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 各動画は、農林水産研修所つくば館水戸ほ場の協力を得て、農作業安全研修より作成したものです。(画像をクリックすると再生します)
 研修内容や受講申込み等につきましては、こちら(外部リンク)をご覧ください。

 また、これらの危険作業事例をまとめた動画集『機械作業に潜む危険』もございます。研修・啓発等にご利用下さい。

 ※専門の指導員のもと、安全に十分配慮して研修を行っております。決してまねをなさらないで下さい。

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全機種共通
  機械作業に潜む危険

乗用トラクター
  安定性比較(大型・小型)
  畦越え比較(前後バランス)
  ダッシング
  急発進
  作業機巻き込れ
  作業機急落下
  片ブレーキ
 クローラトラクター
  畦越え(高速・斜め)

歩行用トラクター
  ダッシング
  ハンドル持ち上がり
  後進時挟圧

刈払機
  キックバック
  巻き付き(紐)
  飛散物(缶)

クローラ運搬車
  畦越え

その他の機械
 チェンソー
  キックバック

  危険事例動画集機械作業に潜む危険
危険事例動画集 解説:
 1〜16の危険作業事例の他にCG動画や解説を加えた総集編です。(約10分、56MB)

〜本編より〜
 『事故が起こってからでは遅すぎます。作業に潜む危険を意識し、安全な作業を心掛けましょう。あなたの身を守るのは、あなた自身です。』

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事例1乗用トラクター:安定性比較(大型・小型)
事例1 解説:
 型式にもよりますが、比較的大きなトラクターでは転倒しないような傾斜でも、小型のトラクターでは転倒してしまうことがあります。一般的に、小型の方が安定性が低い傾向にあり、傾斜している場所での操作時には、十分速度を落とすなどの注意が必要です。

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事例2乗用トラクター:畦越え比較(前後バランス)
事例2 解説:
 後部に装着した作業機が重く、前後バランスが悪いと、例えば畦越え時には前輪が浮いて危険な状態になります。後進でゆっくり退出するか、フロントウェイトを装着してバランスを改善させる必要があります。また、段差が大きい場合は進入路の整備やあゆみ板の使用が重要となります。

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事例3乗用トラクター:ダッシング
事例3 解説:
 土の固いほ場では、耕うんロータリーの回転で車体が前方に急に押される現象(ダッシング)が起こり得ます。ロータリーを下げる際は、接地近くではゆっくり下げ、走行クラッチを切った状態にしないことや、エンジン回転数を低めにすることが大切です。

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事例4乗用トラクター:急発進
事例4 解説:
 トラクターは後輪の駆動力が大きいため、特に後ろに作業機をつけた状態で急発進した場合などでは、前輪が浮いてしまうことが起こり得ます。発進時はエンジン回転数を低めにし、クラッチはゆっくりつなぐ必要があります。

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事例5乗用トラクター:作業機巻き込れ
事例5 解説:
 点検整備等で作業機に近付く際は、駐車ブレーキをかけた上で、必ずPTOとエンジンを切りましょう。これを怠ると、耕うん軸やドライブシャフト等の回転部に手足や衣服等が巻込まれ、重大事故につながる危険があります。

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事例6乗用トラクター:作業機急落下
事例6 解説:
 点検整備等の際、作業機を上げた状態で近付く場合は、駐車ブレーキをかけたりPTO、エンジンを切ることに加えて、油圧締切弁で作業機を固定し、さらに作業機の下に落下防止の支えを入れることが大切です。これを怠ると、作業機が急に落下して挟まれ事故が起きる危険があります。

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事例7乗用トラクター:片ブレーキ
事例7 解説:
 乗用トラクターなど一部の機械では、作業中に小回りを利かせるために左右ブレーキが独立していますが、走行中に片方だけブレーキを踏んでしまうと、車体は急旋回してしまい、転倒につながることもあります(動画ではハンドルをきらなくても片ブレーキだけで大きく曲がってしまっています)。作業中に必要な時以外は、左右のブレーキは必ず連結することが大切です。

