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  • 農業機械メーカー等から「農機具による事故等に関する情報提供の要請について」(平成19年12月3日付け19生産第5368号農林水産省生産局長通知)に基づき、農林水産省に対して提供のあった事故情報をとりまとめたものです。
  • 「推測される事故原因」については、報告書の記述及びこれまでの事故に関する知見等から、当センターで推測 したものであり、詳細な事故原因調査等に基づくものではないことにご留意ください。また、「事故防止のポイント等」には当該事故を防止するための注意ポイ ントや関連情報を示してあります。
  • 負傷等の程度で、重傷は全治30日以上の負傷、軽傷は全治30日未満の負傷を、それぞれ意味します。
 

全 284 件

 1 から 284件目までを表示
発生
年月
被害者の年齢・性別 負傷等の程度 機械の種類 機械の状態等 事故の種類 事故の状況 推測される事故原因 事故防止のポイント等
284 2017 4 不明 軽傷(鎖骨骨折) 乗用型トラクター 平成17年製
キャビンつき
ロータリー装着
転倒 農道を走行中に脇見をし、進行方向右側の法面に横転した。 走行運転中の運転操作ミス(脇見)。 運転中は脇見をせず、運転操作に集中する。シートベルトを着用していたかは不明だが、キャビンが装備されていたため機械の下敷きにはならなかった。
283 2017 4 不明 重症(腕の骨折) 乗用型トラクター 平成26年製
キャビンつき
ロータリー装着
転倒 後進でほ場から農道へあがるときに、ハンドル操作を誤り農道の脇の川に転落した。 転倒事故は、運転操作のミスであるが、事故時には5〜6歳の孫がキャビン内に同乗していた。本トラクタには補助座席がないことから、子供は運転者のひざ上に居たと考えられ、運転操作ミスの原因になった可能性が高い。 トラクターは一人乗りであり、運転者以外を乗せてはならない。特に子供については乗せてはならない。
282 2017 3 42才 不明(首の捻挫) 乗用型トラクター 平成28年製
キャビンつき
ロータリー装着
調査中 ロータリーを最上昇位置に持ち上げ、道路走行中(10km/h程度)に大きな音と衝撃があり、トラクターがエンストし、急ブレーキをかけた際に頚部を捻挫した。 走行中のトラクターがエンストするほどの衝撃であったことから、@後部三点ヒッチが何らかの原因で走行中にはずれ、ロータリーが脱落した、もしくはA油圧系統にトラブルが起こり、上昇位置にあったロータリーが下降し路面に接触した、もしくはBロータリーが道路走行中に障害物に接触したと考えられる。 事故の詳細が不明であるが、原因が@の場合、三点リンクのロックを確認すること。Aの場合、油圧オイルの汚れ(スラッジ)が生じ、バルブが閉じなくなって油圧リフトが下降したと考えられることから、オイルの汚れを日常的に確認すること。Bの場合、ロータリーを装備したまま道路を走行することは道交法違反であるが、トラクターの車幅よりロータリーの全幅は大きいことに注意すること。
281 2017 3 80才 死亡 歩行型トラクター 昭和58〜61年製
ロータリー装着(推定)
挟まれ ビニールハウス内で1人で耕うん作業を行っていた。歩行型トラクターのハンドル部とビニールハウスの支柱に挟まれた状態で発見された。 エンジン回転が高速のまま後進に切り替えた、後進前に足元及び後方の確認が不十分だったことが考えられる。 後進時には後方をよく確認する。機関回転速度を下げることが必要。デッドマン式クラッチ、エンジン緊急停止ボタン、挟圧防止装置が備えられた機械であれば、挟まれる可能性が低く、より安全性が高まる。
280 2017 5 68才 死亡 スピードスプレヤー 平成19年製
キャビンなし
タンク内に薬液あり
挟まれ 午前7時ごろ、傾斜のないりんご畑において、5.5m間隔に植えられたりんごの木の横に伸びた太い幹と幹を支える支柱等を避けながら薬剤散布作業を行っていた。座席に乗車したままりんごの木と機体との間に胸部から頸部を挟まれた状況で発見された。 後方の何かに気を取られたため車両進行方向にあった太い幹に気付くのが遅くなり、座席に座ったまま挟まってしまったものと推測される。 主変速が後進状態で発見されたことから、枝と機体に挟まれた直後、慌てて運転操作によって脱出を試みたが、間に合わなかったものと推察される。よって、挟まれが生じる危険性を減らすことが重要であり、作業経路上に伸びた枝の剪定や支柱の除去等が必要である。予め作業経路の想定と整備を行い、経路上から低い枝等の障害物を除去することや目印をつけておくことが事故防止のポイントである。
279 2017 5 78才 負傷なし 乗用型トラクター 不明
安全フレームあり
ロータリー装着
その他(火災) トラクタハンドル付近から出火し焼損。倉庫及び軽自動車も焼損した。 新しいバッテリーに被災者自ら交換しようとした時に、マイナス端子接続後にプラス端子を接続しようとしたため、セルモータ付近からスパーク発生。付近にあった燃料タンク内の軽油等に燃え移り被害が拡大した。 バッテリーの装着方法については、バッテリーの取扱説明書のみならず、トラクター等乗用農機の取扱説明書にも記載があることから、ほかの安全上の注意事項についてもいつでも確認できるよう、乗用農機等に常備しておくように心がける。
278 2017 3 40才 重傷 歩行型トラクター 平成27年製 転倒(機械は無人走行) ビニールハウス内で耕うん作業中、旋回時に一旦バックした際、後方にあるビニール(に気付かず)が足に巻き付いて転倒し、作業機の爪が突き刺さった。 後方確認が不十分であったことが主な原因と考えられる。また、ビニールが放置されていたことも原因のひとつと考えられる。 後進時には後方をよく確認する。機関回転速度を下げる。今回の機械には、手を離すと動力が切れるデッドマン式クラッチが備えられていなかった(狭圧防止装置は装備)。デッドマン式クラッチを備えたものであれば、巻き込まれる可能性が低く、より安全性が高まる。人が動く場所に資材など障害物となるものがないようにしておくことも肝要。
277 2017 4 56才 死亡 スピードスプレヤー 平成28年製
キャビンなし
挟まれ 午前9時頃、リンゴ園で薬剤散布作業中、運転席に座った状態でリンゴの木の横に伸びた太い幹との間に胸部から頸部を挟まれた状態で発見された。死亡。 太い幹や支柱等を避けながら作業していたが、事故発生時は進行方向を見ていなかった、気付くのが遅れた等が考えられる。詳細は不明。 枝と接触した時点で機械を止めようとしても判断そのものが難しいため、作業中は進行方向、枝ぶり等障害物の状況に注意が必要である。予め作業経路を想定し、低い枝や幹・支柱等の障害物には目印をつけることも事故防止のポイントである。
276 2017 5 67才 死亡 スピードスプレヤー 製造年不明
キャビンなし
ひかれ 朝7時半頃、給水後、リンゴ畑に入る際、圃場脇の水路(幅40cm)を跨ごうとして振り落とされ、機械に轢かれて死亡したと思われる。 水路を無理に跨ごうとした可能性あり。薬液タンクの蓋が外れており、乗車して移動中に蓋を閉めようとした可能性も考えられる。 圃場への進入路から入っていれば、防ぐことができたと思われる。進入路も日頃から整備しておくことが望ましい。事故発生時、ハンドルから手を放し、予期せぬ箇所から水路を横断した可能性もあるが、走行中は運転操作に集中することが必要である。機械の点検等を行う場合は、平坦で安全な場所に停止した後に駐車ブレーキをかけ、エンジンも停止することを心掛けたい。
275 2017 4 80才 軽傷 スピードスプレヤー 平成17年製
キャビンなし
転倒(機械は無人走行) エンジンをかけたまま機械を洗車し、不用意に主変速レバーに接触してギヤが入った。作業者は、転倒して負傷し、機械は無人で走行、川へ転落した。 機械の運転ができない状態(洗車中)で、機械が動きだしたことによる。作業者は乗車していなかったと思われる。 点検や整備時は、エンジンを停止し、駐車ブレーキをかけることが必要である。傾斜地では、点検や整備をしないことも心掛けたい。エンジン稼働中は、運転席から離れないことが必要である。
274 2017 4 56才 死亡 乗用型トラクター 不明 機械の転倒・転落 畑から約4m下方の集水マス(約1.5m四方)に転落したトラクタの下敷きになっている状態の被害者が、午後5時頃発見された。被害者はマスの中で水に浸かっている状態であり、救急隊員が死亡を確認した。 畑を走行中に運転操作ミス等で畑下の集水マスに転落したと思われ、原因としては畑の端に寄り過ぎた状態での速度超過、タイヤのスリップ等推察されるが詳細は不明。 斜面付近を走行する時は、路肩に寄り過ぎない、速度超過しないよう注意する必要がある。また、安全フレームが装着されている場合は、シートベルトを着用することで投げ出される危険が減り、安全性が向上する。
273 2017 4 80才 死亡 ロータリー 平成21年製 機械の刃部の事故 午後2時半ごろ、畑地のロータリー耕うん作業時の事故。エンジン始動状態、ロータリー駆動状態で、ロータリーの刃に絡んだマルチシートを取ろうと作業機に手を入れたところ、巻き込まれて死亡したものと見られる。 耕うん作業時、ロータリーの刃、軸に巻き付いたマルチシート等によってロータリーの回転が停止か、遅くなっていた。そこで被害者は、エンジンを始動した状態、かつPTOを駆動した状態のまま、ロータリーを上げてトラクタを降車した。ロータリーのリヤカバーを上げて、手で巻き付いたマルチシート等を取り除とうとしたところ、瞬時にロータリーが回って、身体が巻き込まれた。 作業時にトラクタを降車する場合は、必ずエンジンを停止すること。作業機に直接触れる場合は、必ずPTOを停止、油圧をロック、エンジンの停止を確認すること。
272 2016 11 35才 軽症 スピードスプレヤー 平成20年製 機械の転倒 午後2時頃、みかん園内の下り坂を走行中、左カーブの位置でハンドル操作を誤り、斜面に乗り上げて横転した。運転者は投げ出されて打撲を負った。 進行方向の確認が不十分だったことなどによるハンドル操作のミスの他、速度を十分落としていなかったことや片ブレーキ等の操作ミスの可能性も考えられる。 基本操作としては、走行中はよそ見をせず、進行方向や路面等の状況を十分確認しながら走行する。カーブでは十分速度を落とすことが必要である。また、走行路については、道路幅や斜度を走行しやすいように整備し、草刈りや障害物の除去等を行って路端を認識しやすくしておくことが望ましい。移動走行中は、左右のブレーキペダルを連結することが必要である。
271 2016 10 不明 軽傷 自脱型コンバイン 平成27年製 部品のバリに接触 分草かんレバーを操作時、レバーのバリ部分で左手人差し指に裂傷を負った。 分草かんレバーのバリ取りが不十分であったことが考えられる。 メーカーによるバリ取りの徹底が求められる。また、手こぎ作業のように、手袋の着用が事故要因となる場合を除いて、極力手袋を着用した方がよい。
270 2016 9 70才 重症 汎用型微細断飼料収穫機 平成28年製 機械の刃部の事故 午後2時頃、水田で作業中、刃部に詰まったワラを取り除こうと機械を停止させた。惰性で回転中の刃部に手を入れ、中指を切断した。 機械を停止させたが、刃部は惰性で回転していた。その状態で刃部に手を出したことが原因と考えられる。 詰まったワラ等を取り除くときは、部位に係らず、必ずエンジンを停止し、駐車ブレーキをかけてから運転席を離れる。また、可動部が停止したことを確認する。エンジン駆動中や可動部が停止していない状態では、手を絶対に入れない。
269 2016 9 63才 重症 自脱型コンバイン 平成26年製  キャビンあり 機械からの転倒・転落 トレーラーに積載したコンバインを降車させるため、コンバインのキャビンのドアを開けて乗り込もうとした。その際に、ポケットから落下した手袋に気を取られ、コンバインを掴んでいた手が滑り、そのまま後方へ落下し、片脚骨折、頚椎損傷の怪我を負った。 積載していたコンバインが大型機であったことから、トレーラーに十分な足場がなかったこと、手袋に気を取られたこと、などが考えられる。 機械の積込み積下ろしには危険を伴うため、最善の注意を払って作業を行う必要がある。また、大型機になると、トラックやトレーラーの荷台上の足場が十分に確保できないこともあり、そのような場合は安全に機械へ乗降できるような対策を施すことも重要である。
268 2016 10 81才 死亡 トラクター 昭和63年〜平成4年製。安全鑑定適合機、作業機の有無は不明。 機械からの転倒・転落 リンゴ畑で操作中のトラクターが横転し、その下敷きになった。 横転した原因は不明であるが、事故発生は夕方で、リンゴの木の下であるため、暗く見通しの悪い状態だった。また、リンゴ畑でのトラクターの操作であるため、安全フレームを外した状態か、倒した状態であった可能性がある。 作業時は安全フレームを装着、立てて、シートベルトを装着することで、トラクターの転倒時に下敷きになることを防ぐことができる。また、薄暗い状況では前照灯を点灯し、速度を落とし、運転には十分注意する必要がある。
267 2016 9 不明 軽傷 自脱型コンバイン 平成26年製    キャビン・サンバイザなし 機械の転倒・転落 午後7時頃、水田において、排出のためコンバインをバックさせていたところ、操作を誤り畦にのりあげ、そのまま機体ごと畦側方の溝に転落し打撲した(部位不明)。 事故時は日没後であった可能性が高いことから、見通しの悪さから畦畔に気づかなかった可能性が考えられるが、詳細は不明。 コンバインによる収穫作業はなるべく明るい内に行うことが重要であり、夜間に実施する際には作業灯を忘れずに点灯させる必要がある。また、自脱コンバインは後方の見通しが非常に悪いため、夜間は特に後進を控えるような運転を心がけることが必要と考えられる。
266 2016 9 82才 死亡 乗用型トラクター 平成4〜8年製    型式検査合格機 安全鑑定合格機 作業機の有無は不明。 機械の転落・ひかれ 道路走行中にトラクターと共に道路脇の休耕地に転落し、轢かれた。運転時に安全フレームは倒した状態だった。 安全フレームは車庫格納時に倒す必要があり、事故発生時も倒した状態だった。なお、道路脇に転落した原因は操作ミスであるが、事故発生は日没後であった。 農作業時、道路走行時には、安全フレームを起こし、シートベルトを締めなければならない。また、乗用トラクターの夜間の道路走行は十分に注意する必要がある。低速車マークを取り付けていたかは不明であるが、安全フレームを倒していた状態のため、背面からは低速車マークを遮って見えにくい状態だった可能性がある。
265 2016 9 36才 軽傷 自脱型コンバイン 平成27年製 火傷 立った状態で刈取り作業をしていたところ、左ふくらはぎがエンジンカバーに長時間接触し低温火傷を負った。 座った状態で作業をしていればエンジンカバーに長時間触れた可能性は低かったと考えられる。また、低温火傷を負う温度は45〜50℃とされており、触れても熱く感じにくい温度であったため油断があったと考えられる。 転落事故防止にも繋がるが、自脱コンバインの作業の際には、座席に座って作業を行うことが重要である。エンジンカバーには火傷注意の安全標識が貼付してあることが多い。危険性を自身で判断せずに、安全標識に注意を払い作業を行う。
264 2016 9 73才 死亡 乗用型トラクター 昭和51〜54年製   作業機の有無は不明。 ひかれ 道路から畑に向かって下り斜面にトラクターを駐車した。作業者が畑で作業を行っていたところ、トラクターが動きだし轢かれたと見られる。 ブレーキは片ブレーキの状態だった。駐車した時から片ブレーキだったのか、駐車後に連結レバーが外れたのかは不明。下り斜面に駐車したため、トラクターが動きだし、轢かれたと考えられる。なお、作業者は動きだしたトラクターに気付かずに轢かれたのか、あるいは動き出したことに気付いて止めようとして轢かれたのか不明。 作業時以外では、ブレーキは左右連結する。特に道路走行時、駐車時は必ず連結しなければならない。また、できるだけ平地に駐車し、やむを得ず斜面に駐車する場合は、ブレーキを左右連結してしっかりとかけ、車輪に歯止めをするなどの動き出さないための対策が必要である。また、日頃のメンテナンスとして、駐車ブレーキの左右連結レバーがしっかり掛かることを確認する必要がある。
263 2016 8 75才 死亡 スピードスプレヤー 平成8年製 機械の転落 薬剤散布中、農道から機械が転落し、運転者は倒れていた。 進行方向を見ていなかった、雑草の繁茂等路肩が見え難かった、片ブレーキの誤使用による脱輪等操作ミスをした等が考えられる。 走行中の操作については、左右のブレーキペダルを連結する、余所見をせず慎重に運転することなどが考えられる。他に雑草も含めて事前に走行経路上の障害物は取り除くこと等も事故防止のポイントである。
262 2016 7 68才 死亡 スピードスプレヤー 平成20年製 ひかれ 坂道の途中、エンジンが稼働し、駐車ブレーキがかけられた機体に轢かれて窒息死していた。 運転者は、駐車ブレーキをかけ、機械から降りて下り側に回り込んだところ、機械が動き出したと考えられる。 坂道で動き出した車両を止めることは難しい。先ず、坂道では駐車しないことを心掛けたい。止むを得ず駐車する場合は、エンジンを停止し、車輪に歯止めをするなど別に対策する。点検等は、平地で駐車ブレーキをかけてから行う。
261 2016 8 70代 死亡 乗用型トラクター 製造年平成4〜9年頃。安全フレームあり、作業機装着の有無は不明。 機械の転落・転倒 畑から農道あるいは農道から畑への傾斜路移動の際に脱輪して隣接する空き地に転落。投げ出された運転者が車体の下敷きになったと見られる。 傾斜路へ農道から入る際あるいは傾斜路から農道へ出る際のトラクタの内輪差による後輪の脱輪、傾斜路での片ブレーキ使用による脱輪、傾斜路端が雑草の繁茂等で見づらかった、傾斜路幅が狭かったことなどによる脱輪が転倒・転落の原因と思われる。 トラクター安全装備に関しては、ほ場外では左右ブレーキペダルを連結すること。機械の基本的な操作については、内輪差を考慮したハンドル操作、環境の整備に関しては傾斜路の幅や傾斜度を適度のものにすること、草刈りを適切に行って傾斜路端を認識しやすくしておくこと。安全フレームの装備されたトラクターでは、安全フレームを立てて有効化した上でシートベルトを着用すること。
260 2016 8 59才 重症 いも類収穫機 平成24年製 巻き込まれ サツマイモの収穫作業中、エンジンをかけたまま絡んだイモを取ろうとして、藷梗引き抜きローラーとコンベアの間に右手から右肩までを巻き込まれた。 収穫作業を中断したくないために、エンジンはおろか、コンベアを可動させた状態で、イモの除去を行おうとしたことが原因と考えられる。 詰まりの除去作業時にはこれまでも多くの事故が発生しており、原因の多くは今回同様に作業性を重視した結果、可動部を停止させずに詰まりの除去を行ったことによる。面倒であっても、エンジンを停止して、詰まりの除去作業を行うこと、また詰まりが発生している部位にカッターなどがある場合には、エンジンを停止させた上で、手袋等の着用が必要と考えられる。
259 2016 7 54才 死亡 乗用型トラクター 平成20年製 機械の転倒・転落 トラクタで畑の雑草処理の為ロータリーで作業中に、約2mの高さから転落、トラクタの下敷きになった。 原因としては畦畔の誤認識、左右ブレーキペダルの連結解除による急旋回、疲れ等による操作ミス等が考えられる。 雑草が繁茂している場合は畦畔位置に注意し、慎重に作業する。また、安全フレームが装着されている場合は、シートベルトを着用することで更に安全性は向上する。
258 2016 7 59才 死亡 スピードスプレヤー 平成21年製 ひかれ 午前6時頃、畑において稼働中の機械の下敷きになった状態で発見された。死亡。 見通しの良し悪しや投げ出されたのか、自ら降りたのかといった情報がなく、原因は不明だが、何らかのトラブルが発生して下車し、エンジンONでブレーキはかけられておらず(効かず)、機械が動き出してひかれたのでは、と考えられる。 乗車時の事故対策としては、進行方向の障害物の状況を把握しながら慎重に運転すること等がポイントである。下車時の事故対策としては、座席を離れるときは、レバー類を中立にし、駐車ブレーキをかけ、エンジンを切るなどが考えられる。
257 2016 6 58才 死亡 乗用型トラクター 昭和53〜58年製 キャブフレームなし 機械の転倒・転落 午後3時半頃、堤防の法面で草刈り機を装着したトラクタに乗り、他の住民と除草作業をしていたところ、運転操作を誤りトラクタとともに約2メートル下の土手に転落した。 雑草の繁茂等による路肩部分の誤認識と路肩への寄り過ぎ、左右ブレーキペダルの連結解除(実際どうだったかは不明)による急旋回、疲れ等による操作ミス等が考えられる。 安全キャブ・フレーム装着トラクタを使用し、シートベルトも着用する。雑草が繁茂しているような路肩付近では近づき過ぎないようにかつ慎重に運転する。ほ場外では左右ブレーキペダルの連結を確実に行って、片ブレーキによる急旋回を避ける。
256 2016 7 80才 死亡 スピードスプレヤー 平成21年製 挟まれ 午前10時半頃、機械と自宅倉庫のシャッターに挟まれた状態で発見された。病院へ搬送後に死亡。 乗車/下車、エンジン稼働/停止、車両が身体と干渉した箇所等の情報がなく、原因は不明だが、おそらく下車時の操作(ブレーキかけやエンジン切り等)が十分に行われていなかったためと考えられる。 乗車時の事故対策としては、進行方向の障害物の状況を把握しながら慎重に運転すること等がポイントである。下車時の事故対策としては、座席を離れるときは、レバー類を中立にし、駐車ブレーキをかけ、エンジンを切るなどが考えられる。
