2006
1) 竹村武士・小出水規行・奥島修二・森 淳:簡易漁具データによる生息場評価の可能性:既知生息場適性指数との比較.環境工学研究論文集,43,459-464,2006

 

成果情報

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15) 生態工学 森 淳・渡部恵司・小出水規行・竹村武士:簡易・安価で効果的な両生類脱出工法の開発 平成24年度農村工学研究所研究成果情報
14) 生態工学 小出水規行・森 淳・渡部恵司・竹村武士:農業水路への外来生物カラドジョウの侵入実態評価法 平成24年度農村工学研究所研究成果情報
13) 生態工学 渡部恵司・竹村武士・森 淳・小出水規行:田んぼの生きもの調査データを用いた魚類生息場の推定マップの作成手法 平成23年度農村工学研究所研究成果情報
12) 生態工学 小出水規行・森 淳・渡部恵司・竹村武士:農業水路等における要注意外来生物カラドジョウと在来ドジョウの簡易な判別式の開発 平成23年度農村工学研究所研究成果情報
11) 生態研 森 淳・小出水規行・竹村武士・渡部恵司:ユスリカ類の炭素安定同位体比を利用した農業水路の生物生息環境の把握 平成22年度農村工学研究所研究成果情報
10) 生態研 竹村武士・森 淳・小出水規行・渡部恵司:農業水路におけるタモロコの移動特性のモデル化 平成22年度農村工学研究所研究成果情報
9) 生態研 渡部恵司・森 淳・小出水規行・竹村武士:農業水路に設置するカエルの脱出対策の必要条件 平成21年度農村工学研究所研究成果情報
8) 生態研 森 淳・小出水規行・竹村武士・渡部恵司:実験倫理を考慮したカエルの炭素安定同位体比分析法 平成21年度農村工学研究所研究成果情報
7) 生態研 小出水規行・森 淳・竹村武士・渡部恵司:遺伝的クレード(分岐群)からみた日本のドジョウの集団分布図 平成21年度農村工学研究所研究成果情報
6) 生態研 竹村武士・奥島修二・森 淳・小出水規行・渡部恵司・神宮字寛(宮城大食産業学部):希少性の高いトゲウオ類生息地における水草刈りに伴う個体数減少緩和策 平成20年度農村工学研究所研究成果情報
5) 生態研 小出水規行・渡部恵司・竹村武士・森 淳・水谷正一(宇大農):希少種ホトケドジョウの遺伝的多様性指標、核DNA 配列の決定 平成20年度農村工学研究所研究成果情報
4) 生態研 奥島修二・小出水規行・竹村武士・横張 真(東京大学)・相賀啓尚(振興局):都市農村交流にむけた水田ビオトープの整備・維持管理活動の方策 平成18年度農村工学研究所研究成果情報
3) 生態研 奥島修二・小出水規行・竹村武士・長利 洋:室内実験によるタモロコの環境選好性の定式化 平成18年度農村工学研究所研究成果情報
2) 生態研 小出水規行:同一水系のドジョウを対象とする遺伝的な個体群構造の分析手法 平成18年度農村工学研究所研究成果情報
1) 生態研 小出水規行・奥島修二・竹村武士・森 淳:水田域のフィールドデータを用いた魚類生息場のポテンシャル推定手法 平成18年度農村工学研究所研究成果情報