牛床資材別の乳牛利用性と異なる通路構造での乳牛の歩様状態


[要約]
厚手ゴムマット、およびウォータベッドの牛床資材は、乳牛の横臥率や横臥時間割合を適正に維持することができ、利用性はオガクズ牛床およびゴムチップマットレス牛床と大きな差はない。また、滑りやすい通路では歩行時に前肢と後肢の接地位置が大きくずれる傾向にある。
[キーワード]
  乳牛、牛床資材、横臥時間、通路資材、通路仕上げ
[担当]根釧農試・研究部・乳牛飼養科、酪農施設科、乳牛繁殖科
[連絡先]電話01537-2-2004、電子メールtakahakj@agri.pref.hokkaido.jp
[区分]北海道農業・畜産草地
[分類]技術 参考

[背景・ねらい]
新たな牛床資材(厚手ゴムマット、ウォータベッド)の乳牛利用性をオガクズ牛床などと比較して検討するとともに、フリーストール牛舎における乳牛行動との関連を明らかにする。また、通路構造(コンクリート・ゴムマット・クロボクなど)による乳牛の歩様をビデオ撮影により調査し、それぞれの通路構造の特徴を明らかにする。
[成果の内容・特徴]
 
1. 牛床資材として厚手ゴムマットおよびウォータベッドの利用性についてオガクズ牛床とゴムチップマットレス牛床を対照区として検討したところ、それぞれの資材間に大きな差はなく、乳牛の横臥率や横臥時間割合を適正に維持することができる(表12)。
2. 柔らかく滑りにくいクロボク敷き、通路用マット敷きでは歩幅が1.50〜1.58mと広く、歩行速度も1.05m/s以上と速く歩く。縦溝目地やインターロッキング目地のコンクリート製で硬い通路では1秒間あたりの歩数は少なく、歩幅も狭い歩き方となる。インターロッキング目地や凍結路面のような滑りやすい路面では前肢の接地位置と後肢の接地位置が16.8〜21.5cmと大きくずれる傾向がみられる(表3)。
[成果の活用面・留意点]
 
1. 乳牛歩行時の前肢と後肢の接地位置は、牛舎内通路等が歩行しやすいかどうかの判定に利用できる。
[具体的データ]
 
[その他]
研究課題名: 乳牛の運動器疾患の要因解明と予防指針の作成
予算区分: 道費
研究期間: 2000〜2002年度
研究担当者: 高橋圭二、堂腰 顕、昆野大次
発表論文等: 高橋、堂腰ら、2001年度農業施設学会大会講演要旨、p30-31


目次へ戻る