255 2016 6 64才 死亡 ロータリモーア 平成27年製 挟まれ 午前5時30分頃、機械と桃の木の枝に挟まれて死亡。 草刈作業中であれば、視線は下方にある可能性が高く、進行方向を見ていなかった、枝に気付かなかった等が考えられる。また、購入1年目くらいの機械であり、操作ミスをした等も考えられる。 枝と接触した時点で機械を止めようとしても難しい。従って、作業中は進行方向、枝ぶり等障害物の状況に注意が必要である。果樹園や畑の内外等現場が不明だが、果樹園内の事故であれば、予め作業経路を想定し、低い枝等の障害物には目印をつけておくことも事故防止のポイントである。
254 2016 6 不明 軽傷(打撲) 自脱型コンバイン 平成24年製 キャビンなし 機械の転倒・転落 水田において、コンバインを段差のある場所へバックさせたことで横倒れになり、足がコンバインの下敷きになった。 後方確認が不十分であったことが主な原因と考えられる。 アゼ際など、段差のある場所での後進は十分に速度を抑えた上で、後方に十分注意する必要がある。また、後方確認用のカメラが搭載されている機種の選択も非常に有効と考えられる。
253 2016 5 3才 軽傷(擦過傷) 田植機 平成21年製 乗用型8条植 巻き込まれ 田植え作業中、運転者の隣にいた同乗者が、回転部(不明)に触り、指を挟まれた。 直接の原因は、負傷者が回転部に手を出したことだが、その原因が発生する元は幼児の同乗であることを指摘せざるを得ない。 運転者以外の者を乗せられる構造になっていない機械には、同乗させてはてはいけない。特に子供の場合、運転者が予測できない行動をとることもあるため、稼働中の機械に近づけないこと、傍ではエンジンを始動しないことも必要である。
252 2016 5 74才 重傷(骨折) 自脱型コンバイン 平成24年製 サンバイザあり 機械の転倒・転落 麦刈取り作業中、バックで移動中に3メートルぐらいのアゼから転落しコンバインが1回転して落ちた。ユーザー自身操作ミスを自覚している。 後方確認が不十分で、後進時の速度超過にユーザーの操作ミスが加わったことが原因と考えられる。 狭いほ場や高いアゼを持つほ場では、後進時の速度を抑え、後方に十分注意する必要がある。また、後方確認用のカメラが搭載されている機種の選択も非常に有効と考えられる。
251 2016 4 76才 死亡 乗用型トラクター 平成14年製 安全フレームあり 代掻き機装着 機械の転倒・転落 代掻き作業終了後、圃場から出たところで被災者の妻から運転を交代し、発進後右折した直後、右側の斜面に転落しトラクタと左後輪とロータリのあたりで下敷きになった。 作業直後であるため、前輪倍速機能が働き急旋回をしてしまった可能性が考えられるが詳細は不明。 農道走行時は、前輪倍速機能を切ること、またシートベルトの着用も必須である。更に狭い農道での旋回時は車速を落とし新著に旋回することも必要である。
250 2016 4 72才 死亡 乗用型トラクター 昭和59年頃製 安全フレームなし ロータリー装着 ひかれ 自宅付近の田んぼで被害者が倒れた状態で発見。近くにはトラクタがあり、主変速は中立、エンジン・PTOは回転、ロータリは下降している状態であった。トラクタにひかれたと考えられる。 被災者の近くに主変速が中立のトラクターがあったとの状況のみからは、どうして事故が起きたかは不明である。 座席を離れる時は、各種レバー類を中立にし、作業機を地面に下ろし、駐車ブレーキをかけ、エンジンを切るようにする。
249 2016 4 88才 重傷 乗用型トラクター 平成27年製 安全フレームあり ロータリー装着 巻き込まれ 自宅横倉庫内で、回転するロータリーにより右足膝下から足先を裂傷。 事故の状況(経緯)を被災者に確認したが、記憶が曖昧で、どうして事故が起きたかは不明である。 ロータリーなど回転中は、回転部には近寄らない。各種レバー類を中立に、作業機を地面に下ろし、駐車ブレーキをかけ、エンジンを切るなど必要な措置を講じてから座席を離れるようにする。
248 2016 1 83才 死亡 乗用型トラクター 平成18年製 機械の転倒・転落 事故の前日に軽トラックを畑に落としてしまった為、事故当日、トラクターを使って引き上げようと考え、一人で現場へ向かった。ロープで軽トラックとトラクターを繋いで引き上げ作業をしていたところ、ロープが切れてしまい、4.5m下の川へトラクターに乗ったまま転落した。転落したトラクターはボンネットから安全フレームにかけて全損状態であり、運転者は頚椎骨折により死亡した。 ロープがけん引負荷に耐えられる強度を保有していなかった。けん引作業を行うのに充分な場所の余裕がなかった。単独作業だった。 けん引作業には、充分な強度のベルトスリングやワイヤーロープ等を利用する。安全フレームは装着していたが、この場合全損事故なので、キャビンであればまだ助かる可能性はあったかと思われる。崖の「きわ」や段差、高低差のある場所付近での作業には充分注意し、考えられる危険を想定しておく。過度の危険が想定されれば、作業内容は専門業者に任せるか、他の作業者を呼んで行うようにしたい。
247 2015 10 不明 骨折 掘取機 不明 巻き込まれ 畑において作業中、蔓を取り除くため、女性補助者がカバーの横から手を入れて巻き込まれた。 機械を稼働させたまま、可動部に手を入れたことが原因と考えられる。 コンベア等の可動部に詰まった物を除去する場合は、先ずエンジンを止め、可動部が停止したことを確認してから行う。調整等を行う場合も同様である。また、補助者は、稼働中の機械に不用意に接触しないことが必要である。運転者から、稼働中は機械に近寄らないよう注意し、必要であれば直ちに機械を停止することも心掛けたい。
246 2015 11 77才 重傷(骨折) スピードスプレヤー 平成26年製 機械の転倒・転落 午前11時頃、みかん園内を走行中、2m下に転落した。 速度の出し過ぎ、目測の誤り等による操作ミス等が考えられる。 主変速が高速に入っていたとあるが、園内等ではスピードを出し過ぎない、脇見運転をしない、特に圃場際は低速で慎重に運転することが必要である。また、事故発生時の時刻から散布作業後とも考えられるが、予め余裕のある作業計画を立てることなども考えたい。
245 2015 9 77才 重傷(骨折) いも類収穫機 平成23年製 巻き込まれ 午前、収穫作業中、コンベアにいものつるが引っ掛り、取り除こうと手を出して巻き込まれた。 エンジンを稼働させたままコンベヤに手を出したことが原因と考えられる。 可動部に詰まった物を除去する、動くように調整するような場合は、必ずエンジンを止めて可動部が動かないようにする。 運転者であれば、機械から離れる場合は必ずエンジンを切ってから離れる。また、機械作業では、巻き込まれ防止のため、着衣の袖や裾がダブつかないようにする、手袋をするならピッタリしたものをつける、等に留意することも必要である。
244 2015 9 64才 死亡 乗用管理機 平成27年製 機械の転落・転倒 午後3時頃、大豆畑で管理作業中、農道を乗り越えようとして転倒し、機械の下敷きとなった。死亡。 作業内容が不明だが、薬液タンクに薬液が残り、機械の重心が高い状態で畦を乗り越えようとしたこと。機体に対して畦の段差が高かったために転倒したこと等が推測される。 機械によっては、タンク内に薬液を残すと重心が高くなり、空荷よりも転倒しやすくなる場合がある。段差を乗り越える場合は、長さ等適正なアユミ板を使用し、前後進の方向、走行速度等にも気をつけたい。遠回りでも、傾斜の緩やかな出入り口まで移動するくらいのゆとりが欲しい。予め、圃場の出入り口を整備しておくことが必要である。
243 2015 8 72才 軽傷(骨折) いも類収穫機 平成19年製 挟まれ 午後6時半頃、機械を清掃中にフレコンのフレームに挟まれて骨折した。 事故発生時のエンジンの稼働状況等が不明だが、フレコンのフレーム部の動きを想定できなかったことなどが考えられる。 機械の点検、整備や清掃時には作用部や可動部を作動させないことが必要である。不用意に動力が繋がらないようエンジンを停止したほうが良い。また、荷台やコンベアなどが降下する可能性があるものは、油圧締切り弁やピン等を使用して降下を防止する。強度のある土台で受け、安全な空間を確保する方法も考えられる。
242 2015 6 不明 負傷なし 乗用溝切り機 不明 機械からの転落・転倒 朝6時頃、水田にて溝切り作業中、ハンドルを固定しているパイプが折損し、機械から転落した。負傷しなかったが、衣服は泥だらけとなった。 機体にハンドルを固定しているパイプが折損が原因と推測されるが、折損の原因は不明。 作業前に機械の点検を行いたい。作業前や作業時に緩みやぐらつきを見つけたら、できるだけ速やかに点検、整備を行うことに心がける。
241 2015 9 64才 死亡 自脱型コンバイン 不明 機械の転落・転倒 水田で稲刈作業中、ほ場からあぜ道に上がろうとして転落し、機械の下敷きとなった。病院搬送後三時間後に死亡と確認。目撃者の証言より機械操作を誤ったものと推測される。 操作ミス等が考えられる。 ほ場からの退出の際は、グレンタンクの中身を排出し、あぜ道の向って垂直に前進で上がり、操作レバーを動かさないことが重要である。あぜが高い時には、面倒ではあってもあゆみ板を用いることで転倒の可能性が低くなる。
240 2015 7 84才 死亡 乗用管理機 平成26年製 機械の転落・転倒 午後、水田で防除作業中、機械ごと水路に転落。溺死と思われるが、詳細は不明。 目測の誤り、操作ミス等が考えられる。 スピードを出し過ぎない、脇見運転をしない、特に圃場際は低速で慎重に運転することなどが考えられる。また、余裕のある作業計画を立てるなども考えられる。
239 2015 7 68才 死亡 スピードスプレヤー 不明 機械の転倒 ぶどう園にて傾斜地を移動走行中、泥濘にはまって機械が横転し、機械の下敷きになったと推定されるが、詳細は不明。死亡。 速度の出し過ぎ、泥濘の見過ごしや目測の誤りによる操作ミス等が考えられるが、詳細は不明。 整備が難しい場合は、作業前に泥濘等の位置を確認し、目印をつけておくこと等が望ましい。運転時は、速度を出し過ぎない、脇見運転をしない等走行路の状況に応じた慎重な運転が求められる。余裕のある作業計画を立てることも重要である。
238 2015 6 74才 死亡 歩行型トラクター 昭和61年頃 車軸耕うん 回転部への巻き込まれ 周囲の聞き取り調査と事故後の機械状態から、畑での耕うん作業中の後進時に転倒し、耕うん爪が右足の付け根に刺さったと推定されるが、詳細は不明。搬送先の病院で死亡。 後進時に転倒した、誤って後進速度段にギヤを入れたなど考えられるが不明。また本機には緊急停止装置およびデッドマン式クラッチが装備されておらず、動力の遮断が困難であったと考えられる。 後進時には後方をよく確認する。目的とする速度段か確認する。機関回転速度を下げる。今回の機械には、手を離すと動力が切れるデッドマン式クラッチが備えられていなかった。デッドマン式クラッチを備えたものであれば、巻き込まれや機械の下敷きになる可能性が低く、より安全性が高まる。
237 2015 6 77才 死亡 スピードスプレヤー 平成9年製 挟まれ 午後、リンゴ園の走行路上において、Y字に伸びた枝が果実の重みで下がり、枝と機械に挟まれた。内臓損傷による出血死。 進行方向を見ていなかった、目測を誤った、操作ミスをした等が考えられるが、詳細は不明。 走行中や作業中は進行方向の枝ぶり等障害物の状況を把握しながら慎重に運転することが必要である。前もって走行経路上の障害物は取り除くことが望ましいが、低い枝や幹・支柱等には、目印をつけておくこと等も事故防止のポイントである。
236 2015 5 67才 重傷 乗用型トラクター 平成25年製 自動車等との衝突 午後8時頃、代掻きを終えて作業機を装着したまま公道走行中、後方より乗用車に追突され、骨折・打撲・裂傷等の重傷。 道路運送車両法保安基準を満たしていなかったことと、乗用車側の前方不注意。 道路運送車両法上は、作業機を装着したままのトラクタでの公道走行は禁じられている。後方視認性が落ちるだけでなく、公道上で幅をとり、他の車や電柱などと接触しやすくなる。面倒ではあるが、作業機は軽トラなどで運送するように。さらに、できるだけ夜間の移動は避け、低速車マークの取付や灯火類の点灯(作業灯以外)により、後方車両へのアピールを行うこと。
235 2015 5 71才 死亡 動力刈取機(刈払型) 不明 機械の刃部との接触 休耕田の草刈作業の依頼を受け、二人で組作業を行っていた。一方の作業者がしゃがんで片付け作業をしていたところ、もう一方の作業者が操作を誤り、片付けをしていた作業者の両太ももに刈刃が接触。病院に運ばれたが約2時間後に、死亡。 組作業での決まり事(作業手順、作業者の配置、近接作業の禁止、合図の方法など)を徹底していなかった。他者へ近づき過ぎた。 組作業で草刈り作業を行う時には、必ず作業前に作業手順、作業者の配置、近接作業の禁止、合図の方法などの確認を行うこと。作業中の相手に近づくときは、必ず呼子等で合図をし、エンジンが止まり刈刃の回転が止まったことを確認してから近づくこと。
234 2015 5 61才 死亡 スピードスプレヤー 不明 挟まれ 午前7時頃、リンゴ園で薬剤散布作業中、リンゴの枝に首が引っかかり、枝と薬液タンクに挟まれて死亡。 進行方向を見ていなかった、枝に気付かなかった、操作ミスをした等が考えられるが、詳細は不明。 恐らく枝と接触した時点で機械を止めようとしても間に合わないし、停止の判断そのものも難しい。従って、作業中は進行方向、枝ぶり等障害物の状況に注意が必要である。予め作業経路を想定し、低い枝や幹・支柱等の障害物には目印をつけることも事故防止のポイントである。
233 2015 5 79才 死亡 スピードスプレヤー 平成3年製 機械の転倒 午前6時頃、傾斜のあるリンゴ園で薬剤散布作業中、走行路を外れた位置で機械が転倒。機械の下敷きとなり、死亡。 脱輪等の理由により、機械が走行路から外れ、転倒に繋がったと推定されるが、詳細は不明。 路肩に寄らなくても走行できるよう、前もって狭い走行路は拡張し、左右の傾斜等があれば、除去しておくことが望ましい。目印を設置しておく方法もある。また、路肩を確認できるように除草し、障害物の除去等も行っておきたい。その上で低速で慎重な運転を心がけたい。
232 2015 4 65才 死亡 乗用管理機 平成10年製(推定) 機械の転倒 麦畑で作業中、次の畑へ移動のため、畦を乗り越えようとして後方に転倒。機械の下敷きとなり、死亡。 作業内容が不明だが、薬液タンクに薬液が残り、機械の重心が高い状態で畦を乗り越えようとしたことや、機体バランスに対して畦の段差が高かったために後方転倒したこと等が推測されるが、詳細は不明。 車高が高い機械であり、薬液が残った状況ではさらに重心が高くなり、転倒しやすい状態になる。段差を乗り越える場合は、適正なアユミ板の使用を心がける。前後進の方向、走行速度等にも気をつけたい。遠回りでも、傾斜の緩やかな出入り口まで移動する方法も考えられる。予め、圃場の出入り口を整備しておくことが必要である。
231 2014 10 87才 重傷 乗用型トラクター 平成26年製 機械の転落・転倒 畑を耕うん中、旋回時操作ミスにより畑横の谷に機械と共に滑落し、肋骨骨折と腹部内出血の重傷。 購入1年目のトラクタで、高齢のため操作に不慣れであったこと、作業機を含めての前後重量バランスがとれていなかったこと等が推測される。 作業前にトラクタの操作方法について熟知する必要がある。また、フロントウェイトを利用して機体重量バランスをとる。作業中は適切な速度で作業を行うことも重要である。更にシートベルトを併用することでより安全性は向上する。
230 2014 11 63才 死亡 マニアスプレッダ 平成22年製 巻き込まれ 堆肥散布作業機をトラクタに接続し、PTOを回転させたまま清掃を行っていたところ、誤って回転している散布部分(ビーター部)に衣服(ヤッケ)と共に身体が巻き込まれ頚椎を損傷して死亡に至った。 エンジンを止めずに清掃作業を行った。衣服の袖口や裾をしっかりと締めていなかった。 清掃作業は必ずエンジンを止めて行う。作業服を着る時は、作業服の袖をしっかりと締め、裾もなびかないよう絞り、タオル等は服の中にしまう。
229 2014 9 72才 軽傷 自脱型コンバイン 平成25年製 部品との接触 手刈り作物の脱穀作業時に、作業者の左腕が、金属棒端部(枕こぎカバー横に3cm程度突き出ている供給レールガイドの支柱端部)に触れ、擦り傷を負った。 部品の端部処理が不十分で、鋭利であった。 出荷時のチェックを十分に行い、鋭利な端部をなくす。手こぎのように手袋を着用せずに作業を行わなければならない場合は、チェーンなどの駆動部分に限らず、機械に触れないように注意をしながら作業を行うようにする。
228 2014 10 69才 死亡 乗用型トラクター 平成13年製 フレーム装着 機械の転落・転倒 圃場にて甘藷掘取作業を行っていたトラクタがぬかるみにはまり、別のトラクタでロープけん引作業中、ロープが切れ、5m下の雑木林へ機械と共に転落、下敷きになり死亡(注:けん引する側のトラクタが事故機)。 ロープがけん引負荷に耐えられる強度を保有していなかった。けん引作業を行うのに充分な場所の余裕がなかった。シートベルトを装着していなかった。 けん引作業には、充分な強度のベルトスリングやワイヤーロープ等を利用する。安全フレームは装着していたが、シートベルトも併用することで更に安全性は向上する。また崖の「きわ」や段差付近での作業などには充分注意し、考えられる危険を想定しておく。
227 2014 9 84才 重傷 高所作業機 平成26年製     ブーム式      機械からの転落・転倒 圃場にて作業中に2.5mの高さから少し下げた際、枝に接触したためゴンドラを左に旋回させ作業を再開したところ、ゴンドラの扉が開き転落した。骨折・肺挫傷の重傷。 ゴンドラの扉にはロック機構が設けられていたが、適切にかけられていなかった、ロック機構の確認を怠った。ロックが十分でない状態で扉部分に体重をかけて身を乗り出してしまった。 高所での作業時には、万が一の転落・転倒の場合に備えて、保護帽、安全帯を装備すること。扉のロック機構は必ず確認をすること。
226 2014 9 77才 重傷 自脱型コンバイン 平成24年製 4条刈 キャビンあり 巻き込まれ 畦周りの手刈り稲を手扱ぎ作業中に袖口が脱こく部フィードチェンに巻き込まれ、左手首と左指先に骨折・裂傷・打撲を負った。 購入2年目の機械で、シーズン初日の使用であったため不慣れであったこと、袖口をしっかりと締めていなかったことが原因と推察される。 手扱ぎ作業が危険であることを常に認識し馴れからくる油断に注意しながら作業をすることが必要である。作業中は作業服の袖口をしっかりと締め、脱穀部入口付近に手を近付けすぎないようにする。万が一のときのために、緊急停止の位置を確認しておくことも重要である。
225 2014 9 70才 重傷 自脱型コンバイン 平成9年製 3条刈 キャビン・サンバイザなし 巻き込まれ 手刈りした稲を手扱ぎ作業する際に、作業服が脱こく部フィードチェンに絡み左腕を巻き込まれた。医師の診断を受けた結果、左手首の切断と左腕に骨折・裂傷を負った。 緊急停止装置は設置されていなかった。 作業服の袖口をしっかりと締めていなかったため、巻き込まれたと推察される。 手扱ぎ作業による巻き込まれ事故を防ぐためには、作業服の袖をしっかりと締め、タオル等は服の中にしまい、軍手等を外して行う必要がある。また、緊急停止装置が設置されてない機種では。作業者が運転席に座って、事故時にはすぐにエンジンを停止できるように対応する。
224 2014 9 42才 重傷 自脱型コンバイン 平成24年製 6条刈 キャビン・サンバイザの有無不明 巻き込まれ 手刈りした稲を手扱ぎ作業する際に、車体が高いので畦の上から右足を補助ステップに掛けようとしたところ、足が滑り、フィードチェンが動作し ているところに手が行ってしまい巻き込まれた。医師の診断を受けた結果、右手首の切断と右腕に骨折・裂傷を負った。事故時、被害者以外に作業者が運転席に 座っていたが、死角になっていたため、対応できなかった。 片足を補助ステップにかけた状態での作業は、体が安定せず危険であると考えらえる。また、補助者にも手扱ぎ作業は危険が伴うものであるという認識が足りず、危機感が不足していたと考えられる。 手扱ぎ作業は危険であるということを作業者および補助者もしっかりと認識をし、作業者が危険にさらされた際には、代わりに緊急停止装置を作動させるなどの対応が必要である。また、通常とは異なる作業方法で手扱ぎを行うことも、事故のもととなるため避ける必要がある。
223 2014 10 77才 死亡 乗用型トラクター 平成9年製 安全フレーム装着 フロントローダ装着 機械の転落・転倒 農道脇の水路にトラクタが横転し、被害者の頭部が下敷きになり死亡している状態で発見された。なお、トラクタは横転状態で発見され、トラクタの上面が道路側、タイヤ側が道路から遠い側の位置関係であった。 農道を走行中に運転操作ミスで農道脇の水路に転落したと思われ、原因としては水路に寄り過ぎ状態での、速度超過、タイヤのスリップ等推察されるが詳細は不明。 狭い農道走行時は、左右に寄りすぎず、速度超過しないよう注意する必要がある。また、安全フレームが装着されている場合は、シートベルトを着用することで更に安全性は向上する。
