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電照菊栽培用電球形蛍光ランプ

【概要・特徴】
 電照電球(E26金)が付いている器具に使用できる電照菊栽培用の電球形蛍光ランプ「ネオボ−ルZ電照菊用(EFG23EL-KIKU 」(図1)で、電照電球の点灯設備を変更する必要はない(図1)。
1) 当社電球75〜100W形に比べて、電気代は約1/4〜1/3に、寿命は約4倍になる。
2) グローブ内部への水の進入による短寿命を防ぐ防湿構造にし、温室やハウス内のような高温・高湿の環境でも使用できる。
 
【導入効果】
1) 現在使用中の電照電球(75W-100W と同じ花芽分化抑制効果が得られる。表1に示す輪ギク5品種、スプレ−ギク26品種に対する実用化試験で電照効果を確認。その他の品種についての使用は、事前に少量で電照効果を確認する必要がある。
2) 電照電球から電照菊栽培用ネオボ−ルに置き換えれば、3作目以降は、電照電球より安い電照費(ランプ代+電気代)で電照栽培が可能である(図2)。
 
 
 
【導入上の留意点】
1)

取り付け位置:高さ:1.4 m 〜1.9m 、間隔:2.7m 〜3.3m とする。菊の品種や栽培ハウスの条件により取り付け位置が変わるので、あらかじめ電照効果を確認してから使用する。また、上記以外の条件や菊以外で使用する場合もあらかじめ電照効果を確認する。

2) 畝面における水平面照度:ランプ設置時における畝面水平面照度は85 lx 以上を目安にする。
3) 点灯方法:ランプは真下に向けて取り付ける。また、間欠点灯の条件によっては、照度不足で電照効果が得られなかったり、ランプが短寿命になるおそれがあるので、連続点灯で使用する。
4) 点灯期間および点灯時間:現在使用中の電照電球と同じ条件で点灯する。ただし、間欠点灯には不向きなので、あらかじめ電照効果を確認してから使用する。
5) ランプ交換方法:現在使用中の電照電球を交換する場合は施設全体の電球を一斉に交換する。部分的に交換すると、新旧ランプの累計点灯時間に差が発生して電照効果が損なわれる。
6) ランプ交換時期:ランプ点灯時間が約4,000時間で全数交換する。明るさが徐々に低下し、約4,000時間を超えると電照効果が損なわれる。[例:年3回の電照(年間1,000時間〜1,500時間)で使用した場合、約3〜4年で全数交換。]
7) ランプに雨水や水滴、農薬を直接かけない。また、感電や漏電を防止するために、必ず防水ソケットで使用する。
 
【実用化事例】
 
【開発企業・問い合わせ先】
東芝ライテック株式会社 管球照明社 管球商品統括担当 永島 一弘
〒140-8660 東京都品川区南品川2-2-13
TEL:03-5479-3972
FAX:03-5479-1085
E-mail:kazuhiro.nagashima@tlt.co.jp

 

 

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