課題・成果 | 動物行動管理グループ | |||||||
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<目次> | ||||||||
●現行の研究課題 ●研究成果情報 ●過去の研究課題 |
中課題名:アニマルウエルフェアに対応した家畜・野生動物の管理強化 | |||
小課題名:健全性を重視した家畜飼養管理技術と科学鳥獣による被害の迅速判定・捕獲技術の開発 | |||
実施課題名 | 予算枠 (プロジェクト略称) |
研究期間 | 主な担当者 |
環境DNA・同位体分析による判定技術の開発 | 交付金、科研費、イノベ | R3-R7 | 平田、小坂井、秦、小泉 |
AIによる鳥獣害の最適被害対策システムの揮発 | 交付金、復興プロ | R3-R7 | 竹内、石川、中村 |
鳥類、中型獣、シカ、イノシシ等による農作物被害に係る未解決対策技術の開発 | 交付金、委託プロ、スマ農、科研費 | R3-R7 | 山口、上田、吉田、石川、堂山、藤本、益子 |
中課題名:農村環境に配慮した被害防止、捕獲、環境管理等による総合的な鳥獣害対策技術の開発 | |||
小課題名:鳥獣種毎の加害特性、生態特性および地域特性に適応した被害防止技術の開発 | |||
実施課題名 | 予算枠 (プロジェクト略称) |
研究期間 | 主な担当者 |
省力的で効果の高いカラス侵入抑制技術の開発 | 運営交付金 | H28-R2 | 吉田 |
省力的で効果の高い小型鳥類侵入抑制技術の開発 | 運営交付金 | H28-R2 | 山口 |
牧草採食がニホンジカ個体群動態に与える影響の解明および個体数管理手法としての牧草地管理の有効性検証 | 運営交付金 | H30-R2 | 秦 |
外来種を含む哺乳類による廃果場における行動特性の把握と対策技術の省力化 | 運営交付金 | R1-2 | 小坂井 |
カモ類による農地への加害特性の解明と効果的な対策手法の開発 | 運営交付金 | R2-R4 | 益子 |
野生および家畜鳥獣における忌避反応を司る脳領域の比較 | 運営交付金 | R1-2 | 小泉 |
小課題名:鳥獣被害軽減に資するジビエ等、野生鳥獣利活用技術の開発 | |||
実施課題名 | 予算枠 (プロジェクト略称) |
研究期間 | 主な担当者 |
野生獣の利活用データベースの構築 | 運営交付金 生産性革命プロ |
R1-2 | 平田 |
捕獲鳥獣のジビエとしての利活用を拡大するための技術開発 | 運営交付金 生産性革命プロ |
R1-2 | 平田 |
*1 その後の研究から、これらの音声でも結局は短期間のうちに慣れを生じるため実用性に乏しいことが分かっています。下記のファイルに試験結果の一部が紹介されています。
1)「生態秩序」プロジェクト第2期の完了成績書(pdf,21kb)
◆農研機構第4期中期目標期間(2016 (H28) - 2020 (R2) ) の課題
中課題:農村環境に配慮した被害防止、捕獲、環境管理等による総合的な鳥獣害対策技術の開発
●小課題名:鳥獣種毎の加害特性、生態特性および地域特性に適応した被害防止技術の開発
■省力的で効果の高いカラス侵入抑制技術の開発(H28-R2 吉田)
■省力的で効果の高い小型鳥類侵入抑制技術の開発(H28-R2 山口)
■ニホンジカ等による山地牧草地への加害特性と被害対策の精緻化(H28-29 竹内・秦、H30-R1 竹内)
■牧草採食がニホンジカ個体群動態に与える影響の解明および個体数管理手法としての牧草地管理の有効性検証(H30-R2 秦)
■中型食肉獣による農業被害対策技術の開発と対策普及における阻害要因の解明(H28-30 小坂井)
■外来種を含む哺乳類による廃果場における行動特性の把握と対策技術の省力化(R1-2 小坂井)