222 2014 9 76才 死亡 乗用型トラクター 昭和63年製 キャブフレームなし 機械の転落・転倒 農道を走行中、スリップしたトラクタごと転倒。トラクタの下敷きになり死亡した。発見時、トラクタは横転。事故現場は急勾配の坂で、車が1台通るくらいの道幅とのこと。坂を上る方向に走行していたとのこと。 農道が狭いことから、片側への寄り過ぎ、速度超過、ぬかるみによるタイヤのスリップ等推察されるが詳細は不明。 死亡事故の防止には、まず、安全キャブ・フレームの装着が必要である。また、特に狭い農道は予め道幅を把握し、安全に通れるかどうかを見極めた上で、農道中央を低速で通行する。雨上がり等でぬかるんでいれば、通行を止める・遅らせるなどの判断も必要。
221 2014 9 52才 重傷 いも類収穫機 平成21年製 自走式コンテナ収納型 掘取条数1条 加工用甘藷、加工用馬鈴薯等 巻き込まれ 収穫作業中、詰まったイモを取り除こうとしてコンベアに巻き込まれ、骨折した。 巻き込まれたコンベアが掘取部か選別収納部か不明だが、コンベアが回転している状態で機体に接近し、手を出してしまったと考えられる。詳細は不明。 作業中の走行速度が遅くても、稼働している機械には近寄らないことが必要である。また、詰まり等を取り除くときには、先ずはエンジンを停止し、コンベアが停止したことを確認してから行う。組作業は、作業の合図だけでなく、互いに安全を確認し、注意しながら行う。
220 2014 7 82才 重傷 歩行型トラクター 平成15年製 ロータリ装着 狭圧防止装置付き 回転部への巻き込まれ 畑での耕うん作業中、ロータリが回っている状態でバックし、畦に足を取られて転倒し足ふくらはぎを巻き込まれた。骨折・打撲・裂傷の重傷。 転倒したために、狭圧防止装置による停止が出来なかった。また、ロータリ後進けん制ケーブルを取り外して機械を使用していたため、ロータリに巻き込まれたと考えられる。 ロータリ後進けん制装置を取り外して作業を行わない。後進する場合は必ず後方の状態を確認し、エンジン回転を落とすなど走行速度を抑える。 また、今回の機械には、手を離すと動力が切れるデッドマン式クラッチが備えられていなかった。デッドマン式クラッチを備えたものであれば、巻き込まれや機械の下敷きになる可能性が低く、より安全性が高まる。
219 2014 5 79才 軽傷 乗用型トラクター 平成22年製 ロータリ装着 フレーム装着 機械の転落・転倒 道路走行中の居眠りで側溝に落ち、トラクタが横倒しになった(安全フレームが側溝に引っかかった)。肋骨骨折したが入院不要の軽傷。 居眠り 運転中は居眠りをしない。運転前日は充分な睡眠を取り、運転中でも疲れたと感じた場合は運転を中止して休息を取る。
218 2014 5 64才 死亡 乗用型トラクター 平成11年製 ロータリ装着 フレーム装着 機械の転落・転倒 トラクタで耕うん中に持病の発作が起き転落し死亡。頭と足を巻き込まれたとみられる。 持病の発作と思われるが、詳細は不明。 道交法準拠。 ただし私有地での運転の場合は、健康に留意の上医師とも相談し、どうしても運転を必要とする場合は、一人にならないよう介添え者を伴うなどの処置をとる。
217 2014 4 不明 軽傷 乗用型トラクター 平成25年製 ロータリ装着 フレーム装着 部品との接触 トラクタの座席を後にスライドさせ、ロータリ作業で振り向きながら作業をしているときにシートスライドレールの角が左ふくらはぎに当り、ズボンと皮膚が切れた。裂傷。 シートスライドレール部品の端部のエッジが鋭かったため。部品加工のばらつきで端部が鋭いものがあった。 工場での部品加工時ならびに出荷時における端面のチェックを行うことで、鋭利な端面を少なくする。
216 2014 5 65才 重傷 歩行型トラクター 平成5年(頃) 回転部への巻き込まれ 後進時につまづき、倒れたところをロータリに巻き込まれた(左腕、左足)。本人が隣の畑にいた人に助けを求めた。骨折、打撲、裂傷等の重傷。 本機(車軸耕うん式)には、緊急停止装置もデッドマン式クラッチも装備されていなかった。更に主クラッチが握ると「切」、離すと「入」となるタイプであったため、転倒時に主クラッチを「切」にできず、機械を停止することができなかったものと考えられる。 今回の機械には、手を離すとクラッチレバーが戻って動力が切れるデッドマン式クラッチが備えられていなかった。デッドマン式クラッチを備えたものであれば、巻き込まれの可能性が低く、より安全性が高まる。
215 2014 6 71才 死亡 乗用型トラクター 平成5年(頃) 機械の転落・転倒 畑にて耕うん作業中、旋回時にバランスを崩し横転したトラクタに頭部、胸部を挟まれた。搬送先の病院で死亡。 旋回時に畦畔に乗り上げたか、もしくは土壌面の高低差が大きい箇所で旋回をしてしまった可能性が考えられるが、詳細は不明。 トラクタが大きく傾斜するような箇所での旋回は避ける。また、バランスウェイトを装着し、作業機を含むトラクタ全体の重量バランスが適切となるようにしなけれなならない。 安全フレーム装着機はシートベルトを併用することで更に安全となる。
214 2014 5 76才 死亡 乗用型トラクター 平成19年製 機械の転落・転倒 雨が降り、地盤のゆるんだ軟弱な農道を移動中にほ場横の河川に転落し、横転したトラクタの下敷きとなった。搬送先の病院で死亡。 雨のため農道の地盤がゆるんでいたことで、トラクタが操縦不能な状態に陥り、河川側に横転してしまったと考えられるが詳細は不明。 地盤のゆるいと思われる農道等はなるべく走行しないことが望ましい。走行する際は、走行速度を抑え、片ブレーキとなっていないか、前輪倍速等の機能となっていないか等の確認をしっかりと行う。安全フレーム装着機はシートベルトを併用することで更に安全となる。
213 2014 4 不明 重傷 田植機 平成22年製 自動車等との衝突 午後6時半頃、道路を走行中後方から自動車に追突された。 夕刻であり、かつ、作業後で泥が付着した状態であったため自動車のドライバーが気付くのに遅れた可能性がある。また、田植機の速度が遅いことを自動車のドライバーが知らなかったことも考えられる。 取扱説明書に従って、公道は走行せずにトラック等で運搬する。
212 2014 4 53才 軽傷 乗用型トラクター 平成20年 キャブ装着 ロータリ装着 挟まれ キャビン後方の窓を開けて、トップリンクを調整していた際に風によりしまった窓に右腕が挟まり負傷した。 風の力によるキャビン後窓の閉まり動作が原因 強風時のドアや窓の開閉、サイドカバーの取り外し等の作業では、特に注意を払って行う。また、ドアや窓に取り付けられたダンパを点検し、機能が低下している場合、修理(交換)する。
211 2014 4 84才 死亡 乗用型トラクター 平成6年頃 フレーム装着 ロータリ装着 ひかれ 耕うん作業を行っていた水田で、自らが運転していたトラクタの車輪の下敷きになっていた。 事故発見時にエンジンがかかったままの状態で前車輪の下敷きになっていたという記事から推測される経緯が不明確であるが、一時的に降車して何らかの作業をしているときに傾斜やロータリの推進力等により車両が動き出し、ひかれたことが考えられる。 一時的に乗車位置から離れるときも、車体の安定する場所を選び、車両が自然に動き出さないような変速中立、駐車ブレーキ等の措置、さらに作業機回転部や落下による事故を防ぐ措置をする。
210 2014 4 77才 死亡 乗用型トラクター 昭和61年頃 キャブフレームなし ロータリ装着 自動車等との衝突 車両進入禁止、遮断器・警報機共になしの踏切に進入し、電車と衝突した。 踏切に進入する際の安全確認が充分でなかったこと、あるいは、踏切内で立ち往生していた場合の電車への通報の遅れなどが考えられる。 車両進入禁止の踏切は、自動車の通行に不向きな状況である場合が多いと思われる。このような踏切は車両で通行しない。車両が通行可であって、遮断器・警報機が共にない踏切では、運転者の目視のみが安全確認の重要なポイントになる。
209 2014 7 78才 死亡 スピードスプレヤー 不明 機械の転落・転倒 朝、作業中に路肩が崩れて機械が転落した。運転者は、機械から離れた位置に倒れていた。死亡。 事故は長雨後に発生しており、路肩が緩んでいたと思われる。また、走行路が狭く、路肩に寄り過ぎてしまったことなども考えられるが、詳細は不明。 時間のあるときに、軟弱な路肩の補強、道の拡張や目印の設置などを行っておきたい。また、路肩が確認できるよう、草刈り・除草、障害物の除去 等の整備もしておきたい。長雨など路肩の緩みが心配される場合は、作業を避けるほうが良いが、作業前に走行路を確認するくらいのゆとりがあると良い。走行 時は、ブレーキを連結し、目視確認を怠らず、路肩に寄らないように慎重に運転する。
208 2014 7 74才 死亡 スピードスプレヤー 平成25年製 機械の転落・転倒 柿園内の傾斜地を走行中、ぬかるみで車両が横滑りし、機械が転落・転倒した。運転者は機械に挟まれて死亡。 長雨が続いて傾斜地がぬかるんでいたことと、横滑りが報告されており、機械が操向不能に陥ったと考えられるが、詳細は不明。 斜面に対して横向きや斜めに走行しなくても良いように走行経路の変更、走行路の整備、補強などを行う。作業前に走行路を確認し、ぬかるみがあるときは作業を避ける。
207 2014 7 72才 死亡 スピードスプレヤー 不明 機械の転落・転倒(下敷き) 朝、傾斜地を走行中に路肩が崩落し、機械が転落した。運転者は機械の下敷きになった。搬送先の病院で死亡。 前日の激しい雨も報告されており、路肩が緩んでいたと思われる。また、目測の誤りなどにより、緩んだ路肩に寄ってしまったことなども考えられるが、詳細は不明。 草刈りや除草など 走行路は境界を確認できるように整備し、軟弱な路肩は補強する。地盤が緩む程の雨の後は、作業を避けるほうが良いが、作業前に走行路を確認することが望ま しい。走行時は、ブレーキを連結し、目視確認を怠らず、路肩に寄らないように慎重に運転する。走行路が等高線方向の場合、路面の山側を掘ってガイド溝を作 り、山側の車輪を走行させる方法もある。
206 2014 6 76才 重傷 スピードスプレヤー 平成4年製 機械の転落・転倒 午前11時頃、みかん園内において、方向を変えるために後進したところ、約2m下に転落した。運転者は骨折、打撲、裂傷を負った。 後方の確認が不十分だったこと等が考えられるが、脱輪で留まらずに転落してしまっており、斜面への寄り過ぎの他、速度の出し過ぎ等の運転操作の誤りも考えられる。詳細は不明。 先ずは、方向転換等が要らない走行経路に変更する対策が考えられる。方向転換等が避けられない場合は、予め場所を決めておき、斜面に近づかな くてもできるように拡張、補強しておくことが望ましい。また、斜面等が容易に確認できるように草刈り・除草等の整備もしておきたい。後方を確認するだけで なく、低速で慎重な運転を行う必要がある。
205 2014 5 71才 死亡 スピードスプレヤー 平成21年製 機械の転落・転倒(下敷き) 午前9時頃、りんごの防除作業において、園地間の移動中、右前輪が農道脇の斜面に外れ、車体が約1m下に転落、転倒した。運転者は機体の下敷きになって死亡。 右前輪が脱輪しており、路肩への寄り過ぎ(雑草の繁茂等)、速度の出し過ぎ、脇見運転、操作ミス(疲れ等)等が考えられるが、詳細は不明。 路肩には寄り過ぎないことが必要である。路肩に近づかなくても走行できるように狭い道は拡張することが望ましいが、補強や目印の設置などを行 い、低速で慎重な運転を心がけたい。また、路肩が確認できるよう、草刈り・除草、障害物の除去等の整備もしておきたい。防除作業は早朝から行われる場合が 多く、無理をしないことや適度に休憩をとることが大切である。
204 2014 5 80才 死亡 乗用型トラクター 平成24年製 安全フレーム装着 後方にバケット装着 機械の転落・転倒 道幅の狭い農道の急な坂道を下る途中、対向車があり急ブレーキで回避しようとしたが、ブレーキが非連結状態であったためトラクタが左土手に急旋回後乗り上げ、反動で右横転し後輪の下敷きとなり死亡。 農道走行時にブレーキが非連結状態であったためトラクタが急旋回をしてしまったことと、横転した際、投げ出されていることからシートベルトが未装着であったと考えられるが、詳細は不明。 ほ場以外においては必ず左右両ブレーキを連結し、デフロック、前輪倍速機能の解除を行う必要がある。安全フレーム装着機はシートベルトを併用することで更に安全となる。
203 2014 5 71才 死亡 スピードスプレヤー 製造年不明 挟まれ 午前7時頃、柿の防除作業時、立ち木とスピードスプレヤーに首を挟まれて窒息死。 目測を誤った、張り出した枝に気付かなかった、操作ミスをした等が考えられるが、詳細は不明。 散布作業前には、進入路や散布走行路の低い枝や幹等の障害物には目印をつけることや、張り出した枝の除去などの整備が必要である。また、作業中はわき見運転をせず、判断に迷うような時には一旦停止して状況を確認するなど慎重な作業を心がけることも必要である。
202 2013 11 38 死亡 乗用管理機 製造年不明 機械の転落・転倒(後方転倒で下敷きに) 大豆畑において、乗用管理機による薬剤散布作業を終えた後、薬剤タンクに薬液が半分程度残った状態で、畑から車道に出ようと斜面を乗り越えようとした際、乗用管理機が後方に転倒し機械の下敷きになって死亡。 機械後部の薬液タンクに薬液が半分ほど残っており、機械の重心が後方の高い位置になっている状態で、前進で斜面を乗り越えようとしたために後 方転倒したと考えられる。乗り越え時の前進速度が速かった、乗り越え時に急発進をした、などの運転状況も後方転倒に至る原因になったことが考えられる。 乗用管理機は車高が高く、もともと重心位置が高い機械である。加えて、薬液タンクに薬液が残った状況ではより重心が高くなり、転倒しやすい状 況になる。その状況では斜面の乗り越えは行わずに、遠回りでも傾斜を小さくとった出入り口を通るようにする。乗用管理機による作業は転倒の危険が高い上 に、転倒時の運転者防護装置(安全フレーム)は施されていないことを十分に認識・理解して、慎重な運転に心がける。 また、1回の作業に必要な分だけの薬液をタンクに入れ、作業終了時には薬液が残っていないようにすることも事故防止のポイントである。                     
201 2013 10 69 死亡 自脱型コンバイン 平成20年製 4条刈り キャビン・サンバイザの有無不明 機械の転落・転倒 ほ場間の移動の際、かまぼこ状の上り坂を走行中、右側2メートル下の川に転落し死亡した。 かまぼこ状の道でコンバインの左右のバランスが崩れてしまったこと、坂の勾配が急であったこと、グレンタンクの籾を排出していなかったことなどが推察されるが原因は不明。 グレンタンクの籾は、コンバインの重心を高くしてしまうため、ほ場間の移動の際には必ず排出することが必要である。
200 2013 9 39 全身に痛み 自脱型コンバイン 平成15年製 4条刈り キャビン・サンバイザなし 機械の転落・転倒 ほ場への移動の際、沢をまたぐ上り坂の農道を走行中、坂を上りきることができず沢へ転落。運転者は転落の衝撃で全身に痛みが残り全治30日以上の重傷を負った。 上り坂の勾配を十分に把握していなかったこと、また副変速を低速にしていなかったためにトルクが足りなかったこと、グレンタンク内の籾を排出していなかったことなどが推察されるが、詳細は不明。 ほ場間の移動を行う際、副変速を「移動」に設定してしまうため、勾配が厳しい坂道の際には「低速(倒伏)」へ切り替えることが求められる。ま た、グレンタンク内に籾が入っている場合、重量が重くなるばかりではなく、機体の重心位置が高くなってしまい、転倒転落の危険性が増すこととなり、非常に 危険である。グレンタンク内の籾は、こまめに排出することが必要である。
199 2013 9 65 脊髄損傷・打撲(全治60日) 自脱型コンバイン 平成21年製 4条刈り キャビン・サンバイザなし 機械の転落・転倒 籾排出作業中に、道路側のトラックに近づいた。運転操作を誤り、右折し5メートル下の崖に転落。運転者はコンバインから投げ出され、脊髄損傷および打撲による重症を負った。 排出の際にコンバインが危険な場所へ行く可能性がある位置にトラックを停車させたこと、また運転者の操作ミスと考えられるが、詳細は不明。 まず、原則としてコンバインが危険な場所に近づかなくて済むような位置にトラックを停めることが必要である。また、コンバインの排出作業中に おける機体の移動は、運転者の意識がオーガ先端に集中してしまうため、周囲の環境に目がいかないことが多く、そのことを十分に意識した上での作業が必要で ある。
198 2013 10 60代 重傷 (全治30日以上) スピードスプレヤー 平成25年製 機械の転落・転倒 朝8時頃、みかん園の外周道路(下り傾斜約30度)に右折で進入した際、速度が速かったため曲がりきれず、道路横の傾斜地に転落・転倒した。運転者は転落・転倒時に投げ出されたと考えられ、骨折・打撲の重傷を負った。 傾斜約30度の下り道路は相当な急勾配であり、おそらく道路の幅員も広くなく、路肩も決して固い状態ではないと考えられる。その「みかん園の 外周道路」に、速い速度で右折進入すれば、曲がりきれずに道路を越えて転落する、あるいは路肩から転落・転倒する可能性、危険性はかなり高いと考えられ る。 事故現場の「みかん園の外周道路」は、路面の状態が良くても、やはり速い速度で進入すると転倒・転落の危険が高いと考えられる。故に、その周 辺(道路)をスピードスプレヤーなどの農用車両で走行する際には、運転に十分注意したい。できれば、周辺道路には「徐行」や制限速度の標識を設置したいと ころである。また、良く通る道であれば、できるだけ整備しておくことも事故防止には重要である。 運転者は60歳とのことだが、反射神経や運動能力が低下する年齢になっていることも認識してほしいところである。                
197 2013 9 78 死亡 自脱型コンバイン 平成21年製 2条刈り キャビン・サンバイザなし 機械の転落・転倒 水田で畔の脇を刈取り作業中に、運転操作を誤って畔を超えた横の約1.4メートル下の別のほ場に転落。コンバインの下敷きになって死亡した。 事故ほ場の畔は非常に低く、運転者が後進中畔に乗り上げたことを気づかずに、そのまま転落したものと考えられる。 畔が低いほ場、また周囲のほ場と自身のほ場の間に落差がある場合は、そのことを十分に注意した運転操作が求められる。コンバインの場合、キャ ビンやフレームのような転倒時に運転者を防護する装置をもたないものが多く、低い段差における転落・転倒においても、機械の下敷きになることで死亡事故に 直結しやすく、運転には周囲環境への十分な配慮が必要である。
196 2013 6 81 死亡 乗用型トラクター 平成20年製 安全フレームあり ロータリー装着 巻き込まれ 柿畑で木の間を作業中にロータリー作業機に巻き込まれて死亡。 ロータリーにからまった枝をロータリー回転を止めずに取り除こうとしたために巻き込まれたと考えられるが詳細は不明。 作業機周辺で作業する場合は、平坦な場所でレバー類(前後進、変速、PTO等)を全て中立にし、作業機を接地させてからエンジンを切る。作業機を上げた状態で作業する場合は油圧ロック等の降下防止策を必ず施す。
195 2013 8 58 死亡 乗用型トラクター 昭和59年頃製 安全フレームなし ロータリー装着 機械の転落・転倒 畑の斜面でトラクタが横転。運転者がトラクタの下敷きになり死亡。 ハンドルやペダル類の誤操作などが考えられるが詳細は不明。 安全キャブ・フレームを装着していれば死亡に至らなかった可能性が高い。シートベルトを併用すれば更に安全。圃場から出る前に左右独立ブレーキペダルの連結、デフロックの解除や前輪増速機能解除を確認すること。
194 2013 8 51 軽傷(打撲・裂傷) 自脱型コンバイン 平成22年製 5条刈 キャビンあり 機械の転落・転倒 水田で周り刈りの際に畔に乗り上げ、横転し約5メートル下の川に落ちた。キャビンのガラス破損により顔の打撲、裂傷等の軽傷を負った。 脇見運転、また大型機ということもあり、機械の足元が見にくかったと考えられるが詳細は不明。 畔の脇を刈取りする際は十分に注意して運転を行う。また、大型機は作業速度が速いため、今回の事例にもみられる、畔を超えた先が急傾斜となっているような危険な環境の場合は作業速度を低速にして作業をする。
193 2012 12 78 重傷 歩行型トラクター 平成5年頃 緊急停止装置やデッドマン式クラッチの装備なし(握ると「切」、離すと「入」) 巻き込まれ 畑で後進操作中、転倒し、機械のロータに右脚ふとももを巻き込まれた。 本機(車軸耕うん式)には、緊急停止装置もデッドマン式クラッチも装備されていなかった。更に主クラッチを握ると「切」、離すと「入」となるタイプであったため、転倒時に主クラッチ操作できず機械を停止することができず、そのまま巻き込まれたものと考えられる。 後方をよく確認する。後進時は最も低い速度段にし、機関回転速度を下げる。また、手を離すとクラッチレバーが戻って動力が切れるデッドマン式クラッチを備えたものであれば、巻き込まれや機械の下敷きになる可能性が低く、より安全性が高まる。