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事例8クローラトラクター:畦越え(高速・斜め)
事例8 解説:
 クローラ式の車両では、速度を落とさずに畔や段差を越えようとすると、乗り越え時に車体が大きく前後に揺れ、危険です。また、速度を落としたとしても、畦や段差に対して斜めに入ると、やはり車体が大きく揺れることになります。速度を落として直角に入るよう心がけるとともに、段差が大きい場合は進入路の整備やあゆみ板の使用が必要です。

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事例9歩行用トラクター:ダッシング
事例10 解説:
 土の固いほ場では、耕うんロータリーの回転で車体が前方に急に押される現象(ダッシング)が起こり得ます。車輪側のクラッチを切らないことや、ロータリーをゆっくり土に入れること、エンジン回転数を最初からむやみに上げないことが大切です。

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事例10歩行用トラクター:ハンドル持ち上がり
事例11 解説:
 歩行用トラクターで後進時に急に走行クラッチを入れると、ハンドルが跳ね上がり、操作できなくなったり転倒したりして、挟まれ、ひかれ、巻き込まれといった事故につながる可能性があります。エンジン回転数を十分に下げた状態で、ゆっくりとクラッチを入れる必要があります。

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事例11歩行用トラクター:後進時挟圧
事例12 解説:
 歩行用トラクターでは、後進時に柱などとの間に挟まれる事故が多く起きています。後進時は後方に十分注意するとともに、急発進にならないように、歩行用トラクターのハンドル持ち上がりに述べた注意点を守る必要があります。また、万が一挟まれた場合に自動的にクラッチを切る安全装置を装備したものもあります。

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事例12刈払機:キックバック
事例13 解説:
 刈払機では、回転する刃(特に前端から右側部分)に障害物や地面が当たった場合、回転方向と反対側(右側)に刃が跳ね返ってしまうこと(キックバック)が起こります。跳ねた刈刃が作業者や周囲の人にあたってしまうと重大な事故につながります。このため、右側で草を刈らないよう、往復刈りではなく刃の左側のみで刈るようにします。また、作業者の周囲には近づかないようにします。

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事例13刈払機:巻き付き(紐)
事例14 解説:
 刈払作業中に、草や落ちていたひも等が刈刃に巻き付いて止まることがあります。このとき、刃は巻き付いたものの抵抗で止まっているだけなので、エンジンを切らずに取り除くと、刃が再び回り出して手を切る恐れがあります。巻き付いたり絡んだりしたものを取り除く際は、必ずエンジンを止めることが必要です。

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事例14刈払機:飛散物(缶)
事例15 解説:
 作業場所に空缶等のゴミや障害物が隠れていると、刈刃に当たった際に高速で飛散し、作業者や周囲の人の負傷事故につながります。事前に作業場所を確認するとともに、飛散物防護カバーを適切な位置に取り付けることや、保護眼鏡、フェイスシールド等の防護具を身につけることが重要です。

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事例15クローラ運搬車:畦越え
事例9 解説:
 注意点と対策はクローラトラクターの畦越えと同じですが、運搬車は小型のものが多いため、同じ段差に対してもより危険な状態になります。トラクタではあゆみ板が不要であっても運搬車では必要となる場合があるなど、注意が必要です。

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事例16チェーンソー:キックバック
事例16 解説:
 チェーンソーでは、チェーンの先端上部付近を木材等に当ててしまうと、チェーン回転方向と反対側(上側)に跳ね返ってしまうこと(キックバック)が起こります。跳ねたチェーンソーが作業者や周囲の人にあたってしまうと重大な事故につながります。該当部位が触れないように十分注意して作業するとともに、前垂れ等の防護具を着用します。また、機械は安全装置(チェーンブレーキ)を装備したものを使用することが大切です。

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