1. |
春夏まきにおける抽台特性は、多くの品種・系統で抽台の発生がみられ、2カ年で発生のみられなかった品種は「ピカソ」「モナリザ」である。比較的低い発生株率であった品種・系統は「ターゲット」「スペードワン」「AH-97」「SC7-405」「みっちゃん」「アリスト」である。 |
2. |
春夏まきにおける外観品質は、多くの品種・系統が葉身の縮みが弱く、葉形が中間型で葉先がやや尖り、草姿が中間からやや立性、葉色が「トニック」並の濃さの特性を持つ。これらの品種・系統の中で「SC7-405」は、葉色に関して極めて濃い特性を有している。 |
3. |
夏まきにおける発芽は、「トニック」「レジーナ」「スペードワン」「サマンサ」「ピカソ」「みっちゃん」「アリスト」が2カ年ともに良好である。逆に「ターゲット」「EX9855」は2カ年ともに不良である。 |
4. |
夏まきにおける外観品質は、多くの品種・系統が葉身の縮みが弱く、葉形が中間型で葉先がやや尖り、草姿が中間からやや立性、葉色が「トニック」並の濃さの特性を持つ。これらの品種・系統の中で「マトリックス」は、葉色に関して極めて濃い特性を有している。 |
5. |
ビタミンC、硝酸含量において、2002年春夏まきの硝酸含量以外に有意な品種間差はなく、高ビタミンCまたは低硝酸の品種・系統は、認められない(表2)。 |