192 2013 7 78 死亡 乗用型トラクター 平成元年頃製 安全フレームなし ロータリー装着 機械の転落・転倒 農作業後、帰宅中に用水路に転落し、死亡。 ハンドルやペダル類の誤操作、スピードの出しすぎ、脇見運転などが考えられるが詳細は不明。 安全キャブ・フレームを装着していれば死亡に至らなかった可能性が高い。シートベルトを併用すれば更に安全。圃場から出て路上走行する前に左 右独立ブレーキペダルの連結、デフロックの解除や前輪増速機能解除を確認すること。走行中は脇見運転はもちろんのこと、農道の端に寄ったり、スピードを出 し過ぎたりしない。
191 2013 6 不明 軽傷(打撲) 乗用型トラクター 平成15年製 安全キャブ装着 フロントローダ装着 機械の転落・転倒 農道(下り坂)でローダを装着して桑の木を倒す作業をしていたところ、右側斜面を駆け上がり、バランスを崩して転倒し負傷した。 ハンドルやペダル類の誤操作などが考えられる。 機械の操作確認は落ち着いて、確実に行うことを心がける。本事故については、安全キャブの装着されたトラクタであったため、トラクタの下敷きにならなかった。また、安全キャブ・フレーム装着トラクタの場合は必ずシートベルトを装着する。
190 2013 4 64 死亡 乗用型トラクター 平成20年製 安全フレーム装着 ロータリー装着 機械の転落・転倒 代かき作業を終えて幅4m程度の道路を走行中、道路の左側約1.3m下へ転落。トラクタの下敷きになり死亡。 ハンドルやペダル類の誤操作、スピードの出しすぎ、脇見運転などが考えられるが詳細は不明。 安全キャブ・フレーム装着トラクタの場合はトラクタ転倒時に投げ出されないようにシートベルトを着用する。路上走行する時は、左右独立ブレー キペダルを連結する、旋回時前輪増速機能およびデフロックの解除を行う。走行中は脇見運転はもちろんのこと、農道の端に寄ったり、スピードを出し過ぎたり しない。
189 2013 4 61 死亡 乗用型トラクター 昭和63年頃製 安全フレーム装着 ワイドスプレッダ装着 ひかれ トラクタにワイドスプレッダを装着し、緩斜面で肥料の積込み作業を行っていた。作業中に突然トラクタが動き出し、慌ててトラクタに飛び乗ろうとしたが足を滑らせ転倒。起き上がろうとしたところ後輪とガードレールポストの間に体を挟まれ重体。翌日死亡。 エンジンを切らずに、また駐車ブレーキをかけずに肥料の積込み作業を行おうとした可能性があるが詳細は不明。 トラクタから降りて作業を行う時は、平坦な場所でレバー類(前後進、変速、PTO等)を全て中立にし、駐車ブレーキをかけ、作業機を接地させ てからエンジンを切る。作業機を上げた状態にする場合は油圧ロック等の降下防止策を必ず施す。やむを得ず斜面で駐車する場合は車輪に車止めをする。
188 2013 4 80 死亡 自脱型コンバイン 平成3年頃製 2条刈り キャビン・サンバイザなし 挟まれ 機械の刃部の事故 倉庫の中からコンバインを移動させている際、操作を誤りコンバイン前方にいた被害者を巻き込んだ。理由は不明だが、脱こくクラッチ・刈取クラッチが入っていたため、刈取り部に巻き込まれた足部の裂傷により死亡した。 事故現場の床に様々な物が散乱していたことによる操作ミスの誘発、また脱こく・刈取クラッチが入っていたことによる被害の拡大が挙げられる。 機械を収納する倉庫等は常に整理整頓しておく。また、圃場での刈取作業以外では、脱こく・刈取クラッチは「入」にしない。また、操作ミスにより、急な進路変更もありうるため、機械が移動している際には周辺には近づかないようにする。
187 2013 4 60代 裂傷 乗用型トラクター 平成17年製 安全フレーム装着 ロータリー装着 その他(部品との接触) あぜ上面よりトラクタに乗車の際、キャノピー側面突起(樹脂の合わせ面)に額をぶつけ、裂傷を負った。 トラクタ乗車の際にステップを使わなかったため。 トラクタに乗車する時はステップを使用する。また手がかり等をしっかり握る。
186 2013 4 79 死亡 乗用型トラクター 平成6年製 安全フレーム装着 ロータリー装着 機械からの転落・転倒 町道左側の側溝に脱輪し、投げ出されて全身を強く打って死亡。 ハンドルやペダル類の誤操作、スピードの出しすぎ、脇見運転などが考えられるが詳細は不明。 安全キャブ・フレーム装着トラクタの場合はトラクタ転倒時に投げ出されないようにシートベルトを着用する。路上走行する時は、左右独立ブレー キペダルを連結する、旋回時前輪増速機能およびデフロックの解除を行う。走行中は脇見運転はもちろんのこと、道路の端に寄ったり、スピードを出し過ぎたり しない。
185 2013 3 63 死亡 乗用型トラクター 昭和63年頃製 安全フレーム装着 スノーブロワ装着 機械からの転落・転倒 トラクタにスノーブロワを取付けての作業中に、雪山にぶつかりスノーブロワに不具合が起こった。トラクタから降りて点検しようとしたところ、滑って転び前輪と後輪の間に落ち、後輪にひかれ死亡。 エンジンを切らずに、また駐車ブレーキをかけずに点検を行おうとした可能性があるが詳細は不明。 作業機の点検を行う時は、平坦な場所でレバー類(前後進、変速、PTO等)を全て中立にし、駐車ブレーキをかけ、作業機を接地させてからエン ジンを切る。作業機を上げた状態にする場合は油圧ロック等の降下防止策を必ず施す。やむを得ず斜面で駐車する場合は車輪に車止めをする。
184 2013 7 69 死亡 スピードスプレヤー 平成23年製 機械の転落・転倒(下敷き) 朝6時過ぎ、薬剤散布作業でりんご畑に向かうあぜ道で、スピードスプレヤーが道路脇から転落、転倒し、運転者は頭を強く打って死亡。 畑へ向かうあぜ道を走行中に、道路のり面の崩落(雨天後で地面が緩んでいたため)、あるいは道路の端に寄りすぎて(雑草が繁茂していて道路の端が分かりにくかった、速度の出し過ぎ、脇見運転などのため)、道路の端からスピードスプレヤーが転落した、と考えられる。 朝の作業前の事故ということで、運転者(作業者)に疲労や身体的不調がないとすると、幅員が狭く道路端が崩れる可能性がある道路の運転は低速で慎重に、また道路端を分かり易くする(雑草などが繁茂していない状況にする等)、ことが事故防止には重要であると考えられる。 畑へのアクセスに、広く安全な道があればその道路を利用する、または良く通る道はできるだけ整備する、ことも事故防止には必要なことである。                
183 2013 7 62 死亡 スピードスプレヤー 平成17年製 機械の転落・転倒(下敷き) 午前中、薬剤散布作業を行おうとして畑に入る際、40cmくらいの段差に後車輪を落として横転、車両の下敷きになって死亡。 道路から段差のある畑へ進入する際に車両が転倒する原因として、道路と畑の段差に寄りすぎ、進入路に斜めに進入、進入速度が速すぎ、雑草などにより道路と畑との境界線が明確でなかった、雨の後などで路肩が緩んでいた等、が考えられる。 午前中の作業前の事故ということで、作業者に疲労や身体的不調がないとすると、畑への進入時の運転は低速で慎重に、また進入路周辺は雑草など が繁茂していない状況にしておく、ことが事故防止のポイントであると考えられる。 進入時の運転では、傾斜方向にできるだけ平行に入って横転しないようにする、大きなハンドル操作はしない・片ブレーキは使わないようにして急旋回やスリッ プを避ける、雨の後など地盤が緩んでいる時は特に注意する、ことに心がけたい。                     また、道路と畑との境界線や進入路が明確になるよう、境界線付近は日頃から草刈り・除草を励行したい。
182 2013 5 66 死亡 スピードスプレヤー 平成13年製 機械の転落・転倒(下敷き) 午前7時頃、リンゴ畑の中の道路を走行していたスピードスプレヤーが、道路から畑内に転落・転倒し、運転していた男性は機体の下敷きになり死亡した。 走行中の道路から段差のある畑へ転落・転倒した原因には、スピードの出し過ぎや路肩への寄りすぎ、脇見・居眠り運転などが考えられる。路肩へ の寄りすぎでは、雑草などにより道路と畑との境界線が明確でなかった可能性が、脇見や居眠り運転の原因は早朝からの作業による疲れなどが考えられる。 スピードスプレヤーによる防除作業は風のない早朝から行われる場合が多く、翌日の早朝の作業が分かっている場合は、前夜に早めに寝ることや長時間作業の後は必ず休憩をとることに心がけたい。 さらに、周りが暗い状況では作業は極力行わないようにし、暗い状況での作業を行わざるを得ない場合は外灯などの照明を設けたい。                      また、道路と畑との境界線が明確になるよう、境界線付近の日頃からの草刈り・除草を励行したい。
181 2012 5 70代 軽傷 スピードスプレヤー 平成23年製 3輪2駆、薬液タンク600L、左右独立ブレーキ 木と衝突 午前6時頃、散布作業のため畑に入った時、何かに乗り上げてハンドルを取られ、木と衝突して、顔と指を負傷した。 ほ場内の表面に、不明な突起部又は異物等があり、それに乗り上げ、ハンドルを取られた。 本機は3輪タイプのため、操向は前1輪であり、乗り上げるとハンドルが取られやすくなるので、ほ場の状態に注意し、あらかじめ異物等はほ場から除去する。3輪式は横転しやすいので傾斜地や旋回時は速度を低速にする等安定性に注意を要する。
180 2012 5 74 死亡 スピードスプレヤー 製造年不明 4輪4駆、薬液タンク500L、左右独立ブレーキ 転落・転倒 午前9時頃、農道移動中に、右急カーブで、右土手に接触して、弾みで機体が転倒し、機体の下敷きとなった。 ブレーキペダルの連結状態、走行速度、道路状況が不明であるが、右急カーブの場所で、右土手に接触したことは、急旋回をし、土手に乗り上げ横転したものと推測される。わだちにハンドルを取られた可能性もある。 道路状況に応じた慎重な運転が望まれる。道路走行時には、左右ブレーキペダルを連結する。走行中は脇見運転はもちろんのこと、農道の端に寄ったり、スピードを出し過ぎたりしない。また農道の拡幅・舗装などの整備を行うことも重要である。
179 2012 4 70代 軽傷 乗用型トラクター 平成5年頃製 安全フレームなし ロータリー装着 転落・転倒 ほ場への移動中、農道から水路(落差約3m)まで滑り落ち、水路で機体が倒れて投げ出された際に受傷した。 舗装されていない農道でおそらく端に寄って走行している時に、路面の凹凸が影響してハンドル操作を誤ったか、タイヤが跳ね上がったことが原因と考えられる。 安全キャブ・フレームを装着する。トラクタ転倒時に投げ出されないためにシートベルトを着用する。路上走行する時は、左右独立ブレーキペダル を連結する、旋回時前輪増速機能およびデフロックの解除を行う。走行中は脇見運転はもちろんのこと、農道の端に寄ったり、スピードを出し過ぎたりしない。 また農道の拡幅・舗装などの整備を行うことも重要である。
178 2012 3 51 死亡 いも類収穫機 平成22年製 自走式コンテナ収納形、掘取条数1条、ばれいしょ仕様 巻き込まれ 目撃者がいなため詳細は不明であるが、道路に出た場所でエンジンを始動し、コンベアを駆動して清掃中に機械に巻き込まれた。 道路上で停止して、コンベアを駆動しながら機体の清掃中に、機体に接近し巻き込まれたと考えられる。 機械の点検、整備や清掃時にはエンジンを停止し、コンベアや可動部を作動させない、また、荷台やコンベアが落下する恐れがあるものは、油圧締切り弁により、又は機械式のピン等により落下防止をし、さらに念のため丈夫な土台を挿入し、安全な空間を確保する。
177 2012 3 62 重傷(骨折) チッパー 平成23年製 その他(作業者転倒) 果樹園内にて自走式チッパーを後進で移動(歩行)中、バランスを崩し転倒。機械が迫ってきたため、機械を体で支えようとしたが機械が転倒し、その機械に顎をぶつけ顎を骨折した。 後方足下への注意不十分などが考えられる。 機械の真後ろに立っての後進移動を行わない。
176 2011 10 50 死亡 スピードスプレヤー 製造年不明(平成8年11月以前) 薬液タンク1000L 4輪4駆、4輪操舵 転落・転倒 直線で見通しはよいが、道幅が舗装1.45 mと狭く、右側の土手に乗り上げ跡があり、左側傾斜地にスピードスプレヤーが転倒していた。 スピードの出しすぎ、脇見運転などが考えられるが詳細は不明。 移動時、道幅が狭い場合にはスピードの出しすぎに注意し、慎重に運転操作をする。
175 2011 9 80 重傷 自脱コンバイン 平成20年製 2条刈 転落・転倒 農道で、ほ場侵入のために切り返したところ、後退しすぎて路肩から転落した。 履帯位置の認識を誤り後退しすぎた。 コンバインの後方視認性は良くないので、段差のある場所では後退は最小限にする。必要な場合は停止して後方を確認するか、補助者の誘導のもとで行う。
174 2011 9 50 重傷 自脱コンバイン 平成21年製 2条刈 部品との接触 こぎ胴をオープンし、注油しようとして前傾した際、ガイド棒で目を突いた。 ガイド棒を持ち上げていなかった。 点検・整備作業中は、ヘルメット、保護メガネ、安全靴等の保護具を使用し、手順を確認しながら時間に余裕を持って行う。
173 2011 9 65 重傷 自脱コンバイン 平成23年製 4条刈 借用機 転落・転倒 ほ場進入路で後退した際に右側を脱輪し、約2.5m下のほ場に転落した。その際に投げ出されて顔面に裂傷を負った。 機械に不慣れなため、クローラの位置を誤認した コンバインではクローラの走行位置が運転席から直接確認できないため、路肩に寄り過ぎないようにする。また、降車しての確認や補助者による誘導を行う。
172 2011 9 55 重傷 自脱コンバイン 平成22年製 2条刈 機械の刃部の事故 刈取作業中、カッタに溜まったわらを手で取り除こうとして左手薬指を切断した。 カッタを停止しないでカバーの中に手を入れた 各部に溜まったわら等を取り除くときは必ずエンジンを停止する。エンジン駆動中はカバーの中に手を絶対に入れない。
171 2011 9 81 死亡 乗用型トラクター 平成15年頃製 安全フレーム装着 ロータリ装着 転落・転倒 土砂災害により、通常より狭くなった道路で、前方から自動車が来たので避けたところ、避けすぎて転落した。 ハンドル操作の誤り。 安全フレームが装着されている場合は機械から飛び降りない、シートベルトをする。
170 2011 8 70 死亡 乗用型トラクター 昭和57年頃製 ロータリ装着 転落・転倒 ほ場での耕うん作業中、あぜを乗り越え、約2m下方、幅約1mの用水路に落下した。 段差等への注意不十分、速度超過、運転操作の誤り(ハンドルの切りすぎ、片ブレーキ等)が考えられる。 安全キャブ・フレームを装着していれば死亡に至らなかった可能性が高い。シートベルトを併用すれば更に安全。圃場から出る前に左右独立ブレーキペダルの連結を確認すること。
169 2011 8 81 裂傷 乗用型トラクター 平成13年製 安全キャブ装着 ロータリー装着 転落・転倒 水路脇の農道を走行中、水路側によりすぎたため停止し、ハンドルを直進方向に戻すことなく、後退したため水路に転落したが、安全キャブ、シートベルトにより、トラクタの下敷きにはならなかった。割れたガラスにより頭部に切り傷を負った。 ハンドル操作の誤り。 機械の操作確認は落ち着いて、確実に行うことを心がける。本事故については、、安全キャブの装着されたトラクタにシートベルトをして運転していたため、トラクタの下敷きにならなかった。
168 2011 8 64 死亡 乗用型トラクター 平成8年頃製 安全フレーム装着 転落・転倒 片側1車線の道路中、ゆるやかなカーブを曲がらず、そのまま走行、道路脇へ3m転落し、運転者が機械の下敷きになった。 ブレーキ跡がなかったため、脇見運転あるいは運転者の身体に何かおこった可能性が考えられるが不明。 安全フレームが装着されている場合は機械から飛び降りない、シートベルトをする。
167 2011 8 75 死亡 乗用型トラクター 平成15年製 安全フレーム装着 ロータリー装着 転落・転倒 畑でトラクター脇に倒れているのを発見された。顔面などからの出血があった。 不明 安全フレームをきちんと立て、シートベルトを着用すること。
166 2011 7 69 死亡 乗用型トラクター 昭和52年頃製 安全フレームなし 装着作業機不明 転落・転倒 舗装道路の十字路で脇の畑に転落し、トラクタの下敷きとなった。 スピードの出しすぎ、脇見運転などが考えられるが詳細は不明。 スピードを出しすぎない、脇見運転をしない、左右独立ブレーキを連結することなどがあげられる。また、安全キャブ・フレームを装着し、トラクタの転倒時に投げ出されないために、シートベルトを着用すること。
165 2011 6 78 死亡 乗用型トラクター 平成4年頃製 安全フレームなし ロータリー装着 転落・転倒 耕うん作業後、田から出て坂道を上る途中で横転し、機械の下敷きとなった。 運転操作の誤り 安全キャブ・フレームを装着していれば死亡に至らなかった可能性が高い。シートベルトを併用すれば更に安全。圃場から出る前に左右独立ブレーキペダルの連結を確認すること。
164 2010 9 63 重傷 自脱型コンバイン 平成18年製 4条刈 転落・転倒 刈取途中の後退時に畦畔に乗り上げた。運転者は危険を察知して、機械の転落前に急斜面を伝って約5.5m下の農道へ飛び降りたが、そこに機械が転落してきたため下敷きになった。 事故ほ場は棚田であり、事故地点へ向けて畦畔が凸となるようにカーブしていた。また事故前日の降雨によってほ場は軟弱な状態であった。 過剰に後退した。コンバインの後方視界が悪い。あぜが軟弱で乗り上げたコンバインを支えられなかった可能性がある。 段差のあるほ場では後退は低速で行い、あぜを踏んで機体の後方が持ち上がるほど後退しない。枕地の斜め刈りを行うときは、機体2〜3個分以上 あぜに沿ってまっすぐ後退して旋回角度を小さくし、最低2回行う。特に降雨直後はあぜが崩れやすいことも考慮し、斜め刈りの回数・長さを増やして、可能な 限りあぜに乗り上げないようにする。また、必要に応じて直接確認や補助作業者による誘導を行う。
163 2011 5 78 重傷 田植機 2008年製 乗用型4条植 転落・転倒 田植え作業中、苗補給のため畦際で、畦から降りる時、合羽の裾が主変速レバーにひっかかり、田植機とともに土手下に転落し、落下後田植機と衝突した。 畦際で苗補給時に駐車ブレーキがしてなかったため、合羽が主変速レバーに触れて田植機が動き、土手下に田植機とともに落下した。 田植え作業中の苗補給時に運転席を離れる場合には、必ず駐車ブレーキをする。合羽等の服装はきっちりしたものする。
162 2011 5 80 重傷 田植機 2007年製 乗用型3条植 転落・転倒 植付作業終了後、ほ場から出てすぐの農道から河川に転落した。 ほ場から出る時の方向又は農道での旋回時に速度の出し過ぎや運転操作の誤り等が考えられる。 機械の操作確認は落ち着いて、確実に行うことを心がける。ほ場から出る時は後進であぜに直角で速度を下げ、後方確認して出る。農道での旋回時は、速度や進行方向を確認する。
161 2011 5 不明 重傷 乗用型トラクター 1997年製 ロータリ装着 安全フレーム装着 ロータリ尾輪の落下 ロータリ尾輪調整時に、尾輪アジャスタが破損し、尾輪ホルダが落下し、手に裂傷を負った。 始業点検等怠り、破損箇所の不具合を発見できていなかった可能性が考えられる。 始業点検や定期的な点検・整備で不具合箇所を発見して修理する。
160 2011 5 70 死亡 乗用型トラクター 1991年製 ロータリ装着 安全フレーム装着 ひかれ ほ場進入路の下り坂でトラクタを停めたあとトラクタが動き出した。運転者が乗って止めようとした際に振り落とされ、トラクタにひかれて死亡した。トラクタはほ場の畦に乗り上げ斜めになって止まったが、エンジンはかかったままの状態だった。 トラクタを下り坂に止めたこと、止める時に駐車ブレーキをかけ忘れたこと、また動き出したトラクタに乗って止めようとしたことなどが原因と考えられる。 駐車してトラクターを離れる時は、平坦でトラクターが安定する場所を選ぶ。また、作業機を下げて駐車ブレーキをかけ、エンジンを切る。やむを 得ず坂道で駐車する場合は、タイヤに車止めなどを施す。また、動いているトラクタに飛び乗ったり、トラクタから飛び降りたりすることは、傷害・死亡事故に つながる可能性があるためしてはならない。
159 2011 4 86 死亡 乗用型トラクター 1990年頃製 安全キャブ・フレーム無し ロータリ装着 機械の転落・転倒 代かき作業後に水田から側道に出た際、(勢い余って隣の)水田の法面(高さ約70cm)に乗り上げて横転し、転倒したトラクタの下敷きになった。 水田から道路へ出る際の段差等への注意不十分、速度超過、運転操作の誤り(ハンドルの切りすぎ、片ブレーキ等)が考えられる。 段差や溝などを通る場合が多い、ほ場への出入りでは、特に慎重に通路の確認や機械の操作を行う必要がある。機械の操作はできるだけ低速で、確実に行うことを心がける。 ほ場から出る場合は左右ブレーキの連結を確認する。また、ブレーキペダル踏み外し等による事故の可能性もあり、靴底が滑りやすい長靴や軍手を付けての運転は好ましくない。 トラクタの転倒・転落事故は起こりやすく、安全キャブ・フレームが付いているトラクタに更新したい。
158 2011 4 57 軽傷 (打撲・裂傷) 乗用型トラクター 2007年製 安全フレーム装着 ロータリ装着 機械の転落・転倒 午前中の畑での耕うん作業中、回行での後進時に、土手から約6m下に転落した。 頭部の裂傷(2針縫合)と脇腹打撲。 トラクタ後進時の後方確認の不十分、速度超過、運転操作の誤り(ブレーキペダル等踏み外し)が考えられる。 土手や段差のあるほ場端では、特に慎重に場所の確認や機械の操作を行う必要がある。機械の操作は落ち着いて、確実に行うことを心がける。 また、ブレーキペダル踏み外し等の運転操作ミスの可能性があり、靴底が滑りやすい長靴や軍手を付けての運転は好ましくない。 安全フレームがあっても、大きな事故にならないよう乗車中はシートベルトを装着する。
