露地直播栽培えだまめの品種特性


[要約]

[キーワード]

[担当]道立十勝農試・作物研究部
[代表連絡先]電話0155-62-2431
[区分]北海道農業・水田・園芸作
[分類]技術・普及


[背景・ねらい]

[成果の内容・特徴]

  1. 民間育成を中心とするえだまめ20品種の道東地域を主体とする露地直播栽培では、枝豆収穫適期は早生から極晩生の6群に分類される(表1)。
  2. 早・早中群では、標準の「サッポロミドリ」並の早生、耐倒伏性と規格内収量に優れた品種は無い。「涼翠」および「黒玉すだれ」で規格内収量および規格内百莢重が優れるが、いずれも枝豆収穫適期が5〜8日遅く、耐倒伏性あるいは極短茎で草姿が劣る(表1)。
  3. 中・中晩群では、「酒の友」が標準の「大袖の舞」並の枝豆収穫適期で、最下着莢位置が高く規格内収量および百莢重に優れる。「ASB-03」と「サヤコマチ」は、「大袖の舞」とほぼ同じ枝豆収穫適期で、最下着莢位置が高く規格内収量が標準品種並であり規格内百莢重が重くバランスにやや優れる。「三芳錦」は、「大袖の舞」より枝豆収穫適期が4日遅いが、最下着莢位置が高く、規格内収量が同品種よりかなり多く、さらに百莢重に優れる(表1)。
  4. 晩・極晩群では、標準品種の「いわいくろ」並の枝豆収穫適期で、耐倒伏性と規格内収量に優れた品種は無い。規格内百莢重については、「タマフクラ」が供試品種中最も重く特徴的である(表1)。

[成果の活用面・留意点]

  1. 露地直播栽培えだまめの品種選択のための資料とする。

平成20年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分
「露地直播栽培えだまめの品種特性」(指導参考)

[具体的データ]

[その他]




目次へ戻る