農作業安全コラム

ヒヤリハット報告のおすすめ

H30年10月 松本 将大

 多くの方が「ヒヤリハット」を聞いた、または体験したことがあるかと思います。ヒヤリハットとは事故には至らずとも、もう少しで事故に遭遇する、あるいは怪我をするところであった状況のことを言います。
 さて、皆さんは実際にヒヤリハットを体験された際に、ご自身の周囲の人に情報共有を行っていますでしょうか。

 先日、私の職場では「一人一ヒヤリハット報告運動」が実施され、職場全体で、ヒヤリハット体験(もしくはヒヤリハットになり得る状況)の洗い出しが行われました。この報告内容を見てみると、農作業や農業機械についての報告ももちろんありましたが、建物内の廊下や階段など、一見すると農作業とは関係ないようなものについても、存外多くのヒヤリハット報告がされていました。
 ここで大事なことは、私が「存外多く」感じたことだと思います。自分にとっては何でもないと感じていても、危険な体験をした、危険だと思う人がいる場所・事象を知ることができたことは、この報告活動の成果と言えるのではないでしょうか。実際に、ヒヤリハット報告のあった場所に行って観察してみると、以前は何も感じなかった場所でも、「なるほど、これは確かに危ないな。」と、注意するようになった場合もありました。

 危険だと感じることには個人差があり、実際に危険な目にあったときには、報告し難いといったことがあるかと思いますが、作業環境を改善し、周囲やご自身の安全を確保するためにも、些細な危険でも報告と情報の共有を心がけるようにお願いいたします。

 

キーワード:事故/安全装置・対策
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