157 2011 1 65 重傷 乗用型トラクター 1999年製 ロータリ装着 安全キャブ装着 転落・転倒 耕うん中、仕上げのために後進したところ転落した。約10メートル下の木に引っかかった。 後方への確認不十分、運転操作の誤り等が考えられる。 機械の操作確認は落ち着いて、確実に行うことを心がける。段差のあるほ場端では、特に慎重に機械の操作を行う。
156 2011 1 80 死亡 乗用型トラクター 2005年製 ロータリ装着 安全フレーム装着 転落・転倒 耕うん中、後進時に高台から5〜6メートル下に転落した。 後方への確認不十分、運転操作の誤り等が考えられる。 機械の操作確認は落ち着いて、確実に行うことを心がける。段差のあるほ場端では、特に慎重に機械の操作を行う。また、事故に備え、乗車中はシートベルトを装着する。安全フレームははずしたり、折りたたんだままにしない。
155 2011 2 73 軽傷 乗用型トラクター 2007年製 ロータリ装着 安全フレーム装着 部品端部との接触 主変速レバーを操作中、グリップが抜けて手首に接触、擦り傷を負った。グリップは、以前にも抜けたとのこと。 部品あるいは組み付け不具合、強い力での操作により発生した不具合等が考えられる。 不具合が確認されたらすぐに修理して、正常な状態で使用する。取扱説明書に従って正しく操作する。
154 2011 3 80 死亡 乗用型トラクター 1997年製 ロータリ装着 安全フレーム装着 転落・転倒 ほ場間移動の際、狭い道を後進中、脱輪して2.5m下のほ場に転落。機械から投げ出されて胸部を圧迫。シーベルトは装着していなかった。 後方への確認不十分、運転操作の誤り等が考えられる。 機械の操作や後方の確認は落ち着いて、確実に行うことを心がける。雑草など路肩を見づらくするものを除く。また、事故に備え、乗車中はシートベルトを装着する。
153 2010 9 75 死亡 歩行型トラクター 平成5年製造 車軸耕うん 緊急停止ボタン付き 巻き込まれ 畑で耕うん機のローターが脚に突き刺さった状態で倒れているところを発見された。 後進時に転倒した。誤って後進速度段に入れた。機関回転速度が高かった。などが考えられるが不明。また、本機(車軸耕うん)には緊急停止装置は装備されていたものの、クラッチを放すと動力がつながる方式のクラッチのため、動力の遮断が困難であったと考えられる。 後方をよく確認する。後進時は最も低い速度段にし、機関回転速度を下げる。
152 2010 9 71 死亡 自脱コンバイン 製造年不明 挟まれ 納屋に収納する際、軒先が低いため、梁と座席の間に体を挟まれ、首を骨折した。 上方に障害物がある場所で乗車した。納屋の構造が機械に適したものではなかった。 上方に低い障害物がある場所には立ち入らない。 歩行して操作ができるレバー類が装備されている機械では、降車して低速で移動させ、歩行操作で使用するレバーにより停止させる。
151 2010 9 68 死亡 乗用型トラクター 1980年頃製 キャブ・フレーム無し 機械の転落・転倒 午前11時頃、段差のある畑の端部を耕うんしていて、約2mの段差から転落、トラクタの下敷きになって死亡。 トラクタでの作業中に畑の端に寄り過ぎ、トラクタが段差を踏み外し、または段差で滑って転落したと考えられる。 雨上がりで、畑が軟らかく、滑りやすくなっていた可能性がある。 死亡事故の防止には、まず、安全キャブ・フレームの装着が必要である。 圃場面が柔らかく、滑りやすい状況では、段差の間近かまでの作業は要注意。また、長靴を履いてトラクタを運転していたと思われるが、ゴム長靴は靴底が滑り易く、ブレーキペダル等を踏み損ねた可能性があり、トラクタの運転では履き物にも注意が必要。
150 2010 9 60 重傷 自脱コンバイン 製造年不明 挟まれ 作業部を駆動して掃除をしていた際、掃除口に手を入れて挟まれ、指を切断した。 駆動状態で掃除をした 掃除を行う際には、必ずエンジンを停止する。 今日のコンバインでは、適切な器具・方法で掃除を行えば、実用上十分な残米除去が可能である。
149 2010 9 34 死亡 自走ロールベーラー 平成9年製造 巻き込まれ 水田で稲わらロール作成時、ロールベーラーの成形室の中で、作業者にヒモ(トワイン)が巻き付いた状態で発見された。 作業中に稲わらがスムースに入らない、ヒモが切れた状態等が発生し、作業者がエンジンを停止せず、ピックアップ部(又は搬送ベルト部)に巻き込まれたと推定される。 点検整備時は、作業者は必ずエンジンを停止して、回転部や搬送部等の駆動部を停止して行う。
148 2010 10 88 死亡 歩行型トラクター 平成12年 車軸耕うん 緊急停止ボタン付き 巻き込まれ 畑で耕うん作業中、後進で方向転換する際に誤って転倒した。機械の右側ロータに左脚を巻き込まれた。 本機(車軸耕うん式)には、緊急停止装置は装備されていたものの、デッドマン式クラッチが装備されていなかったため、転倒時に緊急停止装置を操作できず機械を停止しできなかったため、そのまま巻き込まれたものと考えられる。 後方をよく確認する。後進時は最も低い速度段にし、機関回転速度を下げる。
147 2010 10 75 死亡 歩行型トラクター 昭和60年頃 緊急停止装置やデッドマン式クラッチの装備なし 挟まれ ハウス内のパイプと耕うん機のハンドル部に挟まれた状態で発見された。 誤って後進速度段に入れた。機関回転速度が高かった。後進速度段が高かった。などが考えられるが不明。また、本機には緊急停止装置やデッドマン式クラッチが装備されておらず、動力の遮断がより困難であったと考えられる。 機関回転速度を下げる。最も低い速度段にする。変速の前後進を確認する。
146 2010 9 85 死亡 自脱コンバイン 平成20年頃製 2条刈 ひかれ 運転者が、機械の後方で雑草を抜いていた補助者に気付かず後退し、ひいてしまった。 補助者が不用意に死角に立ち入った。 作業手順の確認が不十分だった。 コンバインの周囲視界、特に後方視界は悪く、また、作業中運転者は作業に集中しているため、後方への注意が不足しがちである。作業中、決して 運転者の許可なく機械の周囲、特に後方に接近してはならない。どうしても必要な際は、必ず前方から、作業者の許可を得て接近する。また、補助者がいる作業 では、作業の内容、合図の方法、禁止事項等を作業前によく打ち合わせておく。
145 2010 10 81 死亡 自脱コンバイン 昭和53年頃製 転落・転倒 農道からほ場に転落して機械の下敷きになった。 路肩を踏み外したためと考えられる。また、運転者が高齢であり、必ずしも適切な操作ができなかった可能性がある。 コンバインではクローラの走行位置が運転席から直接確認できないため、路肩に寄り過ぎないようにする。また、段差のある場所では速度を落とし、旋回や制動の操作は緩やかに行う。
144 2010 9 47 軽傷 自脱コンバイン 平成21年製 3条刈 落下物との接触 アンローダ操作中、頭上を通過した際に、何らかの理由により油圧ホースが破れ、アンローダが落下して頭を打った。 油圧装置の何らかの故障 定期点検、整備を定められた周期で必ず行う。パイプ・ホース類は劣化する可能性があるので定められた期間で交換する。
143 2010 9 65 重傷 自脱コンバイン 平成21年製 3条刈 転落・転倒 畦際から転落し、骨折した。 段差のある畦際で、乗り上げすぎて転落した(後退時とも推測される)。 コンバインは運転席から走行部の位置を直接目視することができないため、後退時などの畦畔への乗り上げは必要最小限にする。 また、必要に応じ、停止・降車して状態を確認するか、補助者の誘導を付ける。
142 2010 9 75 軽傷 自脱コンバイン 平成11年 2条刈 転落・転倒 タンクが満量の状態で、ほ場から段差を乗り越えて道路に出ようとしたところ、機体が後傾してバランスを失い転倒した。なお、被害者は所用のため作業を急いでいた。 作業を急いでいたため、タンクが満量であったにもかかわらず、禁止されているほ場外への移動を行った コンバインは、タンクにもみが入った状態では、十分な安定性を有していないので、転倒しやすくなる。従って、タンクにもみが入った状態では、決してほ場から出てはいけない。 また、夕刻や後に予定がある時などの事故例は多いため、必要に応じて、打ち切って翌日に延ばすことを考慮する。
141 2010 9 28 軽傷 自脱コンバイン 平成17年製 6条刈 転落・転倒 道路上で後退しすぎ、路肩から約3m下のほ場に転落した。 段差がある場所で後退しすぎた コンバインの後方視認性は良くないので、段差のある場所では後退は最小限にする。必要な場合は停止して後方を確認するか、補助者の誘導のもとで行う。
140 2010 8 57 死亡 田植機 平成4年 田植機を運搬車に改造した 自動車等との衝突 午後7時半頃、運搬車に改造した田植機で道路を走行中、後方からワゴン車に衝突された。 夕刻で自動車から見えにくかった可能性はある。2年前に中古車として購入し運搬車に改造して、灯火が装備されて無かったか、点灯していなかった可能性がある。 道路運送車両法に適合してない機械は公道走行をできないので公道走行する場合は、トラック等により輸送する。
139 2010 9 56 重傷 自脱コンバイン 平成22年 4条刈 転落・転倒 ほ場に侵入する際、電気柵を避けようとしてステアリングを切りすぎ、進入路を外れて約3m下のほ場に転落した。なお、事故機の使用時間は約3時間であった。 事故機の操作に不慣れであったため、作業者の想定と異なる動きをした。 ほ場の出入口は転落・転倒事故の多い場所であるので、障害物を可能な限り取り除いて、作業環境の改善を図る。コンバインの旋回性は機械によっ て異なるため、事前に安全な場所で十分に習熟しておく。また、複数の旋回モードを有するものが多いので、移動時には取扱説明書等で指示された状態に設定す る。
138 2010 9 80 死亡 自脱コンバイン 平成6〜8年 2条刈 転落・転倒 農道を走行中、コンバインごと路肩から約2m下のほ場に転落し、体を強打して死亡した。 路肩に寄り過ぎたためと考えられる。また、運転者が高齢であり、必ずしも適切な操作ができなかった可能性がある。 コンバインではクローラの走行位置が運転席から直接確認できないため、路肩に寄り過ぎないようにする。また、段差のある場所では速度を落とし、旋回や制動の操作は緩やかに行う。
137 2010 7 77 死亡 スピードスプレヤー 製造年不明 (2003年6月以前) その他(枝に頭部強打) 柿園において13時頃、柿園の防除中、頭部を強打し死亡したと考えられる。 柿園の防除中に柿の枝に気づかないで走行したものと考えられる。 果樹園において、低い枝や支柱等の運転の障害物には目印をつける等、周囲の状況に十分注意することが必要である。
136 2010 9 75 死亡 スピードスプレヤー 製造年不明 (1992年以降) 転落・転倒 14時頃、なし園の防除に向かう際、薬液タンクの給水のために、道をバックで走っていたところ1.5m下の水田に転落した。 後進走行中で、道路の端を確認しなかったか、速度を出しすぎで、ブレーキ操作が間に合わなかったと考えられる。 後進する場合、機体後方の確認を必ず行い、後進速度は低速に設定する。
135 2010 8 61 重傷 乗用型トラクター 1988年頃、整地ダンプ、キャブ・フレームなし 機械からの転落・転倒 トラクタに整地ダンプを取り付けて作業していたところ、トラクタから投げ出されて頭を打った。 トラクタ運転中に脳梗塞等になった可能性が高いとの報告があるが、シートベルトをしていなかったためトラクタから投げ出されたものと考えられる。 死亡事故に至らないようにするために、トラクタには安全キャブ・フレームの装着が必要である。また、乗車時にはシートベルトを着用する。
134 2010 8 80代 死亡 乗用型トラクター 1974年頃製、ロータリ装着、キャブ・フレームなし (購入時期、経路不明) 機械の転落・転倒 午前8時前に、自宅から農作業に向かう途中、上り坂道路の右側側面に乗り上げて左側に横転、仰向けになったトラクタの下敷きになって死亡。 脇見運転、あるいは、道路走行中に操作を誤って(片ブレーキを踏んだ/急ハンドルを切った)バランスを崩し、急坂の右側側面に乗り上げ横転したものと考えられる。 いつも通っているであろう農道での事故のようであり、慣れによる何らかの誤操作(ブレーキ連結せずなど)があったか。トラクタが古く(約35年前製)、安全フレームが装着されておらず、トラクタのどこかに不具合があった可能性もある。 事故防止では作業時以外は左右のブレーキを連結すること、死亡事故に至らないようにするためには安全キャブ・フレームの装着が必要である。
133 2010 8 不明 重傷 畦草刈機 2004年製 その他(飛散物) 畦草刈中にカバーと地面の隙間から直径60mm程度の石が後ろ側に飛び出し、被害者の右すねに当たり骨折した。 作業場所に石があることに気づかなかったためと考えられる。 あらかじめ作業場所を確認し、石や空き缶などの異物を除去しておく。
132 2010 9 82 死亡 自脱型コンバイン 2008年製 2条刈 転落・転倒 農道(幅約3.5m)を走行中、路肩を踏み外して転落。下敷きとなった。 機械の上に置いたシートの状態に気をとられ、後を振り向いていたため。、操向レバーに接触していることに気が付かなかったと考えられる。 なお、通常は他の家族がコンバインを運転しているため、被害者は機械に不慣れであった。 農業機械の特性は乗用車等と異なるため、運転する際には、取扱説明書等で必要な情報を得、安全な場所で十分に習熟してから行う。移動走行時には機械を指定された状態にし、人や物品の運搬は行わない。運転操作はシートに正しく着席して行う。
131 2010 8 33 重傷 自脱型コンバイン 2010年製 2条刈 転落・転倒 下り坂の農道(幅約2m、傾斜角26°)をコンバインに乗車して前進で運転中に、右クローラが路肩から脱輪し、転倒した。運転者は投げ出され、胸骨・骨盤骨折の重傷(全治60日) 安定角の比較的小さい小型のコンバインであるにもかかわらず、急な傾斜の下り坂を前向きに乗車したまま降りようとした。購入直後であり、当該機械の運転に不慣れであった。 傾斜地で旋回操作をすると、クラッチが切れて急速に旋回することがあり、転落の原因になる。そのため、傾斜地に入る前に機体の向きを決めて直進する。特に本事例のような急傾斜地では、後ろ向きに坂を下りる。2・3条刈の小型コンバインでは降車して坂の上側から操作する。
130 2010 8 52 軽傷 スピードスプレヤー 1999年製 2009年に整備点検実施 転落・転倒 下り坂での速度出し過ぎ及び急ハンドル操作のため、車両が横転した。 下り坂における速い速度での急ハンドル操作によると考えられる。 下り坂では、速度を出した状態で、急ハンドルを切らない。速度を落として走行する。
129 2010 7 52 重傷 スピードスプレヤー 2006年製 ひかれ 畑の斜面に車両を止めて手散布作業を開始するとき、駐車ブレーキのかけ方が不十分だったため、車両が動き出しひかれた。 駐車ブレーキの操作が不十分であったか、調整不足により、ブレーキ本来の機能を果たしていなかったことが考えられる。 駐車ブレーキレバーの引きしろ等を正しく調整し、適切な力で操作したときにブレーキが機能するようにする。また、確実なレバー操作を行う。
128 2010 8 81 重傷 スピードスプレヤー 2010年製 挟まれ 農薬散布中にリンゴの幹と薬液タンクの間に右腕が挟まり、複雑骨折した。 腕を薬液タンクに置いて散布作業を行っていて、木の幹に寄っていることに気がつかなかったことが考えられる。 作業中は、周囲の状況に十分注意することが必要である。早朝など周囲が見づらいこともあるので、低い枝や幹・支柱等の障害物には目印をつけることも事故防止のポイントである。
127 2010 8 75 死亡 乗用型トラクター 2007年 安全フレーム ロータリ装着 衝突 直線道路を走行中に軽自動車に追突された。 後方の車両の本機に対する速度、車両間隔等の見誤りが考えられる。 トラクタ側として遵守すべきことは、道路運送車両法の保安基準に適合していない状態(この場合、作業機を装着した状態)での公道走行をしない。
126 2010 6 70 重傷 スピードスプレヤー 生産年不明(同型式の最終生産1984年) ひかれ エンジンをかけた状態で変速機の調整をしていたところ、変速レバーが不意にはいってしまった。本機が動き出し、転倒したところをひかれた。 本機の予期しない動きによる。 点検調整は、エンジンを停止し、本機に駐車ブレーキをかけて行う。エンジンをかけた状態で変速装置等を操作する場合は、着座する等、不意な動きに対処できる体勢で行う。
125 2010 6 74 重傷 乗用型トラクター 1999年製 ロータリ装着 フロントローダ 安全フレーム 転落・転倒 ほ場作業終了後の畦道を走行時、左折した折に用水路に転落した。頭蓋骨骨折。 安全フレームは折りたたんだ状態、シートベルトは未着用。 左折時における脱輪(目測の見誤り、路肩の見づらさ、左折時に減速するためにブレーキを使用した際に片ブレーキ状態であったための機体の急旋回)等が考えられる。 安全フレームを機能させ、シートベルトを着用。路上走行時はブレーキ連結をする。路肩を見やすく整備する。
124 2010 6 86 死亡 スピードスプレヤー 2004年製 挟まれ 午前6時40分頃、リンゴ園の防除コースから外れた場所で、運転手が低い枝に首が挟まれ骨折し、死亡していた。 事故の発生場所は、防除コースから外れた状態であり、運転者は、ほ場内を移動中に枝に首が引っかかったものと考えられる。 果樹の防除では、無風状態での作業のために、早朝や夕刻等暗いことがあるので、低い枝や支柱等の障害物には目印をつける等、周囲の状況に十分注意することが必要である。
123 2010 6 60 重傷 乗用管理機 2008年製 機械の転落・転倒 午後3時頃、積載車より乗用管理機を後進で降ろす際に左後輪が脱輪し、左側を下に転倒し、機械とほ場の間に挟まれ胸部骨折した。 脱輪の原因として、あゆみの位置と輪距が合っていなかったか、下がる途中でハンドル操作をしたためと考えられる。 荷台から降ろす際は、あゆみの中央に車輪がくるように車体を合わせ、タイヤも直進状態とし、速度は低速として、ハンドル操作は避ける。
122 2010 6 60代 死亡 乗用型トラクター 2002年製、ロータリ装着、フレーム付き 機械の転落・転倒 午後4時頃、水田脇の水路にトラクターが脱輪、その後転倒・転覆して、運転席部分と水路に挟まれて死亡。 水路に脱輪した後、脱出を試みたことにより転倒・転覆したのでは、と考えられる。安全フレーム装着ではあるがトラクターは小型で、脱出を試みた時に運転席から身を乗り出して運転をしていて、運転席と水路に挟まれたのではないか、と考える。 水路に脱輪した段階で十分危険な状況にあるので、ひとりで脱出しようとせずに、トラクターから離れて助けを求めたい。また、安全フレームが装着されている場合は、シートベルトをする、または、運転席に座って運転をするように心がけたい。
121 2010 6 70代 死亡 乗用型トラクター 1980年頃製、ロータリ装着、キャブ・フレームなし (1990年頃中古で購入。) 機械の転落・転倒 午前6時過ぎ農作業に向かう途中、緩い下りの農道走行時に土手に乗り上げて横転した。 脇見運転、あるいは、道路走行中に操作を誤って(片ブレーキを踏んだ/急ハンドルを切った)、土手に乗り上げ横転したものと考えられる。 いつも通っている農道での事故のようであり、慣れによる何らかの誤操作(ブレーキ連結せずなど)があったか。トラクタが古く(約30年前製)、安全フレームが装着されていなかった。 事故防止では作業時以外は左右のブレーキを連結すること、死亡事故に至らないようにするためには安全キャブ・フレームの装着が必要である。
120 2010 6 70代 死亡 田植機 (歩行型4条) 製造年不明 1994年納品 機械の転落・転倒 歩行型4条田植機を軽トラックから後進で降ろしていた際、機械に押し倒され下敷きになって死亡した。 主変速が中立であったか、主クラッチまたはサイドクラッチを操作したことにより、制動力が作用しない状況であったと考えられる。 傾斜地やトラックへの積み降ろし中には、エンジンを始動させてギアを低速段にし、エンジンブレーキを作用させる。絶対に主クラッチおよびサイドクラッチを操作しない。特に後退時は速度を落とし、後方をよく確認して、中途の旋回や停止が必要ないように準備する。
119 2010 6 50代 重傷 スピードスプレヤー 2005年製 道路交通事故 午前5時頃移動中、交差点で右折しようとしたところ、後方から追い抜こうとしていたワンボックス車と衝突した。 ウインカーを点滅させていたかどうか不明だが、後方の車の挙動にも事故の要因があると考えられる。 当該機は保安基準に適合しており公道走行しても問題はないが、一般の車両よりも低速であるため追突のおそれがある。トラックで運搬することにより安全に移動できる。