■カモ類による農地への加害特性の解明と効果的な対策手法の開発(R2-4 益子)
■野生および家畜鳥獣における忌避反応を司る脳領域の比較(R1-2 小泉)
■追い払いや環境管理手法等によるニホンザル被害対策の有効性検証と対策の導入、継続に関する意思決定指針の策定(H29-R1 中村)
■発生段階に対応した有効なイノシシ被害対策手法の開発(H28 百瀬)
●小課題名:鳥獣被害軽減に資するジビエ等、野生鳥獣利活用技術の開発
■野生獣の利活用データベースの構築(R1-2 平田)
■捕獲鳥獣のジビエとしての利活用を拡大するための技術開発(R1-2 平田)
◆農研機構第3期中期目標期間(2011 (H23) - 2015 (H27) ) の課題
中課題:野生鳥獣モニタリングシステム及び住民による鳥獣被害防止技術の確立
●小課題名:野生鳥獣モニタリングシステムおよび省力的で効果の高い侵入防止技術の開発
■野生鳥獣モニタリングシステムの開発(竹内)
■農地へのカラス侵入抑制技術の開発(吉田)
■農地への小型鳥類侵入抑制技術の開発(山口)
●小課題名:被害予測技術の高度化と対策支援ツールの開発
■地域で活用可能な対策支援ツールの開発(百瀬)
■被害軽減に役立つイノシシ捕獲法と個体数調整手法の開発(仲谷)
中課題:農場の微生物汚染低減を目指した日本型家畜飼養管理システムの開発
●小課題名:農場段階でのバイオセキュリティの強化技術開発
■野生動物の畜舎への物理的侵入防止技術(百瀬・吉田・山口・竹内)
◆農研機構第2期中期目標期間(2006 (H18) - 2010 (H22) ) の課題
中課題:野生鳥獣の行動等の解明による鳥獣害回避技術の開発
■GISを活用した野生動物の生息密度予測と被害発生予察手法の開発(百瀬)
■有害鳥による農作物被害発生要因の解明(吉田)
■鳥獣害対策支援のための情報提供システムの開発(山口)
◆2005 (H17) までの課題
<凡例>
■実施課題名
予算,期間,(協力分担)
概要書・成果情報
簡単な内容
運営交付金(経常研究), H17
計画(39kb)・完了成績書
- 農業生態系を中心として、周辺の生態系との関連で有害鳥獣の挙動を把握しながら、個体群管理手法を取り入れた総合的な対策を講じていくためには、地域毎に個体数を推定し、被害実態を把握して対策を検討する必要があります。そこで各種の地理情報を用いて、有害鳥類の個体群管理の基礎資料となるべき地域毎の生息密度を広域的に予測するとともに、得られた分布情報を地図としてわかりやすく提供するためのシステムを構築して、鳥獣害対策を支援することを目的として技術開発を行います。
運営交付金(経常研究), H13-17
計画(36kb)・H14年成績(67kb)・H15年成績(41kb)・H16年成績(60kb)・完了成績書
- カラス類は加害作物・加害時期が多岐にわたるため、個別の防除対策には限界があり、地域単位で個体数を抑制する個体群管理が必要です。
過去の食性調査の結果では、カラス類は落ち籾などを高い頻度で摂食しており、農業起源の餌が個体数に大きな影響を与えている可能性がありますが、詳細は明らかになっていません。そこで、将来の個体群管理に活用できる基礎資料として、カラス類が農地の餌資源(主に収穫残渣)にどの季節にどの程度依存しているのかを解明することをめざしています。
農水書委託研究[鳥獣害プロジェクト], H13-17
計画 (32kb)・H13年成績(17kb)・H14年成績(50kb)・H15年成績(52kb)・H15年成果情報(40kb)・H16年成績(66kb)・完了成績書(165kb)
- ヒヨドリは秋季に北日本から関東以南に南下し、1-3月に各地で果実や農作物(葉菜類)に多大な被害を及ぼしています。ヒヨドリの渡来数とそれに伴う被害量には年ごとに大きな変動があり、野生及び植栽木の液果(木の実)の量により西南日本におけるヒヨドリの渡来数およびそれに伴う被害をある程度予測できることが分かりました。
