|
【内容】
らっきょう栽培における総作業時間の約6割を占める収穫及び調製作業は、ほとんどが手作業で行われており、省力化が求められている。また、作業者の高齢化や他業種との雇用の競合による人手不足が深刻な問題となっている。 このため、掘り取りと同時に根と葉を切ることにより、根付きらっきょうの収穫及び調製作業を大幅に省力化できるらっきょう収穫機を開発する。
【担当】
らっきょう収穫機開発コンソーシアム
【研究代表機関】
鳥取県 北栄町
|
|
【内容】
ヤマトイモ栽培における収穫作業時間は総作業時間の約2割を占めている。 収穫作業は、トラクタ直装式のプラウでヤマトイモを掘り起こしているが、掘り起こし後にほとんどのヤマトイモがプラウで切った溝に沈み込んでしまうため、拾い上げ・コンテナ収容作業の前に人手で土中からヤマトイモを掘り出す作業が必要不可欠であり、規模拡大の妨げとなっている。このため、ヤマトイモ掘取機を開発するとともに、開発機に適した栽植様式を確立することで、収穫作業を省力的に行える機械化体系を開発する。
【担当】
ヤマトイモ収穫作業機械化コンソーシアム
【研究代表機関】
千葉県農林総合研究センター
|
|
【内容】
消費者の健康志向により、国産の雑穀や油糧作物等に対する強い需要がある一方で、長稈で子実が微細な雑穀の収穫作業の効率化が図られていない等の要因から、栽培面積が拡大せず、供給の大部分を輸入に頼っている現状がある。 このため、稲・麦・大豆の収穫への対応に加え、長稈で子実が微細なために収穫ロスが大きくなる雑穀類の収穫にも対応できるコンバインを開発します。
【担当】
雑穀コンバイン開発コンソーシアム
【研究代表機関】
岩手県農業研究センター
|
|
【内容】
九州地方の名産である漬物用タカナを取り巻く状況として、労働力不足及び原料不足は、生産現場だけでなく、加工業者を含めた重要な課題となっている。特に収穫作業は、いまだに手作業が基本で、延べ40時間/10aを要しており、収穫作業の機械化が強く求められている。 このため、現地の要請に応じた漬物用タカナ収穫機を開発する。 なお、本課題は鹿児島県漬物商工業協同組合から鹿児島県知事に対し強い開発要請があり、これを受け、鹿児島県農業開発総合センター大隅支場と農研機構が現地の作業体系に基づく機械化の方向性を調査・検討し、課題化に至ったものである。
【担当】
漬物用タカナ収穫機開発コンソーシアム
【研究代表機関】
国立大学法人鹿児島大学
|
|
【内容】
国内の青果用かんしょは需要が拡大しており、茨城県を中心とする青果向けの出荷割合が高い産地では、輸出量の拡大も視野に入れた増産のための作付け拡大が強く進められている。作付け拡大には収穫作業を効率化する機械化が必要となるため、高能率収穫体系を開発する。 なお、本課題は茨城県のかんしょ生産拡大のため施策である「茨城かんしょトップランナー産地拡大事業」を受け、茨城県と農研機構との連携協定により、茨城県農業総合センターと農研機構が現地の機械化体系を調査のうえ、高能率収穫作業に結びつく技術開発について検討し、課題化に至ったものである。
【担当】
かんしょ茎葉処理機コンソーシアム
【研究代表機関】
農研機構 中日本農業研究センター
|
|
【内容】
消費者の安全・安心に対するニーズの高まりから、有機栽培や減農薬栽培の茶の生産が求められている。しかし、茶園は樹冠下のスペースが狭く、既存の除草機が利用できない。そのため、茶栽培工程の中で除草作業に非常に多くの労力を要しており、規模拡大や増産のネックとなっている。このため、茶園の畝間及び樹冠下の除草が可能な、乗用型摘採機や茶園管理機に装着するアタッチメント式の除草機を開発する。
【担当】
茶園用除草機開発コンソーシアム
【研究代表機関】
農研機構 果樹茶業研究部門
|
|
【内容】
法面草刈作業は急傾斜であるため、作業姿勢が不安定で作業中の転倒・転落事故が多い。特に中山間地域は平地に比べて法面等の耕作地周辺の面積割合が高く、それらの管理作業が生産者の大きな負担となっている。そこで、既存の国産機と比較して約3倍の能率で作業が行え、雑草が繁茂した状態でも作業が行える草刈機を開発する。操作はリモコンで行うため、急傾斜法面に作業者が立ち入る必要がなくなり、転倒・転落等の農作業事故の削減が期待できる。
【担当】
法面草刈機コンソーシアム
【研究代表機関】
農研機構 西日本農業研究センター
|
|
【内容】
ハクサイは移植機や収穫機が開発され、比較的機械化が進んでいる。しかし、加工・業務用途で需要の高い越冬用ハクサイでは、凍害防止のために結球部を外葉で包みながら持ち上げ、ヒモ等で上部を縛る頭部結束が手作業で行われている。この作業は雇用労力に頼っており、また、長時間腰をかがめる労働負担が大きな作業でもあることから、外葉掻き上げと結束を行う歩行型のハクサイ頭部結束機を開発する。
【担当】
ハクサイ頭部結束コンソーシアム
【研究代表機関】
農研機構 農業機械研究部門
【関連情報】
|
|
【内容】
近年、落花生用のシーダーマルチャや掘取機が実用化され、掘取作業までは機械化体系が確立された。しかし、地干し後の株の集積と脱莢作業は手作業に頼っているため、脱莢作業の機械化に対する要望が高まっている。 このため、主産地の栽培様式やほ場規模に適合し、ほ場間移動などの取扱性に優れる、自走式の落花生拾い上げ脱莢機を開発する。
【担当】
落花生拾い上げ収穫機コンソーシアム
【研究代表機関】
農研機構 中日本農業研究センター
|
|
Ⅰ-08
野 菜
終了
2018~2020 ~2021
|
【内容】
ほ場回転率の向上により収穫量が増加し、所得向上が期待できるセル苗を利用したホウレンソウ移植栽培体系の確立及び展開を図るため、ホウレンソウのセル苗を複数条同時に植え付ける歩行型の全自動移植機を開発する。
【担当】
非結球性葉菜類移植コンソーシアム
【研究代表機関】
農研機構 農業機械研究部門
|
Ⅰ-07
土地利用型
終了
2018~2020 ~2021
|
【内容】
振動しながら土壌を鎮圧する高速鎮圧機、畝立て機構と播種機構を備えた畝立て乾田直播機を開発し、農業就業人口の急激な減少に伴う規模拡大と生産コストの低減のために、二毛作体系に適する水稲乾田直播技術を開発する。
【担当】
二毛作乾直コンソーシアム
【研究代表機関】
農研機構 九州沖縄農業研究センター
|
|
【内容】
休耕期間を設けることなく、多年生雑草(ハマスゲ)の塊茎などの栄養繁殖体を収集し、効率的にほ場外へ搬出できる物理的防除技術を開発する。
【担当】
農研機構 農業機械研究部門
【関連情報】
|
|
|
|
|
|