農作業安全コラム

(続報)巻き込まれ事故の防止に取り組んでいます

H28年10月 岡田 俊輔

 平成24年の3月の本コラムで「巻き込まれ事故の防止に取り組んでいます」と掲載して以来早4年半が過ぎました。その後、巻き込まれ防止技術がひとまず完成したのでご報告します。

 前回でも述べている通り、コンバインの手こぎ作業での巻き込まれを防止しようとした場合、ともに同じ生き物である、稲わら等の作物と作業者を判別する必要があり、既存の技術を適用することが困難です。そこで、最終的には、ひも状の柔らかい磁石を貼り付けた手袋を、コンバインに設置した磁気センサで検出することとしました。

 技術開発にあたって、磁気センサはコンバインの部品の動きや振動等の影響を受けやすいという点に苦心しましたが、これらの影響を受けにくいようにセンサの配置を工夫することで問題を解決しました。また、停止動作の制御方法を改良することで、なるべく従来どおりに手こぎ作業ができるように配慮しています。なお、本技術の概要は、革新工学センターニュースNo.1 外部リンクでご覧いただけます。

今後は、本技術の応用可能性等について検討していきたいと考えているところですので、本技術にご興味をお持ちの方は、anzen-info(アットマーク)ml.affrc.go.jpまでご連絡いただければ幸いです。

未然防止

 ※画像をクリックすると動画がご覧いただけます。

 

キーワード:事故/安全装置・対策/研究/コンバイン(自脱型/普通型)/その他の機械/収穫・調製
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