[要約]
施設栽培温室に設置された暖房機の送風口に0.3mm目合いの網袋に入れたバチルス・ズブチリス水和剤を取り付け、暖房機を稼働すると、送風ダクトにより粉態のまま連続的にバチルス菌が散布され、キュウリ灰色かび病に対して高い防除効果が認められる。
[キーワード] | 微生物農薬散布法、バチルス・ズブチリス水和剤、キュウリ灰色かび病 |
[担当] | 岐阜農技研・環境部 |
[連絡先] | 058-239-3135 |
[区分] | 関東東海北陸農業・関東東海・病害虫 |
[分類] | 技術・参考 |
[背景・ねらい]
近年、施設野菜では、環境負荷の少ない防除法の開発が求められており、天敵等を利用した生物防除が急速に普及しつつある。バチルス・ズブチリス水和剤等の微生物農薬は、散布後の植物体上の移動が少なく多回数散布が必要であるが、従来の水を使用した散布方法では、人的労力に負うところが大きく、改善が求められていた。また、水和剤散布による施設内の過湿等も課題となっていた。そこで、微生物農薬の水和剤を水で希釈せず粉態のまま暖房機の送風ダクトを使用して散布し、その効果とハウス内での動態及び実用性を明らかにする。
[成果の内容・特徴]
[成果の活用面・留意点]
[具体的データ]
[その他]
研究課題名 | :病害虫総合管理技術推進対策事業 |
予算区分 | :国補 |
研究期間 | :2000〜2002年度 |
研究担当者 | :渡辺秀樹・田口義広・鈴木隆志・勝山直樹 |
発表論文等 | :1)田口・鈴木・渡辺ら (2000) 関西病虫研報 42:69-70. 2)田口(2001)第16回報農会シンポジウム:33-44(講演要旨). 3)特許申請中 |