[要約]
ショクヨウガヤツリは、短日条件では、塊茎形成までの期間が短くなり、地上部の生育が小さくても塊茎を形成する。塊茎形成は、明期の時間に関わらず、13時間以上の暗期により促進され、暗期の長さによって制御される。作物群落内では、地上部の生育が抑制され、塊茎の総形成数は減少するが、根茎から塊茎が形成する割合が高くなり、塊茎形成への切り換えが促進される。
[キーワード] | 多年生雑草、ショクヨウガヤツリ、塊茎形成、短日、暗期、群落 |
[担当] | 中央農研・耕地環境部・畑雑草研究室 |
[連絡先] | 0298-38-8426 |
[区分] | 関東東海北陸・関東東海水田畑作物 |
[分類] | 科学・参考 |
[背景・ねらい]
ショクヨウガヤツリは、外来の難防除多年生雑草であり、飼料畑等で大きな雑草害を与えている。この雑草を合理的に制御するためには、塊茎の形成特性を明らかにする必要がある。ここでは、光との関係を明らかにする。
[成果の内容・特徴]
[成果の活用面・留意点]
[具体的データ]
[その他]
研究課題名 | :ショクヨウガヤツリの塊茎形成特性の解明と制御技術の開発 |
予算区分 | :交付金 |
研究期間 | :1999〜2001年度 |
研究担当者 | :澁谷知子、李博、與語靖洋 |
発表論文等 | :1)澁谷ら(1999)雑草研究44(別):260-261. 2)Shibuya and Yogo(1999)Proceedings of 17th APWSS: 77. 3)Li et al.(2001)Plant Species Biology16:69-81. |