118 2010 6 50代 死亡 スピードスプレヤー 機械の転落・転倒 午前11時頃散布作業中、高さ2.5メートルの斜面から誤って転落し、車両のハンドルと地面の間に挟まれた。 ハンドル操作を誤ったか、ブレーキとアクセルの踏み間違ったと考えられるが、詳細は不明。 路肩が不安定な場合は、石積み等の方法で補強する。後進散布はしない。テラス式(等高線式)の走行路では、高い方の路面に溝を掘り車輪案内溝とすることで、安定した走行ができる。
117 2010 5 70代 重傷 スピードスプレヤー 1999年製 機械の転落 18時頃に移動中、後方の車からクラクションを鳴らされて慌ててしまい、ブレーキとアクセルを踏み間違え、曲がりきれなくなって横転した。 ブレーキとアクセルの踏み間違いによる。ただし後方の車も一因となったと考えられる。 当該機は、道路運送車両法の型式認定番号を取得していないが、メーカーによれば保安基準に適合する様に製造されたものであった。また保安基準 に適合していたとしても、一般の車両よりも低速であるため追突のおそれがあるので、トラックで運搬することにより安全に移動できる。普段から公道走行では 後続車両等に慌てないよう、カーブ付近や路肩等には特に運転に集中する。
116 2010 5 不明 軽傷 乗用型トラクター 2003年製、キャブ付き、ロータリ装着 機械の転倒・転落 13時頃、道路走行中に脇見により、道を外れて側溝へ転落した。左手と額に軽い擦過傷のみ。 脇見運転による。あるいは、側方を追い越す自動車に気をとられ、逆側に寄りすぎたために脱輪した。 ロータリ等作業機を装着して道路走行を行わない。脇見をせずに運転に集中する。路肩に寄りすぎない。速度を十分落とす。転落時には安全キャブにより運転者を防護した効果もあると考えられる。
115 2009 12 60 軽傷 乗用型トラクター 1996年導入 ロータリ・播種機装着 道路交通事故 21時頃に道路走行中、軽乗用車に追突され、トラクタ及び作業機が大破した。 夜間に作業機を装着した状態で道路(公道)走行していたため、作業機でトラクタの尾灯や後部反射器が隠れて見えない、あるいは見えにくい状態になっており、軽乗用車の運転手がトラクタを認識できなかった、あるいは認識が遅れたことが原因と考えられる。 基本的に作業機を装着して公道走行してはならないので、公道走行する場合は作業機をはずして走行する。灯火類が確実に点灯することを確認する。
114 2010 1 80代 重傷 乗用型トラクター 2006年製、フレームあり、フロントローダー装着 機械の転落・転倒 ローダー専用機として使用していたトラクタで除雪作業をしていた。雪を川へ運んでいる最中に前進しながら4mぐらいの高さから川へ機械と一緒 に転落した。機械は川底で上下逆さまの状態であった。肋骨2〜3本骨折、頭部裂傷、打撲で14日間の入院治療の重傷。やや下った濡れた路面(雪はない)で バケットをダンプしているときの事故のようであるとのこと。 操作を誤ったか、機械が不安定になりかけて操作の判断を誤ったと推定される。整備依頼を受けた際の当該機は、運転操作に不具合はなかった。 トラクタ乗車時にはシートベルトを着用する。段差のある危険性の高い場所、特に路面が傾斜している場所等で作業する際は、速度を落として慎重 に作業する。フロントローダー装着時は後部に適切なウェイトを装着する。また今回のような、フロントローダーを操作して崖下に雪等を落とす作業において は、作業機操作時に駐車ブレーキをかける、作業場所の選択については、ガードレールや縁石等、乗り越えにくいものがある箇所を選ぶ、などの予防策が考えら れる。
113 2009 11 50代 重傷 普通型コンバイン 巻き込まれ 刈取作業中、刈取部に混入した泥を除去しようと刈取部に近づき、オーガドラムに巻き込まれ、左肩を骨折、右手を裂傷した。なお、泥除去作業中の機械の状態は、エンジンはかけたまま、各種クラッチは「入り」の位置、変速(HST)レバーは「中立」の位置であった。 刈取・脱穀クラッチやエンジンを切らずに、刈取部に近づき泥を除去しようとしたことが揚げられる。なお、リールの回転は刈取部に装備されている外部クラッチにより止められていたと思われる。 機械の点検・清掃時には、必ず、各種クラッチとエンジンを切り、駐車ブレーキを掛けてから行うこと。
112 2009 11 80代 死亡 乗用型トラクター 前部にローダー後部にロータリ装着、安全フレーム付き 機械の転倒・転落 畑の出入口で、ローダーを上げた状態でトラクタを後進で斜めに降りていた時、サイロのビニールを押さえるための古タイヤに右後輪が乗り上げ、機体が左側に転倒した。運転者は飛び降りたが倒れてきたトラクタの下敷きになった(フレームで頭部を圧迫)。 サイロのブロック塀にローダが当たることに注意が向いていた、斜面を斜めに降りたことやローダを上げた状態であったため転倒しやすくなったこと等が揚げられる。 安全フレームが装着されている場合は機械から飛び降りない、シートベルトをする。また、斜面の急なところでの出入りでは機体を斜面に対して直角にして走行すること、圃場への出入り方法を前もって決めておくなどが揚げられる。
111 2009 10 不明 軽傷 動力刈取機(結束型) 2000年製 その他(部品の落下) 刈取作業中、ウエイト取付けフレーム(板金製)が割れ、ウエイトが足の上に落下した。 錆や亀裂が原因でフレームが割れ、ウエイトが落下したものと思われるが詳細は不明。 刈取シーズン前には必ず機械の点検・整備を行うこと。また、シーズン終了後に販売店等で機械の点検・整備をしてもらうことも機械を長持ちさせることに繋がる。
110 2009 10 不明 重傷 歩行型トラクター その他(人、機械の転落) 管理機で防除作業中、後進時に足を滑らせて用水路に転落し、骨盤を骨折した。 後進速度が速すぎた、後方の確認をしなかったことなどが揚げられるが詳細は不明。 後進する場合は必ず後方の状態を確認し、エンジン回転を落とすなど走行速度を押さる。また、畑との境界に目印となる棒などを立てておく。
109 2009 10 70代 軽傷 自動脱穀機 1996年製 その他(発火) 脱穀終了後2時間して、機械を40mぐらい移動し軽トラに乗せた。軽トラのあおりが閉まらなかったので再度エンジンを始動させたときエアークリーナから炎が出た。それを土を掛けて消火した。その時に右手の指2本に軽い火傷を負った。 バックファイヤーでエアークリーナーのウレタンエレメントに着火したものと思われる。  その年の最初に機械を使用する際にはエアークリーナーの清掃など機械の点検・整備を行うこと。また、ウレタンエレメントの汚れが酷いときはエレメントを交換すること(取扱説明書の機械の点検・整備覧を参照)。
108 2009 10 60代 軽傷 自脱型コンバイン その他(カバー端部との接触) カッターカバーを外すためカバーの端(外縁)を握ったとき左手の中指・薬指の内側を切った。 製造時の仕上げ不足や鉄板の反り返りなどによりバリがでたものと思われる(カバーは板金製で、バリらしきものがあった)。 使用中に気のついた変形等は補修しておく。
107 2009 10 _ _ _ 乾燥機(穀物用循環型) その他(火災) 乾燥機内部の火災。 乾燥機内部にゴミが溜まっており、それに引火した模様。 モータ、ベルト周辺のわら屑、埃の堆積は火災の原因となるので、定期的に清掃して除去する。
106 2009 10 60代 重傷 自脱型コンバイン 巻き込まれ(挟まれ) 稲を収穫中、籾タンクの満タン警報ブザーがなったがあと少し刈取を続けたかったのでタンク内の籾をならした。その際、籾搬送スクリューに指が挟まれ、左人差し指を切断した。 エンジンを止めずにタンク内に手を入れ、籾のならしを行った。 取扱説明書をよく読んで、作業手順を守って作業をする。
105 2009 10 70代 死亡 乗用型トラクター 安全フレーム付き、ロータリ装着 機械の転倒・転落 あぜ道を走行中、畑に転落しトラクタの下敷きになった。 スピードの出しすぎ、脇見運転などが考えられるが詳細は不明。 スピードを出しすぎない、脇見運転をしない、左右独立ブレーキを連結することなどが揚げられる。また、トラクタの転倒時に投げ出されないためには、シートベルトを着用すること。
104 2009 10 70代 軽傷 自脱型コンバイン 機械の転倒・転落 洗車のためスロープを降りて川に進入。洗車後、スロープを上がる際、左側のクローラがスロープから脱落し、コンバインが横転した。横転の際、機械から振り落とされ、打撲及び裂傷を負った。 座席が右側にあるため左側のクローラが見えず、クローラがスロープから脱落したものと思われるが詳細は不明。 洗車は自宅庭など平坦な場所で行うこと。また、スロープなど幅の狭い段差のある場所を走行する場合は低速で走行するとともに案内役をたてるなどが揚げられる。
103 2009 10 30代 死亡 普通型コンバイン 機械の転倒・転落 大豆の収穫作業中、畦合せのため、コンバインを後退しすぎて段差5mの下の畑に転落した。 後退速度が速すぎた、作業に慣れすぎたなどが考えられるが詳細は不明。 段差のある圃場には境界付近に旗竿など目印となるものを立てておく、後退は低速で行う、余裕のある作業計画を立てるなどが揚げられる。
102 2009 10 50代 軽傷 乗用型トラクター 安全フレーム付き、ロータリ装着 自動車との衝突 午後5時20分頃、トラクタで走行中、乗用車に追突され、トラクタから投げ出され打撲を負った。 ロータリを装着した状態でトラクタの灯火類が見づらかった、ロータリの端までの距離の目測を誤ったなどが考えられるが詳細は不明。 ロータリを装着して走行すると後ろからは灯火類が確認しづらくなる上、後方又は側方への作業機の張り出し分の距離が正確に把握しづらい。また、トラクタの転倒時に投げ出されないためには、シートベルトを着用すること。
101 2009 10 40代 軽傷 自脱型コンバイン 機械の転倒・転落 道路より高い位置にある圃場に後進で進入していたところ、草が生い茂っていたため、あぜの部分と土手の境がわからずコンバインが横転(180度転倒)した。飛び降りた際に打撲を負った。 傾斜面に対して斜めに進入したため機体のバランスを崩して横転した模様。 斜面の急なところでの出入りでは機体を斜面に対して直角にして走行すること。また、作業前に、出入り口や畔際の草刈りなど圃場周辺の管理に留意する、余裕のある作業計画をたてることなどが揚げられる。
100 2009 10 60代 重傷 乗用型トラクター 安全フレーム付き、トレーラをけん引 自動車との衝突 午後6時30分頃、トレーラをけん引してトラクタで走行中(籾運搬)、乗用車に追突された。衝撃によりトラクタから投げ出され横転してきたトラクタの下敷きになった。 トレーラが見にくかった、トレーラまでの距離の目測を誤ったなどが考えられるが詳細は不明。 トレーラの荷物によりトラクタの灯火類が確認しずらくなるのでトレーラに反射板又は低車速マークをつける。また、トラクタの転倒時に投げ出されないためには、シートベルトを着用すること。
99 2009 9 70代 死亡 スピードスプレヤー 薬液タンク容量600L ひかれ 発見時には、洗車時のそばの畑で180度向きを変えた状態で柿の木にぶつかる形で止まっていた。エンジンは掛かったまま、車輪は回転し被害者がスピードスプレヤーにひかれていた。  変速位置はH-3で片ブレーキ状態であった。 移動走行するためクラッチ操作をする際、速度が高速であったので、急ブレーキを踏んだが、片ブレーキであったため、旋回し振り落とされてひかれたと推定されるが、詳細は不明である。 高速度段を使用する移動走行時は、左右のブレーキ連結を確認する。発進時は、エンジン回転数を下げ、高速での発進をしない。
98 2009 9 70代 重傷 もみすり機 巻き込まれ 運転中にしいな口を手で掻き出そうとして指を巻き込まれた。当該部位にはこの行為を禁止する安全標識あり。 運転中に機械内部に手を入れた。つまりが生じそうになっていた可能性有り。 排出口は構造上完全に防護できない部位であるため、運転中は絶対に手や物を入れてはいけない。詰まりを除去する等の時は必ず機械を一旦停止させる。
97 2009 9 50代 軽傷 乗用型トラクター フロントローダ付き 機械からの転落・転倒 牧草地を走行中、前車軸部の脱落により、前方に投げ出され転落。腰、背中を打撲。 前車軸部を支持するセンターピンホルダの破損による前車軸の脱落。 車両点検整備を行う。転落しないようキャブ・フレームの装着及びシートベルトの装着に留意。
96 2009 9 70代 死亡 自脱型コンバイン 機械の転落・転倒 刈取作業時に後退しすぎてほ場から転落し、下敷きとなった。 コンバインの後方視界が悪い。あぜを踏み越すほど過剰に後退した。 段差のあるほ場では後退は低速で行い、あぜを踏んで機体の後方が持ち上がるほど後退しない。枕地の斜め刈りを行うときは、機体2〜3個分以上あぜに沿ってまっすぐ後退して旋回角度を小さくし、最低2回行う。その方が最終的には作業が早く、刈り残しも少なくなる。
95 2009 9 60代 死亡 自脱型コンバイン ひかれ 補助作業者が、刈り残しの稲を手刈りしようとしてコンバインの後方に近づいたところ、気付かなかった運転者がコンバインを後退させたため、ひかれた。 コンバインの後方視界が悪い。補助作業者が運転者に連絡なしに機械に接近した。 コンバインには側方・後方に死角があり、かつ運転者は前方に注意を集中する傾向がある。作業中にコンバインに接近することは大変危険であり、 絶対にしてはいけない。非常時等やむを得ない場合は、運転者の承認を得てから接近する。また、運転者は補助作業者等に対し、そのことを事前に徹底してお く。
94 2009 8 80代 軽傷 自脱型コンバイン 機械の落下 アユミ板を使用してコンバインをトラックに積み込み中に、左にずれたため修正しようとして右に操行したところ、コンバインがアユミ板を踏み外して落下し、運転者が足に打撲を負った。 アユミ板上で急激な操行を行った。アユミ板に乗せる前の方向調整が十分でなかった。 コンバインでは、傾斜地において操行操作を行った場合、片側のクラッチが切れ、急激に方向が変わることがある。アユミ板状で方向修正が必要に なった場合には、その場で操行操作をしてはいけない。必ず、そのまま後退し、一度アユミ板から降りて、再度方向修正をしてアユミ板に乗せる。
93 2009 9 70代 死亡 歩行型トラクター けん引駆動兼用型、狭圧防止装置付き その他(ハンドルとの衝突) 歩行型トラクターにトレーラーを装着するため後進した際、歩行型トラクターのタイヤ止めを外すのを忘れていたため、ハンドルが跳ね上がり胸と後頭部を強打して死亡。 機関回転速度が高かった。後進速度段が高かった。タイヤ止めを外すのを忘れたため、狭圧防止装置より先にハンドルに強打した。などが考えられるが不明。 機関回転速度を下げる。最も低い速度段にする。
92 2009 9 60代 重傷 自脱型コンバイン 巻き込まれ 掃除口を開け、作業部を駆動して掃除を行っていたところ、まだ開いていない掃除口に気付き、軍手をしたまま開けようとして可動部に巻き込まれた。 駆動しながら掃除を行った。軍手をして可動部に手を近づけた。 清掃は、必ずエンジンを停止してから行う。その際、あらかじめ5分程度空運転を行い、残ったわらくず等を掃除口に送っておく。
91 2009 9 不明 軽傷 自脱型コンバイン 機械の転倒・転落 ほ場の出入り口を後退登坂中に左側に横転し、運転者が投げ出されて打撲を負った。 後退して登坂した。段差の踏み外しの可能性有り。 傾斜地は可能な限り前向きで登坂する。ヘッダをぶつからない範囲で下げて、低速で走行する。ほ場出入口の傾斜の減少、幅の拡大を行う。出入口の整備により多少栽培面積が減少しても、能率・安全性が向上するので、長期的には経済的である。
90 2009 8 - 乾燥機(穀物用循環型) その他(火災) 通風乾燥中に煙が出ていたため、張込ホッパを開けたところ、発火した。 送風機モータ付近のわら屑の堆積。 モータ、ベルト周辺のわら屑、埃の堆積は火災の原因となるので、定期的に清掃して除去する。
89 2009 8 70代 死亡 乗用型トラクター フレーム付き、ロータリ付き 機械の転倒・転落 休耕田で作業中、約1m下の別の休耕田に転落し、トラクターの下敷きになった。 脇見運転による脱輪が考えられるが詳細は不明。 作業前に、ほ場端など周辺の状態を確認すること。また、シートベルトを着用する、余裕のある作業計画を立てるなどが揚げられる。
88 2009 8 70代 死亡 乗用型トラクター キャブ・フレームなし、ロータリ付き 機械の転倒・転落 畑に入る際、左前輪をあぜ道に乗り上げトラクターが反転し、トラクターの下敷きになった。 畑への進入の際、斜めに入ったことが考えられるが詳細は不明。 ほ場への進入・退出の際は機械を直角に出入りすること。また、安全キャブ・フレームを装着する、作業時以外は左右独立ブレーキを連結するなどが揚げられる。
87 2009 8 50代 死亡 乗用型トラクター フレーム付き、3連デスクモア付き 機械の転倒・転落 土手から畑に転落し、トラクターの下敷きになった。 草刈り作業中バランスを崩して転倒又は転落したものと思われるが詳細は不明。 左右独立ブレーキを連結する(農道等を走行しながらの作業と思われるので)、シートベルトを着用する、余裕のある作業計画を立てるなどが揚げられる。
86 2009 8 80代 死亡 スピードスプレヤー 薬液タンク容量600L 挟まれ リンゴ畑に農薬散布するためにスピードスプレヤーを運転中、スピードスプレヤーの座席背もたれとせり出したリンゴの枝の間に胸を挟まれて、死亡した。 スピードスプレヤーで散布中にせり出したリンゴの木の枝に挟まれた。詳細は不明である。 果樹園での防除作業では、スピードスプレヤー等の防除機の走行経路上に果樹の枝がせり出していることもあり、運転中は、周囲の状況を常に確認することが必要である。
85 2009 8 80代 死亡 乗用型トラクター キャブ・フレームなし、ロータリ付き 機械の転倒・転落 道路から2m下の畑に転落し、トラクターの下敷きになった。 スピードの出しすぎや脇見運転による脱輪が考えられるが詳細は不明。 スピードを出しすぎない、安全キャブ・フレームを装着する、作業時以外は左右独立ブレーキを連結する、余裕のある作業計画を立てるなどが揚げられる。
84 2009 7 60代 軽傷 乗用型トラクター キャブ付き、ロータリ装着 その他(マフラーとの接触) トラクタの右側ドアから乗降する際に、手すり付近のマフラに触れて右手の甲と腕をやけどした。家庭内治療をした。 手すりとマフラカバーが比較的近い位置にあるため、乗降の際に触れた。 マフラは、カバーをしているが、高温になるため、その近くで作業する場合は、触れないよう注意する。
83 2009 6 60代 軽傷 自脱型コンバイン その他(トラック荷台からの転落) コンバインのオーガが不意に旋回し、トラックの荷台で穀粒排出の補助をしていた補助者に接触して、補助者が転落した。 オーガ旋回モータの取付ボルトが緩んでいたため、オーガが制動力を失い、自重で旋回。 設計、品質管理の改善。なお、当該機種は全車改修・改善済み。このような故障以外にも、誤操作などによって不意にオーガが旋回する危険性があるので、旋回範囲には立ち入るべきではない。
82 2009 6 60代 死亡 乗用型トラクター フレーム付き、ロータリ付き 機械の転倒・転落 柑橘園内の坂道で移動中約5m下に転落し、トラクターの下敷きになった。 スピードの出しすぎや脇見運転による脱輪が考えられるが詳細は不明。 スピードを出しすぎない、シートベルトを着用する、作業時以外は左右独立ブレーキを連結する、余裕のある作業計画を立てるなどが揚げられる。
81 2009 6 80代 死亡 乗用型トラクター キャブ・フレームなし 挟まれ トラクタに農薬散布機をつけての作業中、リンゴの木の枝と座席背もたれの間に挟まれた。運転者は死亡。 枝に気がつかなかったことが考えられる。 作業中は、進行方向への注意も怠らないこと。作業に支障のある不要な枝の処理、あるいはその付近での注意喚起のための目印を見やすい位置の設置することなどが挙げられる。
80 2009 5 不明 軽傷 乗用型トタクター フレーム付き 自動車との衝突 国道の路側帯に停車中に後方から自動車が衝突した。トラクタは道路脇のほ場に仰向けになった。発生時刻は夜7:30。運転者は頭を強打 した。トラクタは、フレームを装備し、ロータリ付きの状態。 衝突した自動車が、停車中のトラクタに気づかなかったこと、ロータリまでの距離の目測を誤ったことなどが考えられる。 トラクタは、停車したばかりであったかどうか不明であるが、停車したら駐車ブレーキをかけること。また、ロータリを装着して走行するとうしろからは灯火類が確認しづらくなる上、後方あるいは側方への作業機の張り出し分の距離を正確に把握しづらい。
79 2009 5 80代 死亡 乗用型トラクター キャブ・フレームなし 自動車との衝突 トラクタで県道を走行中、自動車に追突され、道路脇を流れる川に転落、頭部を強打し死亡。発生時刻は夜7:30、トラクタの装備状況は、キャブフレームなし、ロータリ付き。 ロータリを装着している状態で、トラクタの灯火類が見づらかったこと、ロータリの端が確認しづらかったこと等が考えられる。 ロータリを装着して走行するとうしろからは灯火類が確認しづらくなる上、後方あるいは側方への作業機の張り出し分の距離を正確に把握しづら い。また、トラクタの前輪分担荷重が少なくなり、操舵の安定性にも影響を与える。転倒時の運転者防護のためにはキャブ・フレームの装着及びシートベルトの 装着に留意。
