死亡事故の動向 |
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平成28年に発生した農作業死亡事故について1 調査対象及び調査対象期間調査対象 : 全国における農作業事故死亡者 調査期間 : 平成28年1月1日〜12月31日の1年間 2 調査方法 本調査は、全国における農作業に伴う死亡事故の発生実態及びその原因等を把握することを目的として、平成28年1月1日〜12月31日までの1年間の農作業死亡事故について、道府県職員が厚生労働省の「人口動態調査」に係る死亡小票を閲覧する等の方法により実施した。 3 調査結果の概要 3−1 概要 (1) 平成28年の農作業死亡事故件数は312件であり、前年より26件減少した。 (2) 事故区分別にみると、
(4) 男女別にみると、男性が257件(82%) 、女性が55件(18%)である。 3−2 「機械に係る事故」の発生状況 (1) 機種別事故発生状況 機種別では、「乗用型トラクター」による事故が最も多く87件(機械に係る事故の40%)、次いで「農用運搬車(動力運搬車、農業用トラック等)」が37件(17%)、「歩行型トラクター」が35件(16%)と、これらの3機種で機械に係る事故の73%を占めている。 (2) 原因別事故発生状況 乗用型トラクターでは、「機械の転落・転倒」が53件(当該機種による事故の61%)と最も多い。 歩行型トラクターでは、「挟まれ」が16件(46%)と最も多く、次いで「機械の転倒・転落」が9件(26%)となっている。 農用運搬車では、「機械の転落・転倒」が12件(32%)と最も多い。 3−3 「施設に係る事故」の発生状況 施設に係る事故は、作業舎の屋根等、高所からの「墜落・転落」が10件(施設に係る事故の71%)と最も多くなっている。 3−4 「それ以外の事故」の発生状況 それ以外の事故は、「作業中の病気」が20件(農業機械・施設作業以外の事故の25%、このうち熱中症によるものが19件)と最も多く、次いで「ほ場、道路からの転落」が18件(22%)となっている。 3−5 「月別の事故」の発生状況 月別では、「4月」が42件(事故全体の13%)と最も多く、次いで「5月」39件(13%)、「7月」37件(12%)となっている。 この資料は、平成30年2月13日に農林水産省生産局からプレスリリースされたものを編集して作成しています。 ▲このページのトップへ |