運営交付金(経常研究), H14-16
計画 (10kb)・H14年成績 (20kb)・H15年成績 (38kb)・完了成績書(61kb)・成果情報H16 (34kb)
- フェニトロチオンは、殺虫剤としての登録使用法の10倍濃度処理で、乾田直播におけるキジバト、スズメによる種籾の食害を既登録忌避剤のチウラムと同等程度に防いだ。水稲湛水直播のカモ害およびダイズのハト害については、忌避効果の不足や作物への薬害と見られる症状のために活用の見込みは低い。
※フェニトロチオンは忌避剤としては登録されていないため、現在のところ鳥害対策には使用できません。
運営交付金(経常研究), H11-13
計画 (11kb)・H11年成績 (31kb)・H12年成績 (19kb)・完了成績書(22kb)・成果情報H12 (18kb)
- 市販の農薬5種類と海外の鳥用忌避剤1種類のなかでは、フェニトロチオンが安定した忌避効果を示した。フェニトロチオンの殺虫剤としての既登録使用法では、キジバトは室内試験では忌避したが、屋外試験では結果が不明瞭であった。カルガモでは忌避効果はあったがイネに薬害が出た。
環境省委託研究[地理的多様性]
計画 (12kb)・H11年成績 (50kb)・H12年成績 (74kb)・完了成績書(54kb)・成果情報H13 (130kb)
- 航空調査と地上調査の組み合わせによって、農耕地に普通に見られる大型捕食性鳥類であるサギ類の広範囲での個体数を高精度で効率的に推定できる。
営農合理化[地域総合], H10-12 (完了成績書pdf,29kb)
- 茨城県新利根町における乾田直播水田では、スズメには特に対策を講じる必要はないが、キジバトについては飛来しはじめた頃に一定数を駆除する必要がある。直播面積の拡大による単位面積あたりの被害減少は認められなかった。
総合的開発[次世代稲作], H10-12 (完了成績書pdf,22kb)
- 乾田直播におけるキジバトの被害は、播種後から出芽揃い(葉齢約1.3)までは大麦を代替餌として給餌することによって軽減でき、それ以降では代替餌場がなくともほとんど被害がない。
湛水直播におけるカルガモ害については、葉齢2以降の被害は稲籾の給餌によってある程度減らせる。
総合的開発〔貿易と環境〕, H8-12 (完了成績書pdf,33kb)
- 水田は貴重な鳥類生息地として機能していること、生物相に配慮した圃場整備や非耕作期における湛水等でさらにその機能を高められることがわかった。また、こうした機能を評価する指標種として適当な、サギ類とシギ・チドリ類について、水田への依存度や環境変化の影響を明らかにした。
大型別枠〔生態秩序〕, H8-10 (完了成績書pdf,21kb)
- オナガと同所的に生息している鳥はオナガのアラームコールを危険信号として学習して忌避反応を示すが、アラームコールやディストレスコールを利用した防鳥機器の防除効果は1週間ほどしかもたないことがわかった。
経常, H6-H10
1998 (H10):個体識別されたヒヨドリの餌資源と利用環境の季節変化(浦野)
1997 (H9):ヒヨドリの主要餌植物の粗乾物吸収率と粗エネルギー吸収係数(浦野)
1996 (H8):小型電波発信機を装着したヒヨドリの春期の行動圏利用様式(浦野)
1995 (H7):キジバトの個体数・行動・利用環境の季節変化 (藤岡)
1994 (H6):ヒヨドリの生息数の季節変化と個体標識法の検討(浦野)
総合的開発[次世代稲作], H7-H9
1997 (H9):カルガモの餌選好性(浦野)
1996 (H8):「新利根試験区周辺でのドバトの生息実態」(藤岡・浦野)
1995 (H7): カルガモの飛来状況と飼育下での苗摂食行動(浦野・中村)
