線虫の生物的防除の要因解析のための土壌環境データベースシステム


[要約]
 各種土壌環境要因と線虫、線虫寄生性糸状菌に関する数値データ、画像データを総合的に管理し、解析するデータベースシステムを設計した。
北海道農業試験場・畑作研究センター・環境制御研究チーム
[連絡先]0155-62-9276
[部会名]生産環境
[専門] 情報管理
[対象] 昆虫類
[分類] 研究

[背景・ねらい]
 植物寄生性線虫の防除には殺線虫剤の利用だけではなく、耕種的防除法や生物的防除法を組み合わせた総合的防除法が必要である。そのためには土壌生態系を解明することが重要であり、様々な土壌環境要因を総合的に扱い、解析するためのシステムが求められる。  そこでリレーショナル・データベースの手法を用い、様々な数値データに加えて、土壌線虫、天敵微生物、作物の被害程度等の画像情報についてもグラフィック・データとして扱うことを可能とした総合的な情報管理システムを設計した。

[成果の内容・特徴]

[成果の活用面・留意点]
1.本システムは土壌環境データを他のデータファイルとリンクさせることにより、収量調査や成分分析など、土壌分析結果に基づく各種現象等の解析に拡張することが可能である。
2.使用に当たってはBorland社製「Paradox for Windows Ver.5.0」以上、もしくは同ランタイムライブラリが必要である。
3.本システムの有効活用のためには、様々な圃場からのデータの蓄積・入力が必要となる。

[その他]
研究課題名:土壌生態系の総合的分析のための画像情報管理システムの構築
予算区分:経常
研究期間:平成8年度(平成6〜8年)


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