78 2009 5 40代 軽傷 乗用型トラクター ロータリ装着 その他(部品のバリ状の突起に接触) ロータリ爪点検の際にチェンケースに手を添えてかがみこんだところケース溶接部に突起がありそれにより親指を裂傷した。 製造時の仕上げ不足、他の機械や工具が当たったことにより鉄板やネジ類に反りかえり、めくれ、バリが出来たこと等が考えられる。 使用中に気のついた変形等は補修しておく。
77 2009 8 70代 死亡 スピードスプレヤー 薬液タンク容量600L 挟まれ 散布中の事故と思われるが、運転席でリンゴの枝との間に胸を挟まれ窒息死した。挟まれた枝の高さは地上高1.3m、太さは直径約10cmであった。 前方の枝に気づかずに前進し、挟まれたものと思われるが詳細は不明。 脇見運転をしない、無理な作業計画を立てないなどが揚げられる。また、日頃から散布走行路への枝の張り出しを除去するなど園地整備に留意することも大切である。
76 2009 8 50代 重傷 乗用管理機 ロータリ装着 巻き込まれ 畑で中耕作業中、異音がすするため機械から降り点検しようとして、左手の軍手がロータリ駆動軸部のヘアピンに巻き込まれ、手首の切断、二の腕までの巻き込まれとなった。 ロータリの駆動を断ってから点検をすれば、この事故は起こらなかった。 乗用機械の点検・調整時には、必ず駐車ブレーキを掛け、エンジンを切り、作用部の回転等を完全に停止させること。作業クラッチがあればクラッチを切ること。また、軍手や手ぬぐいなど引っかかりやすいものを身につけたまま、身体を可動部に近づけないこと。
75 2009 6 60代 死亡 スピードスプレヤー 薬液タンク容量600L、4輪4駆(2駆切替可) 挟まれ 急斜面で、立ち木をよけきれず、機械と立ち木との間に挟まれた。 スピードの出しすぎ、片ブレーキ操作などが考えられるが詳細は不明。なお、事故の2日前から体調が悪かったとのこと。 スピードを出しすぎない、散布時以外はブレーキを連結するなどが揚げられるが、体調が悪いときは無理をしないことが一番である。どうしても散布が必要なときは作業委託を考えてみる。
74 2009 6 70代 死亡 スピードスプレヤー 薬液タンク容量600L、4輪4駆(2駆切替可) ひかれ 平坦な桃園での農薬散布中の事故である。前車軸がオペレータの上に乗り、前輪右のタイヤが空転していた。 普通に着座して運転していれば起きないはずの事故と思われるが、どのようなことでひかれたかは不明。 降車時には必ずエンジンを止め、駐車ブレーキをかけること。また、日頃から運転者自身の健康管理や園地の作業環境整備に留意することも大切である。
73 2009 5 70代 死亡 高所作業機 平成9年度製造ブーム式 挟まれ 果樹園を後方進行中にナシ(ラフランス)の枝とゴンドラとの間に首を挟まれた。 運転操作ミスや脇見運転の可能性が考えられるが詳細は不明。 移動時はブームを一番下まで下げる、脇見運転をしないなどが揚げられる。
72 2009 6 50代 重傷 乗用型トラクター 安全フレーム装着 ロータリ装着 機械の転倒・転落 傾斜地畑でのロータリ耕うん作業中、作業機を上げた際に転倒、運転者はトラクタより離れたところに転落し、両足骨折をした。 傾斜地での作業 機体のバランスをくずすような急傾斜地での作業は行わない。一般的に、傾斜地での作業を行う場合、トラクタの輪距を広げる、急な旋回を避ける等、安定性を確保するための措置をする。なお、安全フレームを立てて使用している場合、シートベルトを装着すること。
71 2009 6 70代 死亡 田植機 乗用型4条植、歩行運転が可能な乗用型機械 ひかれ 運転者が水田に仰向けに倒れ、田植機の左前輪が運転者の上に乗り上げた状態で止まっていた。 段差のある水田に田植機を入れるため、機械から降りて運転操作をしていて、足元をとられ田植機に押し倒されたと考えられる。なお、副変速レバーの位置は「標準」、主変速レバーの位置は「植付」のままであった。 機械から降りて、田植機を水田に入れる時は、副変速を超低速の位置にして、傾斜方向に直角にゆっくり低速で走行させ、クラッチレバーの操作は機械の前方に立たず、横側の位置で行う。なお、水田から出す時は機械を後進走行させる。
70 2009 5 50代 死亡 乗用型トラクター ライムソワー装着(米ぬか散布) 回転部への巻き込まれ ホッパー内の様子を確認中、誤ってアジテーターに手が巻き込まれ、腕が切断された(出血性ショック死)。 何故、ホッパー内に手を入れたかは不明。 トラクター作業機の点検、調整時には、必ず、PTO変速レバーを中立に戻すなど作業機の駆動を断つとともにトラクターのエンジンを止めること。
69 2009 5 60代 死亡 乗用型トラクター 安全キャブ・フレームなし(装着されているはずのフレームが取り外されていた) 機械の転倒・転落 自宅から畑に向かう途中、幅約2mの農道で脱輪し、約1.5m下の休耕田に転落し、トラクターの下敷きとなった。 スピードの出しすぎや脇見運転により路肩から脱輪し転落したものと考えられるが詳細は不明。 安全キャブ・フレームを装着する、シートベルトを着用する、スピードを出しすぎない、脇見運転をしない、作業時以外は左右独立ブレーキを連結するなどが上げられる。
68 2009 5 不明 軽傷 乗用管理機 薬液タンク、ポンプ、折り畳み式のブームノズルを装備 自動車との衝突 夕方7時30分頃、車に追突され、機械が横転し、運転者が放り出された。 後続車の前方不注意。 低速車マークや反射板を機械の後部に付け、後続車に機械の存在を認識しやすくする。出来るだけ、移動時にはトレーラーやトラックを利用する。
67 2009 4 70代 死亡 乗用型トラクター 安全フレーム付き 機械の転倒・転落 夕方7時15分頃、道路から誤って約1m下の水田に転落し、トラクターの下敷きとなった(不慣れが原因で運転操作ミスをしたと思われる)。 トラクタの運転に不慣れであったことが事故の要因と考えられるが詳細は不明。 慣れた人に運転を頼む、シートベルトを着用する、前照灯をつける、作業時以外は左右独立ブレーキを連結する、余裕のある作業計画を立てるなどが上げられる。また、2柱式フレームではフレームを折り畳んだままにしないこと。
66 2009 4 60代 死亡 スピードスプレヤー 平成16年製造、薬液タンク容量600L、4輪4駆 機械の転倒・転落 散布作業に行く途中ハンドル操作を誤り、進行方向左側の法面に乗り上げ横転し下敷きとなった。 スピードの出しすぎや脇見運転が考えられるが不明。また、運転席が機体の右側にあるので転倒時逃げ切れなかったことも考えられる。 スピードを出しすぎない、脇見運転をしない、ブレーキが左右独立しているものでは散布時以外は連結する、余裕のある作業計画を立てるなどが上げられる。なお、ロールバーのような転倒時運転者防護構造物が装備されていれば死亡事故に至らなかったと思われる。
65 2009 4 60代 重傷 歩行型トラクター 管理専用機(車軸耕うん式)、緊急停止装置付き 回転部への巻き込まれ (作業中の)後進時にロータリ爪に巻き込まれ、骨折、裂傷、右足首切断した。 後進時に転倒した、衣類が爪に巻き込まれたなど考えられるが不明。 今回の機械には、手を離すとクラッチレバーが戻って動力が切れるデッドマン式クラッチが備えられていなかった。デッドマン式クラッチを備えたものであれば、巻き込まれの可能性が低く、より安全性が高まる。
64 2009 4 60代 死亡 乗用型トラクター 安全フレーム付き、ロータリ付き 機械の転落・転倒、挟まれ 直進路の幅員が5mから3.5mと狭くなる場所において、道路から逸脱、左の斜面に横転したまま直進し、前方の立木に運転者が挟まれ、死亡。 前方視界以外のことに気を取られ、幅員が狭くなっていることに気がつかなかった、速度が速く操作が間に合わなかった等が考えられる。 脇見運転をしない。路上走行中は、必ず左右独立ブレーキペダルを連結する。見通しのよくない場所では速度を落とす。幅員が狭くなるところでは、その手前に予め注意を喚起する標識や表示を施す。道路端が見づらくなるような雑草などの障害物は除去する。
63 2009 4 60代 重傷 スピードスプレヤー 平成4年製造、タンク容量600L、3輪2駆 機械の転落・転倒 みかん園で、主変速を高速後進で方向転換中、速度が速かったため、左後車輪が脱輪し約2m下に転落した。 後進での方向転換を高速で行ったため止まることが出来ずに、ほ場端後方に転落したと考えられる。 後進で方向転換をする場合は、十分後方確認をしつつ、低速段でエンジン回転を低速にし、慎重に行うことが必要である。段差のある園地端など危険と思われる場所には何か注意を喚起するものを施す。
62 2009 4 70代 重傷 スピードスプレヤー 平成13年製造 タンク容量1000L、4輪4駆 挟まれ りんご園地内の水場を確認するため、主変速を中立にし、駐車ブレーキを引いて降車したら、操作ミスで主変速が高速の1速に入ったまま、無人で発進した。車両を止めるため飛び乗ろうとして、車両の右側とリンゴの木に挟まれた。 主変速を中立にしたつもりが誤って1速に入ってしまったと考えられるが詳細は不明。 変速レバーの位置や駐車ブレーキのきき具合を再確認してから降車するなど余裕を持って行動する。また、操縦装置などに引っかからないような作業に適した衣服を着用することも大切である。
61 2009 3 70代 死亡 乗用型トラクター 安全キャブ・フレームなし、ロータリ(培土板付き)装着 機械の転落・転倒 耕耘終了後、次の水田に移動途中、ハンドル操作ミスにより転落 脇見運転やスピードの出しすぎによる路肩からの脱輪が考えられるが詳細は不明 安全キャブ・フレームを装着する、シートベルトを着用する、作業時以外は左右独立ブレーキを連結する、余裕のある作業計画を立てるなどが上げられる。
60 2009 3 70代 死亡 スピードスプレヤー 平成20年製造、タンク容量1000L、4輪4駆。 挟まれ わい性台リンゴ園において右旋回中に車両の右前部が斜めの支柱に当たった状態になったままで車輪が空転していた。エンジン回転は 1000rpm程度、速度段は低速前進、送風機は低速回転状態となっていた。オペレータは、車両の下でうつぶせ状態(地面がタイヤで掘られていたため圧迫 状態)で発見された。 不明 普通に着席して運転していれば起きないはずの事故である。オペレータの健康管理、作業時周囲への注意、点検時のエンジン停止などが必要である。
59 2009 2 70代 死亡 乗用型トラクター ロータリー装着、安全フレームなし 機械の転倒・転落 自宅よりトラクターを運転し、圃場へ向かうため自宅進入路を走行中、進入路脇の水路に転落し、トラクターの下敷きになった。 片ブレーキ使用による脱輪やわき見運転などが考えられる。 安全キャブ・フレームの装着とシートベルトの着用。また、作業時以外は、必ず左右独立ブレーキペダルを連結する。
58 2009 2 70代 死亡 乗用型トラクター ロータリー(培土板付き)装着、安全フレームあり 機械の転倒・転落 あぜ道を移動中、旋回したときにロータリが土手に接触し、1.3m下の田に転落したと推定されている。 安全フレームを装備していたが、シートベルトを着用しないで運転していたため、ハンドルなどで胸を強く打ったと思われる。 トラクタ乗車時には必ずシートベルトを着用する。
57 2008 9 40代 死亡 乗用型トラクター ロータリー装着、安全フレームあり 機械の転倒・転落 畑から雑木林に約30m転落した。 安全フレームを装備していたが、シートベルトを着用せずに運転していたために投げ出されてしまったと思われる。 トラクタ乗車時には必ずシートベルトを着用する。
56 2008 7 40代 重傷 歩行型トラクター 管理専用機(車軸耕うん式)、緊急停止装置付き 回転部への巻き込まれ なし園の下草取りのため耕うん作業中、ロータリが土中のアンカー杭(なし棚揺れ防止用)に引っかかった。杭を取り除くため機械を後進させたところ、機械が上方に持ち上がり、被害者が転倒、ロータリに脚を巻き込まれた。 機関回転速度が高かったため、後進方向に機械が動き出した時に、主クラッチを切る操作や緊急停止装置を押す操作が間に合わなかったと考えられる。また、取扱説明書に、爪軸装着時の後進禁止が記載されていたのに守られなかった。 今回の機械には、手を離すとクラッチレバーが戻って動力が切れるデッドマン式クラッチが備えられていなかった。デッドマン式クラッチを備えたものであれば、巻き込まれや機械の下敷きになる可能性が低く、より安全性が高まる。
55 2008 8 40代 死亡 乗用型トラクター ロータリー装着、安全フレームあり 機械の転倒・転落 農道を直進中、交差点先の左下の水田に転落した。 安全フレームを装備していたが、シートベルトを着用せずに運転していたために投げ出されてしまったと思われる。 トラクタ乗車時には必ずシートベルトを着用する。
54 2008 8 50代 重傷 歩行型トラクター 管理専用機(車軸耕うん式)、緊急停止装置付き 回転部への巻き込まれ 耕うん作業中、ロータリ爪軸が土中深く入り込み、動かなくなった。土から出すために前後進を繰り返している最中に、機械が急に動き出し(後進方向に)、ロータリに足を巻き込まれた。 機関回転速度が高かったため、後進方向に機械が動き出した時に、主クラッチを切る操作や緊急停止装置を押す操作が間に合わなかったと考えられる。また、取扱説明書に、爪軸装着時の後進禁止が記載されていたのに守られなかった。 今回の機械には、手を離すとクラッチレバーが戻って動力が切れるデッドマン式クラッチが備えられていなかった。デッドマン式クラッチを備えたものであれば、巻き込まれや機械の下敷きになる可能性が低く、より安全性が高まる。
53 2008 10 70代 死亡 乗用型トラクター ロータリー装着、安全キャブ・フレームなし 機械の転倒・転落 市道(5m幅アスファルト)を走行中、路肩(砂利)を越えて70cm下の田へ転落。警察は脇見との見解。 他車の追い越し、離合により道路脇に寄る際に右側に気を取られた。脇見運転をしていた。ブレーキ連結が外れたまま高速走行中、片ブレーキが利いてしまった。等が考えられる。 脇見運転をしない。路上走行中は、必ず左右独立ブレーキペダルを連結する。
52 2008 10 70代 死亡 乗用型トラクター ロータリー装着、安全キャブ・フレームなし 機械からの転落・転倒及び巻き込まれ 稲刈り後の水田を耕うん中、機械から転落し、ロータリに巻きこまれた。 不明。 普通に着席して運転していれば起きないはずの事故である。何らかの異常を感じたら先ず停車し、必要に応じてエンジンを停止してから、確認を行うこと。
51 2008 6 不明 重傷 ロータリ培土機 トラクタに装着 その他 培土機を取り外し中、取付部がバネの反発力により回転し、右手に接触してけがをした。 作業手順を誤った。 取扱説明書をよく読んで、作業手順を守って作業をすること。
50 2008 9 80代 死亡 乗用型トラクター 安全フレームあり 機械からの転落・転倒及び巻き込まれ 自宅近くの牧草地でトラクタによる草刈作業をしていた。ヒューム管に乗り上げたはずみにトラクタから投げ出され、回転中のディスクモアに巻き込まれて手足を負傷し、出血性ショックで死亡した。 シートベルトを着用せずに運転していたために投げ出されてしまったと思われる。 トラクタ乗車時には必ずシートベルトを着用する。圃場内の異物で可能な物は取り除いておくこと。取り除くことができない場合は目印を立てるなどして注意を促すこと。
49 2008 6 80代 死亡 歩行型トラクター 機械の転落・転倒 高さ約2mのあぜ道から滑り落ちたとみられ、休耕田で機械の下敷き(胸部圧迫)になった。 わき見運転、ハンドル操作ミスなどの原因が考えられるが不明。 道幅の狭いあぜ道等を走行する際は、速度を下げる。万が一、機械が転落しそうになったら、機械から手を離す。
48 2008 9 不明 重傷 自脱型コンバイン 4条刈、タンク式、手こぎ部緊急停止ボタン装備 巻き込まれ 刈取部の清掃を、駆動した状態で行い、巻き込まれて指を切断した。 作業部を駆動したまま清掃を行った。なお、刈取作業中の刈取搬送部のつまりを、エンジンを止めずに取り除こうとした可能性もある。 清掃は、必ずエンジンを停止してから行う。その際、あらかじめ5分程度空運転を行い、残ったわらくず等を送っておく。また、作業中に刈取部に わらが詰まり、搬送部がスリップしている場合、エンジンを止めずにわらを除くと搬送部が急に動き出し大変危険なので、必ずエンジンを停止する。
47 2008 9 60代 重傷 自脱型コンバイン 4条刈、タンク式、緊急停止ボタン非装備 巻き込まれ 夕方の薄暗い時間中に、手こぎ作業中、左手で作物を押し込もうとした際に、腕カバーをフィードチェーンに引き込まれ、左肘から指先までを挟まれて骨折・裂傷の重傷を負った。 左腕をフィードチェーンの延長線上より奥に入れた。腕カバーをしていてたるみがあった。 手こぎ時には、作業服などの袖口が閉じ体にフィットした衣服を最小限身に付けるだけにし、手袋・腕カバー、手ぬぐいなど巻き込まれる危険のあ るものは身に付けない。フィードチェーンの延長線上より奥に手を入れない。脱穀部入口に溜まった籾や穂を脱穀部に送るには、エンジンを停止するか、ほうき やわら束等を使用する。
46 2008 9 10歳未満 軽傷 自脱型コンバイン 2条刈 ラジエタ冷却液噴出 刈取作業後、運転席後方のリザーブタンクから熱水が噴出し、運転席に座っていた幼児が火傷を負った。ラジエタグリルの目詰まりおよびファンベルトのゆるみが認められた。 エンジンのオーバーヒートによる冷却液圧力過剰 作業中にラジエタグリルにわらくず等が堆積することがあるので、取り除いておく。ファンベルトの点検・調整を定期的に行う。
45 2008 7 70代 死亡 乗用型トラクター 安全キャブ・フレームなし、ロータリ装着 機械の転落・転倒 高さ約2mの圃場から、幅約1.5mの舗装された進入路を下り方向に走行中に、脱輪し農道に転落、機械の下敷きとなった。 進入路が狭く、何らかの理由で寄りすぎたことが推察される。なお、左右独立ブレーキの連結を忘れていて、片ブレーキで急旋回して転落した疑いもある。 安全キャブ・フレームを装着する。進入路を整備し、拡幅および傾斜緩和を行う。圃場作業を終了する際には、左右独立ブレーキペダルの連結、旋回時前輪増速機構ターンおよびデフロックの解除を必ず行う。
44 2008 6 70代 死亡 田植機(乗用型) 4条植え 平成17年製造 機械の転落・転倒 県道から少し狭い道に左折した直後、道路左側のガードレールと橋の欄干の隙間(1.7m)から約4m下の川に転落し、頸椎損傷によって死亡した。 左折した時の過速度等による運転者のハンドル操作ミスが考えられる。 交差点の旋回時には十分速度を落として運転する。
43 2008 5 20代 軽傷 田植機(乗用型) 8条植え 平成16年製造 機械からの転落・転倒 農道を走行中に前輪スポークが折れて機体が前に傾き運転者が転落した。 機械側の損傷が原因。 年に一度しか使用しないので、運転前には、始業点検を行い、異常の有無を確かめることが重要である。また長期格納点検も取扱説明書に従い実施する。
42 2008 5 50代 重傷 田植機(乗用型) 4条植え 平成7年製造 機械の転落・転倒及び巻き込まれ 圃場から農道に上がる時、機体前部が持ち上がったので、運転者は田植機から飛び降りた。降りた状態でハンドル操作をして、足を前輪スポーク内に挟み込んだため、運転操作できなくなって機械と共に川に転落した。 前進で圃場から道路に出る時に、前輪分担荷重が軽くなり、前輪が浮いてしまってかじ取操作不能となった。 前輪分担荷重が20%以下にならないように前部におもりを装着し、デフロックを効かせて進む。又は、後進でゆっくりデフロックを効かせて道路に上がる。
41 2008 6 50代 負傷無し 田植機(乗用型) 4条植え 平成4年導入 乗用車により追突された 圃場に移動中、農道に停車していたら、乗用車が田植機の植付部に追突した。 乗用車の運転者の不注意。 田植機は道路運送車両法の保安基準を満たした機械が販売されていないので、公道走行は違法となる。なお、運搬車両で運んで下ろしたときにも、農道は狭いので、追い越し又はすれ違い車両のため、できる限り左に停車させる。
40 2008 6 70代 死亡 乗用型トラクター 安全フレーム装着、ロータリ装着 機械の転落・転倒 畑の耕うん作業中、圃場から7〜10m下の道路に転落した。 圃場端が見づらい、耕うん作業中や旋回時の圃場端未確認などが考えられる。 圃場端を確実に識別できるように整備すること。脇見運転をしない。方向転換時は特に後方の確認を怠らないようにする。
39 2008 5 90代 重傷 乗用型トラクター 安全フレーム装着、ロータリ装着 機械の転落・転倒 道路上で発生。道路端の畑に続く進入路の下り坂をおりようと、機械を寄せていて横転し、骨折・打撲・裂傷を負った。 道路端が見づらい状況だったか、あるいは下り坂にはいる際に内側後輪が道路端から外れたことが推定される。 道路端を見やすく整備する。下り坂にはいるときは、内輪差を考慮し、さらに速度を落として旋回する。安全フレームを装着している場合はシートベルトを着用する。
38 2008 5 50代 死亡 乗用型トラクター 安全キャブフレームなし、ロータリ装着 機械の転落・転倒 畑内で発生。操作を誤り、後進の状態で3mの高さから転落し、機械の下敷きとなって胸部を圧迫。変速レバーは主4副3、調速機は全開。 前後進操作の誤りか、後方を十分確認しないで後進したことが推定される。 安全キャブ・フレームの装着とシートベルトの着用。圃場端を確実に識別できるように整備すること。機体の動きを確認してから機関回転増速の操作を行う。