営農合理化[地域総合], H5-9(プロ1・3等と共同)
1997 (H9):「新利根試験区での有害鳥の飛来状況と種籾への鳥害」(藤岡・浦野)
1996 (H8):「新利根試験区周辺の直播方式による鳥害の違い」(藤岡・浦野)
1996 (H8):「新利根試験区周辺でのドバトの生息実態」(藤岡・浦野)
1995 (H7):「直播田における鳥害の発生状況」 (浦野・中村)
1994 (H6):「直播田における鳥害の発生状況」(中村・浦野)
大型別枠[生態秩序], H1-H7
ムクドリその他の鳥について、遭難声、警戒声等を分析し、追い払いに効果の高い音声とその特性を解明した。
1995 (H7):オナガのアラームコールに対するヒヨドリの反応(藤岡・浦野)
1994 (H6):オナガの対捕食者行動とアラームコール (藤岡・百瀬)
-- タカコールがもっとも緊急度の高いアラームコールである。
1993 (H5):オナガの対捕食者行動とアラームコール (藤岡・吉田)
-- オナガは捕食者の種類によって異なる忌避行動を示した。
1992 (H4):オペラント条件づけによる合成音声の嫌悪性 (2) (岡ノ谷・井関・堀)
-- ムクドリとドバトに変調パターンの違う音を聞かせて採食率を評価。
1992 (H4):鳥類の発声における鳴管神経制御の左右差 (科振興, 岡ノ谷)
-- ジュウシマツでは左側の鳴管神経が音声信号の制御に優位。
1991 (H3):オペラント条件付けによる合成音声刺激の嫌悪性 (岡ノ谷・梅田・堀・白川)
-- ムクドリとドバトに合成音を聞かせて採食率の低下を評価。
1991 (H3):近縁2種による音声信号の弁別と好みの種間比較 (岡ノ谷・米田)
-- キンカチョウ、ジュウシマツとも自種の声によく反応した。
1990 (H2):ディストレス・コールの分析 (岡ノ谷・中村)
-- シロガシラを加えた4種のディストレスコールの周波数分析と類似性の検討。
1989 (H1):(松岡・中村)
-- スズメ・ムクドリ・ヒヨドリのディストレスコールの周波数分析。
経常, S63-H6
マネキンやカラス剥製などの視覚刺激にカラス鳴き声を組み合わせるなどして、効果の高い防除法の開発を目指した。
1994 (H6):ランダムな音提示法の開発とその効果 (中村・マウビック・岡ノ谷)
-- 複数の単位音をランダムに提示するKZ-02はKZ-01より忌避効果が高い。
1993 (H5):3種の鳥における忌避音の種特異性 (中村・マウビック)
-- ディストレスコールは種間で効果があったが、自種により効果があった。
1992 (H4):スズメに対する忌避音の効果 (中村・岡ノ谷)
-- スズメはディストレスコールとぼい旗を忌避したがすぐに慣れる (KZ-01)。
1991 (H3):キジバトに対するカラス剥製の効果 (中村)
-- カラス剥製に声を加えると忌避効果があった。
1989 (H1):効果判定法の確立 (中村)
-- 餌の好選度・餌場滞在率を推定するモデル。
1989 (H1):視覚刺激および聴覚刺激のキジバトに対する忌避効果(中村・松岡)
-- キジバトは純音には急速に慣れるが、視覚刺激には比較的慣れにくい。
1988 (S63):ハシブトガラスおよびキジバトに対する忌避剤の効果(松岡・中村)
-- カラスはキニーネ、SOAを忌避、キジバトにはHoppitもHA-32も効果が弱い。
公害防止[野生鳥獣], H2-H6
キジバト、ムクドリ等について被害量を推定し、害虫の発生の抑制を損なわない範囲内での適正密度の推定を試みた。
1994 (H6):農地環境と鳥類の生息実態 (藤岡)
-- 冬季には森林よりも餌の多い農地でより多くの種が見られる。
1993 (H5):個体数と生息環境の季節変化(藤岡)
