死亡事故の動向 |
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平成29年に発生した農作業死亡事故について1 調査対象及び調査対象期間調査対象 : 全国における農作業事故死亡者 調査期間 : 平成29年1月1日〜12月31日の1年間 2 調査方法 本調査は、全国における農作業に伴う死亡事故の発生実態及びその原因等を把握することを目的として、厚生労働省の「人口動態調査」に係る死亡個票等を用いて、平成29 年1 月1 日から12 月31 日までの1 年間の農作業死亡事故について取りまとめた。 なお、平成28 年までに発生した農作業死亡事故は、道府県職員が管内保健所に赴き、厚生労働省の「人口動態調査」に係る死亡小票を閲覧する等の方法により取りまとめていたが、平成29 年からは、農林水産省が「人口動態調査」の死亡票及び死亡個票(電子データ)を閲覧する等の方法により取りまとめている。 3 調査結果の概要 3−1 概要 (1) 平成29年の農作業死亡事故件数は304件であり、前年より8件減少した。 (2) 事故区分別にみると、
(4) 男女別にみると、男性が266件(88%) 、女性が38件(13%)である。 3−2 「機械に係る事故」の発生状況 (1) 機種別事故発生状況 機種別では、「乗用型トラクター」による事故が最も多く92件(機械に係る事故の44%)、次いで「歩行型トラクター」が28件(13%)、「農用運搬車(動力運搬車、農業用トラック等)」が26件(12%)と、これらの3機種で機械に係る事故の69%を占めている。 (2) 原因別事故発生状況 乗用型トラクターでは、「機械の転落・転倒」が56件(当該機種による事故の61%)と最も多い。 歩行型トラクターでは、「挟まれ」が13件(46%)と最も多く、次いで「機械の転倒・転落」が7件(25%)となっている。 農用運搬車では、「機械の転落・転倒」が8件(31%)と最も多い。 3−3 「施設に係る事故」の発生状況 施設に係る事故は、作業舎の屋根等、高所からの「墜落・転落」が8件(施設に係る事故の62%)と最も多くなっている。 3−4 「それ以外の事故」の発生状況 それ以外の事故は、「ほ場、道路からの転落」が23件(農業機械・施設作業以外の事故の29%)と最も多く、次いで「作業中の病気によるもの」が22件(28%、全て熱中症によるもの)となっている。 3−5 「月別の事故」の発生状況 月別では、「5月、7月」が38件(事故全体の13%)と最も多く、次いで「10月」33件(11%)、「4月」30件(10%)となっている。 この資料は、平成31年1月28日に農林水産省生産局からプレスリリースされたものを編集して作成しています。 ▲このページのトップへ |