[要約]
マイタケのエンドペプチダーゼを利用して、豆乳などの蛋白質溶液を分解することにより、アンジオテンシン変換酵素阻害能を有する飲料が製造できる。
[キ−ワ−ド] |
マイタケ、エンドペプチダーゼ、蛋白質溶液、ACE阻害能 |
[担当] |
新潟農総研食研セ・園芸特産食品科 |
[連絡先] |
0256-52-4230 |
[区分] |
関東東海北陸農業・北陸・流通加工 |
[分類] |
技術・普及 |
[背景・ねらい]
新潟県はマイタケの主生産県(全国シェアの80%以上)で、そのほとんどがトレーパック詰で出荷されているが、整形の際に切れ端や石突き部が生じるため、その利活用が必要である。そこで、マイタケのもつ非常に強力なエンドペプチダーゼ(蛋白質をランダムに切断する酵素)を利用し、血圧上昇抑制効果のあるといわれる、アンジオテンシン変換阻害能のある飲料を開発する。
[成果の内容・特徴]
[成果の活用面・留意点]
[具体的データ]
図1 エンドペプチダーゼ活性のpH依存性
unit:40℃・1時間で280nmにおける吸光度を1上げる活性
図2 豆乳飲料の試作例(フローチャート)
[その他]
研究課題名 |
:酵素・微生物等の利用によるマイタケの機能性成分への変換技術の開発 |
予算区分 |
:国補(地域先端) |
研究期間 |
:1998〜2000年度 |
研究担当者 |
:吉水聡、西脇俊和、渡辺聡、太養寺真弓、佐藤嘉一 |
発表論文等 |
:1)吉水ら、「マイタケを用いた高機能食品の製造法」・特願2000-156548号 |