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キクの施設栽培における細霧噴霧装置による害虫防除効果


[要約]
キクの施設栽培における細霧噴霧装置による無人防除は、アブラムシ類に対する防除効果は手散布防除と同等である。また、ハダニ類に対しては手散布防除に比べて防除効果が十分でないが、施設内での手散布防除の作業回数、時間が削減され、作業者の農薬被曝および労働負担が軽減できる。

[キーワード]
キク、細霧噴霧装置、無人防除、アブラムシ、ハダニ

[担当]
福岡農総試・野菜花き部・施設機械研究室

 [連絡先]092-922-4364
 [区分]九州沖縄農業・農業機械・土木、野菜・花き
 [分類]技術・普及 

[背景・ねらい]
キクの施設栽培における病害虫防除作業は手散布がほとんどであり、作業者が農薬にさらされる危険性や高温下での重労働を伴うため、無人防除技術の確立が急がれている。近年、産地では、夏季の高温抑制を目的に細霧噴霧装置が導入され、これらの害虫防除や葉面散布などへの多目的利用が求められ、細霧噴霧装置の薬剤散布特性について、葉裏への薬剤の付着が手散布に比べて少ないことを明らかにしたが(平成9年度成果情報)、今回は細霧噴霧装置による主要害虫に対する防除効果を明らかにする。

[成果の内容・特徴]
  1. キクの生長点付近に寄生するアブラムシ類に対する細霧噴霧装置を用いた防除効果は、手散布防除と同等である(図1)。

  2. キクの葉裏に寄生するハダニ類に対する細霧噴霧装置を用いた防除効果は、手散布防除に比べると葉裏への薬剤の付着が少なく十分でない(図2)。

  3. 細霧噴霧装置を用いた無人防除により、施設内における手散布防除の作業回数、時間が削減され、作業者の農薬被曝および労働負担が軽減できる。(データ略)

[成果の活用面・留意点]
  1. ハダニ類等の葉裏に寄生する害虫に対しては効果が十分でないので、手散布防除を実施する必要がある。

[具体的データ]

図1 アブラムシ類発生密度の推移(平成12年)


図2 ハダニ類発生密度の推移(平成12年)

[その他]
研究課題名:配管移動式細霧散布装置等利用による高精度無人防除技術確立
予算区分 :県単
研究期間 :1996〜2000年度

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