37 2008 7 80代 死亡 歩行型トラクター 管理専用機。 ループ式デッドマンクラッチ装備 挟まれ ハウス内で耕うん作業中、後進する機械とハウスの骨との間に首を挟まれた。 変速レバーを前進のつもりで誤って後進に入れた。発進時の機関回転速度が高かった。ループ式デッドマンクラッチが首にくい込みクラッチが切れなかった。などが推定されるが不明。 後進時は、@後方に人や障害物がないかを確認する。A機関回転速度を下げる。また、もしもの場合は、@クラッチを切る。A原動機停止装置や緊 急停止装置で原動機を停止する。今回の機種は、手の容易に届くところにエンジン停止スイッチがあるので、すぐにエンジンを停止させ、その後に、手が届く変 速レバーを中立位置に戻せば死亡に至らなかった可能性もあるが、機械を導入した日に事故が起こっているため、機械の操作に慣れておらず、パニックになって 何もできない状態であったかも知れない。
36 2008 7 70代 死亡 乗用型トラクター 安全フレームなし、ロータリー装着。 機械の転落・転倒 圃場から出る下り坂を運転中に、脱輪して2m下の農道に転落し、トラクターの下敷きになった。 走行していた坂の道幅が1.5m程度と狭く、ハンドル操作ミス、傾斜路での片ブレーキ使用などの原因が考えられるが不明。 安全キャブ・フレームを装着していれば死亡に至らなかった可能性が高い。シートベルトを併用すれば更に安全。圃場から出る前に左右独立ブレーキペダルの連結を確認すること。
35 2008 4 70代 死亡 乗用型トラクター 安全フレームなし、作業機装着の有無は不明。 機械の転落・転倒 道路を運転中に、50p下の畑に転落した。 不明 安全キャブ・フレームを装着していれば死亡に至らなかった可能性が高い。シートベルトを併用すれば更に安全。
34 2008 12 70代 軽傷 乗用型トラクター 不明 自動車等との衝突 道路走行中に後方より自動車に追突されトラクタが転倒した。 後続車の前方不注意 低速車マークを装着し、後続車にトラクタの存在を認識しやすくする。
33 2008 10 60代 軽傷 乗用型トラクター 不明 自動車等との衝突 道路走行中に後方より軽自動車に追突されトラクタが横転し、骨折した。 後続車の前方不注意 低速車マークを装着し、後続車にトラクタの存在を認識しやすくする。
32 2008 5 60代 不明 草焼きバーナー 不明 その他(火傷) 草焼き作業中に作業の終了した場所の炎が大きくなり、灯油の染み込んだ作業着のまま、足踏み消火作業中に作業着に火が移り火傷した。 作業着に灯油が染み込んでいたこと。 灯油が染み込んだ作業着で作業を行わないこと。また、万が一の火災防止のために、消火器等を用意し、身体で消火作業を行わない。
31 2008 11 60代 軽傷 普通型コンバイン 大豆用コンバイン、刃幅1.4mクラス 機械から転落 大豆収穫の排出作業時、トラックの荷台にいた補助者が旋回するオーガーで振り落とされて骨折した。 作業者間の合図不十分、確認ミス コンバインの場合、補助作業者が死角に入ったり、不意に作業部の動作範囲内に立ち入ったりすることがあるので、作業前に手順や合図の方法をよく打ち合わせておく。また、補助者にも機械の特性や危険な場所等、安全上必要な情報を周知させる。
30 2008 10 不明 物損 乾燥機 不明 火災 乾燥施設が全焼した 燃料漏れ、内部の過熱、可燃物への引火、無人運転 定期的に燃料配管の確認、内部や周囲の掃除、安全装置の動作確認を行う。無人運転は可能な限り避ける。
29 2008 9 50代 死亡 自脱型コンバイン 不明 機械の転落・転倒 坂道を移動中、コンバインごと転倒し、圃場へ転落した。 路肩の踏み外し、または操向レバー・クラッチ・副変速等の操作ミス コンバインでは走行部の位置が運転席からわからないので、路肩のある道路で左側に寄る際には特に注意する。また、傾斜地で、操向レバーを急激 に操作したり、クラッチペダルや副変速を不適切に操作すると、走行部のクラッチが切れた等の理由で制動力が失なわれ、急旋回や暴走を生じるおそれがある。 傾斜地では両側の走行部が制動力を失わないよう緩やかに旋回し、HSTを装備した機種の場合、変速や停止には主変速レバーを用いる。
28 2008 5 60代 死亡 自脱型コンバイン 2条刈 機械の転落・転倒 小麦収穫中、回り刈時にコンバインごと圃場から転落し、下敷きとなった。 刈取作業中、後退または前進しすぎて、畦畔を乗り越えてしまい、圃場下に転落した。投げ出されて転落中に機械の下敷きになったものと推定される。 コンバインは後方・側方の視界が悪いので、段差のある畦畔際など危険性の高い場所で作業する際は、速度を落として慎重に作業する。また、隅刈 りを長めに行い、斜め刈りの行程数を増やし、旋回角度を小さくする。作業が困難な場所では手刈りを行う。作業適期が短い麦刈では、「あせり」により無理な 作業を行う危険性があるので、余裕を持った作業計画を立てる。
27 2008 6 70代 重傷 乗用型トラクター 安全フレームの有無は不明、ロータリー装着 挟まれ ロータリーが浮いた状態で下部リンクを外してしまい、足をロータリーに挟まれ骨折。 不安定な状態での作業機取り外しの操作。 作業機の取り付け、取り外しに際しては、平坦な広い場所で、作業機を安定させた状態で行う。
26 2008 10 60代 死亡 乗用型トラクター 安全フレームあり。ただし、事故時には収納(折り曲げた)状態。 機械の転落・転倒 畑を耕うん中、隅に寄りすぎ、そこの地盤が緩かったことから崩れて、1.5m下の農道に機械が転落し、その下敷きとなった。 圃場端の地耐力が十分でなかったのに段差に接近しすぎた。さらに、安全フレームが機能する状態になっていなかった。 安全フレームは車庫などへの格納時以外は必ず立てること。また、転落の危険がある場所ではシートベルトを装着する。また、基盤整備等により、地盤の強化及び圃場境界の明確化を行うことも有効と考えられる。
25 2008 10 60代 死亡 乗用型トラクター 安全フレームあり、ロータリー装着 機械の転落・転倒 午前中の農作業を終え、帰宅中に運転を誤って村道(幅約3m)脇の用水路に転落。機械の下敷きとなり意識不明で病院に搬送されたが、15時間後に死亡した。 何らかの理由で路肩に寄りすぎてしまったことにより転落し、シートベルトを装着していなかったため、投げ出されて下敷きとなったものと推定される。なお、作業後に左右ブレーキを連結し忘れ、ブレーキを掛けた際に片ブレーキとなって急旋回し、転落に至った可能性もある。 道路走行時には、シートベルトの装着と左右独立ブレーキペダルの連結を必ず行う。また、幅が狭く、路肩に段差がある道路は危険性が高いので、 速度を落とし、特に注意して運転する。安全フレームを装備していたので、シートベルトを締めていれば死亡に至らなかった可能性が高い。
24 2008 10 70代 死亡 自脱型コンバイン 4条刈タンク式 機械の転落・転倒 稲刈りの作業中、運転操作を誤り、水田から5m下の沢にコンバインごと転落した。 刈取作業中、後退または前進しすぎて、畦畔を乗り越えてしまい、圃場下に転落した。投げ出されて転落中に機械の下敷きになったものと推定される。家族に発見されたときには、コンバインの脇に倒れていたとのこと。 コンバインは後方・側方の視界が悪いので、段差のある畦畔際など危険性の高い場所で作業する際は、速度を落として慎重に作業する。さらに、ミラーの調整やモニターカメラの装備等を行う。
23 2008 10 70代 死亡 歩行型トラクター 管理専用機。 ループ式デッドマンクラッチ装備 挟まれ ビニールハウス内で耕うん作業中に旋回した後で、後進する機械とハウスの骨との間に挟まれた。みぞおち付近に圧迫痕があったとのことで、クラッチが入ったまま胸部圧迫され窒息したと推定される。 変速レバーを前進のつもりで誤って後進に入れた。発進時の機関回転速度が高かった。ループ式デッドマンクラッチが体にくい込みクラッチが切れなかった。などが推定されるが、不明。 後進時は、@後方に人や障害物がないかを確認する。A機関回転速度を下げる。また、もしもの場合は、@クラッチを切る。A原動機停止装置や緊 急停止装置で原動機を停止する。今回の機種は、手の容易に届くところにエンジン停止スイッチがあるので、すぐにエンジンを停止させ、その後に、手が届く変 速レバーを中立位置に戻せば死亡に至らなかった可能性もあるが、パニックになって何もできない状態であったかも知れない。
22 2008 8 70代 死亡 乗用型トラクター ロータリー装着、安全キャブ・フレームの有無は不明 機械の転落・転倒 ハンドル操作を誤り、道路脇へ転落、トラクターの下敷きとなった。胸部圧迫により失血。 雑草などの繁茂による道路端の見づらさ、脇見運転、他車へ気を取られての誤操作など。 安全装備に関しては、左右独立ブレーキペダル連結の確認。機械の基本的な操作については、他車が追い越しの際、速度を落とし、左車輪と道路端の間隔に注意する。
21 2008 4 70代 重傷 乗用管理機 安全キャブ・フレームなし、畦塗り機装着 作業機の転倒による巻きこまれ 畦塗り機を取り外す際に機械が転倒、巻き込まれて川に転落した。左ひじを骨折。 安定の悪い場所での作業機取り外しの操作。 畦塗り機は、装着状態においても左右の重量バランスが偏っていることが多い。作業機の取り付け、取り外しに際しては、平坦な広い場所で行う。
20 2008 4 50代 重傷 乗用型トラクター 安全フレームあり、播種機装着 機械の転落・転倒 農道から圃場への移動の際に、車体が傾いて投げ出され、倒れたトラクタの下敷きになった。左足骨折、靱帯断裂。 農道から圃場へ入る際のトラクタの内輪差による後輪の脱輪、圃場への傾斜路での片ブレーキ使用による脱輪、傾斜路端が見づらいことなどによる脱輪などが転倒の原因と思われる。 トラクター安全装備に関しては、左右独立ブレーキペダルの連結、機械の基本的な操作については、内輪差を考慮した旋回、環境の整備に関しては傾斜路の幅や傾斜度を適度のものにすること、さらに安全フレームのついたトラクターでは、併せてシートベルトも着用すること。
19 2008 3 60代 重傷 乗用型トタクター 安全キャブ・フレームなし、運搬車装着。 機械からの転落 運搬中の木材が頭部に衝突、トラクタより転落し、地面に頭部を打撲。頭蓋骨骨折。施設内での事故。 施設内の構造物などに積載した木材が触れて動き、頭部を打撲したか、木材が荷崩れを起こし頭部に当たった。 積載物はロープ等で運搬車荷台に確実に固定する。
18 2008 6 60代 軽傷 田植機(乗用型) 5条植 挟まれ 田植え作業中に苗補給する際に足が滑り、補助苗枠に指を挟み、左手第5指(小指)中節骨を骨折した。 足を滑らせてバランスを崩したことで、補助苗枠に指を挟んだ。 水田での作業は、滑りやすいので、滑りにくい履き物を選ぶ。また、履き物に泥が付いたら、できるだけ落とすように心がけること。
17 2008 3 70代 重傷 ごぼうハーベスター トラクタとう載式 巻き込まれ ごぼうの掘取り中、機械後方で作業をしていて、ベルト駆動部に右手を巻き込まれ、第2指(人差し指)を切断した。 夾雑物等を除去しようとして稼働中のベルト駆動部に手を出してしまった。 駆動部回転中は、回転部には近寄らない。夾雑物等を除去する場合は、エンジンを停止し、作業機を降ろし、PTOや走行変速を中立とし、駐車ブレーキかけた後に行う。また、防護カバーを整備・点検で外した場合には、元どおり取り付けておくこと。
16 2008 8 50代 重傷 スピードスプレヤー 3輪タイプ。左右独立ブレーキ付き。 機械の転落・転倒 圃場に向けて、幅約2mの未舗装道路を約16km/hで移動していた時、わだちに前輪がとられて土手に乗り上がり、そのはずみで道路の反対側の約1m下にある畑に転落し、運転者が機械の下敷きになった。 狭い土道を高速で走行していたため、わだちに前輪を取られたり、ハンドルを切ったりしたときの機械の挙動の乱れが大きくなって、事故につながった。 土道では、深いわだちが形づくられていることがあって、ハンドルを取られて危険である。道路の状況に見合った速度に落として慎重に走行する必要がある。
15 2008 7 60代 死亡 刈払機 両手ハンドル型、トリガー式スロットル付き。 その他(窒息) 草刈り中に斜面に(又は斜面で)転落し、肩掛けベルトが何かに引っかかって首吊り状態になった。 斜面の近く(又は斜面)で草刈り作業をしているときに、足を滑らせるなどして斜面を滑落したと考えられる。 斜面に面した場所の草刈りでは、斜面方向に身体を向け、斜面からなるべく離れた位置に立って作業を行うなど工夫し、足場の悪い場所での作業を 避ける。 また、やむを得ず斜面で作業をする際には、履き物には滑り止めを施し、等高線方向に作業を行う。なお、刈刃の右側が地表面や木などに当たると刈刃が作業者 側に跳ね返る「キックバック」という現象が起きて危険なので、右側から左側に向けてのみ草を刈るようにし、往復刈りは避けること。斜面での草刈りが必要な 場合、作業を安全にするために、一定間隔で小段を等高線方向に設けておくことが推奨されている。
14 2008 7 70代 軽傷 乗用型トラクター 安全フレームあり、作業機装着の有無は不明。整備状況は不明。 機械の転落・転倒 下の道から上の道に出て、曲がろうとした時に脱輪して転落。投げ出された運転者が車体の下敷きになった。 ハンドルを切るタイミングが早すぎて後輪が脱輪した。 旋回内側の車輪では、前輪より後輪の方がより内側を通る「内輪差」があることを運転者は誰でも知っているはずである。運転に集中していない と、当然のことも意識できなくなってしまう。また、事故機にはないが「旋回時前輪増速機構」を装備した機種では、路上走行時には作動しないよう必ず「切」 にすることが重要である。なお、シートベルトを締めていれば車体の下敷きにはならず、無傷で済んだ可能性もある。安全フレームはシートベルトとセットで運 転者を保護するように設計されている。
13 2008 7 50代 軽傷 スピードスプレヤー 20年度に点検整備を実施。左右独立ブレーキ付き。 機械の転落・転倒 薬剤散布を終えて、傾斜が約10度のみかん園進入路を後進しているときに脱輪し、約1.5m下に転落した。運転者の負傷は、骨折と打撲であった。 ハンドル操作ミスの可能性が高いと考えられる。報告書には記されていないが、もし傾斜路を下っていたとすれば、片ブレーキによる急旋回で起きた事故という可能性も否定はできない。 進入路はなるべく幅を広くし、路肩の位置を見やすくするために、雑草なども刈っておくこと。また、左右独立ブレーキを持つ機械では、移動走行 時には連結しないと危険である。革新工学センターの実施する安全鑑定では、平成10年度から左右独立ブレーキの非連結状態を警告するランプを義務付けたが、こ の機械はそれ以前のものなので装備されていない。
12 2008 5 80代 死亡 乗用型トラクター 安全フレームあり、作業機装着の有無は不明。整備状況は不明。 機械の転落・転倒 幅2m、長さ4mの橋から2m下の川に転落した。(死因の報告なし) 場所から見て、片ブレーキでの事故とも考えにくく、脇見などによるハンドル操作ミスの可能性が高い。 川の水深は不明であるが、水中への転落で安全フレームも有効に作用しなかったようである。川底の固さや水深にもよるが、シートベルトを締めていれば、締めていない場合よりも助かる可能性が高くなると考えられる。
11 2008 4 60代 死亡 スピードスプレーヤ 3輪タイプ。しばらく整備なし。左右独立ブレーキ付き。 機械の転落・転倒 階段畑のみかん園で、上の段から1.5m下の段に左旋回しながら下る際に脱輪・転落し、スピードスプレーヤに挟まれた。 右側にある運転席からは路肩を確認しづらい左側方向に旋回していたので、ハンドル操作ミスの可能性が高い。しかし、下り坂であったことを考えると、片ブレーキによる急旋回で起きた事故という可能性も否定はできない。 左右独立ブレーキを持つ機械では、移動走行時には連結しないと危険である。革新工学センターの実施する安全鑑定では、平成10年度から左右独立ブレーキの非連結状態を警告するランプを義務付けたが、この機械はそれ以前のものなので装備されていない。
10 2008 4 50代 死亡 田植機(乗用型) 6条植。事故の8日前に中古販売した販売店が5日前には異常ないことを確認。 機械の転落・転倒 次の田へ先行した苗運びのトラックを追いかけて移動していた。田の出入り口の上の道路に車輪跡があり、一度道に上がったようだ。そこから右方向に行ったところで1.5m下の田に転落した。(報告書に記載はないが、機械の下敷きになったと思われる。) 左右ブレーキペダルが連結状態であったことは事故直後に確認されており、片ブレーキによる急旋回での転落事故ではないようだ。田植えも残りわずかだったとのことであり、急ぐ気持ちや疲れがあって注意力が低下し、運転ミスをした可能性がある。 無理をせず、適切に休憩をとりながら作業をすることで注意力を高いレベルに保てる。また、急いでいると気持ちに余裕がなくなるので、注意力が低下しやすい。
9 2008 3 80代 死亡 農用運搬車 歩行・乗用兼用型クローラ式 機械の転落・転倒 自宅倉庫から出た後、機械とともに市道脇の側溝に落ちた。(死因の報告なし) 不明 乗車運転をしていて、機械の下敷きになったことが死因であるとすれば、十分な高さと強度を持った鳥居(または安全フレーム)が装備されていれば、死亡に至らなかった可能性もある。現状のほとんどの運搬車の構造では、転落時に180度転倒に至って下敷きになる可能性が高い。
8 2008 3 50代 死亡 乗用型トラクター 安全キャブ・フレームなし、マニュアスプレッダー装着 機械の転落・転倒 たい肥散布作業を終えて、マニュアスプレッダーをけん引して幅約4mの町道を走行して帰宅中、3mの崖下に機械とともに転落し、トラクターの下敷きになった。 不明 段差の比較的大きな場所での転落であるが、安全キャブ・フレームを装着してシートベルトを締めていれば死亡に至らなかった可能性がある。
7 2008 2 60代 死亡 乗用型トラクター 安全フレームあり、ロータリー装着 挟まれ エンジンを動かしたままで作業していた。別の作業機から標準ロータリーへの付け替えで、ドライブシャフトを取付け中に、ロータリーが上昇し、頭部をロータリーとトラクターの座席後部に挟まれた。 ロータリーの耕深制御装置のワイヤーが外されてトラクターの油圧アームに結びつけられており、それに体が触れて油圧が作動したと見られる。 エンジンを停止して作業を行う。また、作業機着脱時にはトラクターと作業機の間に立たないで行うことが原則。収納舎などでは、作業機をキャスタ付きの台車に載せておけば、装着を安全かつ容易に行える。
6 2008 2 70代 重傷 昇降機(パワーリフト) 電動式で荷物を垂直に昇降させる機械 挟まれ 収穫したみかんを、パワーリフトで倉庫の2階へ上げようとした際に、リフトが停止せず、2階にいた被害者の手が機械に挟まれた。 安全スイッチの整備不良と思われる。 始業点検や定期的な点検・整備で故障を発見して修理する。
5 2008 1 70代 重傷 乗用型トラクター 安全フレームあり、大根堀取機装着。 機械の転落・転倒 親戚のトラクターを借りて、大根堀取り作業中の後進時に誤って高速段に入れ、7〜8m下の圃場に転落した。 借りた機械に慣れておらず、操作ミスをした。 慣れない機械を使用する際には、声を出して指さし確認をしつつ操作を行うなど注意をはらう。大きな段差を転落したが、安全フレームが装着され ていたので助かったと思われる。革新工学センターの調査によれば、安全キャブ・フレームを装着していないトラクターでは、後方転落をすると死亡事故になる確率 が極めて高い。
4 2008 1 70代 死亡 乗用型トラクター 安全キャブ・フレームなし、ロータリー装着。 機械の転落・転倒 あぜ道から約1m下の水田に転落し、トラクターの下敷きになった。 不明。 安全キャブ・フレームを装着していれば死亡に至らなかった可能性が高い。シートベルトを併用すれば更に安全。
3 2007 12 40代 死亡 乗用型トラクター 安全キャブ・フレームなし、ロータリー装着。 機械の転落・転倒 農作業からの帰宅中に、市道(幅員2m、平坦な未舗装、緩やかなカーブを抜けたところ)から約1m下の畑に転落し、トラクターの下敷きになった。 不明。 安全キャブ・フレームを装着していれば死亡に至らなかった可能性が高い。シートベルトを併用すれば更に安全。
2 2007 10 80代 死亡 乗用型トラクター 安全キャブ・フレームなし、ロータリー装着。 巻き込まれ 水田で秋起こし中にトラクターから転落し、ロータリーに巻き込まれたと推定される。 不明。 普通に着席して運転していれば起きないはずの事故である。何らかの異常を感じたら先ず停車し、必要に応じてエンジンを停止してから、確認を行うこと。
1 2007 9 70代 死亡 自脱コンバイン 2条刈タンク式 機械の転落・転倒 作業を受託し、依頼者の所有するコンバインで40aの作業をこなしていた。広い道路で待つトラックに3度目の籾排出を行った後で、路肩の草が 伸びた幅員1.5m程度で勾配約16度の曲がりくねった41mの進入路を圃場に戻る途中、右側0.8m下の牧草地に転落し、背中から籾排出オーガーの下敷 きになった。 事故後に見た人の話ではクローラー跡が直進状態で転落地点に向かっていたとのこと。よそ見をしていた可能性も否定できない。 進入路の拡幅整備が望まれる。また、草刈りの励行によって路肩を確認しやすくすることも重要である。
 

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