-- キジバトの個体数は安定、ムクドリは夏に多く、ヒヨドリは冬に多い。
1992 (H4):カラスによるトウモロコシの被害の季節変動(中村)
-- 畑の周辺部で被害が多い。
1991 (H3):主要鳥類の生息数と生息環境の季節変化 (藤岡・長野)
-- キジバトの個体数は安定、ムクドリは夏に多く、ヒヨドリは冬に多い。
1990 (H2):ムクドリ, ヒヨドリによる果実被害の推定(中村・藤岡)
-- ナシでは品種により被害率が異なり、カキは被害が大きい。
経常, S62-H5
ムクドリ、スズメ、オナガについて個体数の季節変動、採食範囲と採食場所、群れの形成と群れ内の順位などを解明した。
1993 (H5):ムクドリのねぐら位置と行動範囲 (中村・井関・松岡)
-- ねぐらから採食地までの最大距離は4.5kmだった。
1992 (H4):オナガのアラームコール (藤岡・吉田)
-- オナガはオオタカやネコなどに合計3種類のアラームコールを出した。
1991 (H3):オナガにおける群れ内順位の形成 (藤岡・長野)
-- 順位は直線的ではなく採食時間とは比例せず、体重とは比例していた。
1990 (H2):ムクドリの換羽による齢査定 (藤岡)
-- 秋季の換羽に成鳥と幼鳥間、雌雄間で差はなかった。
1989 (H1):外部形態測定値に基づくヒヨドリの雌雄判定 (中村・松岡)
-- 5変数で誤判別率4%の式を元に体重・性別の季節変化を示した。
1988 (S63):ムクドリの代謝量とそれに基づく摂食量の推定 (中村・竹中)
-- 代謝量は休息時より活動時、高温時より低温時の方が大きい。
1987 (S62):ヒヨドリの食性と野菜の被害 (中村・松岡)
-- 秋には林で草木の実を食べ、その後栽培種の木の実、野菜へ移行する。
経常, S61-H2
刺激に対する鳥の反応を数量的にあらわす方法を確立し、これを用いて視覚刺激(マネキン)、聴覚刺激(純音)、味覚刺激(忌避剤)に対する反応の強さと、それに対する影響を分析した
1990 (H2):にがみ物質に対する反応 (松岡)
-- キジバトは濃いキニーネとSOAを忌避し、濃度が下がっても反応を維持。
1989 (H1):マネキンの顔の効果 (松岡)
-- 顔の特定の部分がキジバトに忌避効果を持つわけではない。
1988 (S63):マネキンの効果の個体変異 (松岡)
-- キジバトの忌避行動には個体差が大きく、また複数か単独かでも違う。
1988 (S63):ヒヨドリの行動に及ぼす臭い物質の効果 (中村・竹中)
-- ムクドリに忌避効果があるとされる臭い物質はヒヨドリには効果なし。
1987 (S62):マネキンの効果 (松岡・中村)
-- 顔のあるマネキンの方が顔を覆ったマネキンより忌避効果がある。
1987 (S62):音を利用した防除機器の効果 (松岡・中村)
-- 市販の合成音発生防鳥機器は、キジバトに効果なし。
経常, S61-H2
摂食行動に与える飢えの効果、採食行動の日周変動、餌発見のメカニズムなどを明らかにした。
地域低コスト, S59-63
被害発生の現状とその要因、カモの食性の季節変動等を明らかにし、被害株率の簡便・迅速な推定法を確立した他、忌避剤による被害防止を試みた。
1987 (S62):カルガモの胃内容物分析 (中村・松岡)
-- 栃木県で5月に射殺された36羽の胃にはモミ、イネ科の葉、カエル幼生等。
経常?,S57-61
主として耕種的な被害防止策を検討し、麦収穫後のダイズ播種、麦稈マルチ、代替餌による回避などの方法が効果が高いことを示した。
転換畑,S56-60
キジバトの繁殖時期、個体数の季節変動、餌発見のメカニズムなどを明らかにした。
経常,S55-59
農耕地における鳥の個体数調査を行い、キジバトによるダイズの被害発生時期とその要因、スズメおよびヒヨドリによる被害の発生時期等を明らかにした。