農作業安全コラム

新しい視点から

H27年8月 皆川 啓子

 農業女子プロジェクトをご存じでしょうか?女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵を様々な企業のシーズと結びつけ、新たな商品やサービス、情報を社会に広く発信していくため、2013年11月から農林水産省に事務局を置いて始まったプロジェクトです。

 最近、このプロジェクトに参画している農業機械メーカーから女性目線で考えられ、女性が使いやすいトラクターが新商品としてお披露目されました。今までもユニバーサルデザインを取り入れたモデル等がありましたが、女性農業者に絞っての開発はこのプロジェクトがあったからこそといえるのではないかと思います。プロジェクト参加者の女性からは「操作レバーもわかりやすく、機械に弱い女性でも操作しやすい」とのコメントがあったようです(2015.6.10日本農業新聞より)。

 まだ写真でしかこのトラクターを見ていませんが、外装が白であること、ボンネットに花柄が入っていることなど、今までのトラクターでは見たことの無いデザインが新鮮でした。トラクターはメーカーによって既にこの色!と決まっているのが当たり前という認識でしたので、車のように外装の色やデザインを選べる日が来るのかもしれないと感じました。今回発表されたものは15.8馬力と小さなトラクターでしたが、個々の農業経営規模が大きくなってきていることもあり、今後さらに大きな馬力帯へのニーズが出てくる可能性もあるかと考えられます。また今回は2柱式安全フレームにキャノピー(日よけ)をつけたものでしたが、今後安全キャブのものが開発されたら風防にはUVカット付のものが標準装備となることを期待したいところです。

 

キーワード:安全装置・対策/乗用トラクター
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