稲わらの収集調製とサイレージ嗜好性


[要約]
新鮮なわら(当日刈取)を梱包したロールサイレージは、尿素と乳酸菌添加剤処理に関係なく嗜好性が高く、また、刈取後数日経過し梱包したものには、稲発酵粗飼料専用乳酸菌「畜草1号」の添加効果が高い。

[キーワード]調製加工、牛、稲わら、ロールベールサイレージ、乳酸菌、尿素

[担当]群馬畜試・自給飼料グループ
[連絡先]電話 027-288-2222
[区分]関東東海北陸農業・畜産草地(草地)
[分類]技術・普及

[背景・ねらい]
 口蹄疫及びBSEの国内発生により防疫上からも、自給飼料の必要性が益々高まっていることから、安全な県産稲わらロールベールサイレージの調製技術を確立する必要性がある。
 そこで、尿素と稲発酵粗飼料専用乳酸菌「畜草1号」を供試し、稲刈直後の高水分状態でのロールと、数日間天日乾燥した低水分のロールベールサイレージを作成し、貯蔵期間を2、4、6か月とし、それぞれを牛に給与してその嗜好性を検討する。

[成果の内容・特徴]
1. 新鮮なわらを梱包したサイレージでは、添加剤処理に関係無く、非常に嗜好性が高い(図1)。
2. 稲発酵粗飼料専用乳酸菌「畜草1号」は、刈り取り数日後に梱包したものに効果がみられる。収穫後2日間雨に曝され、その後天日乾燥し調製したロールでも、その嗜好性は比較的良好である(図1)。
3. 尿素添加サイレージは、同じ試験区のロールベールサイレージの中では、比較的嗜好性が低い(図1図2)。
4. 保存期間と嗜好性との相関は見られず、6か月保存しても何ら問題はない(図2)。

[成果の活用面・留意点]
1. 稲刈り当日に梱包できない場合は、1〜2日程度の降雨で、その後天日乾燥ができれば、畜草1号を添加してロールベールを調製する。
2. 稲わらロールベールサイレージ品質に影響する土砂の混入を避けること。


[具体的データ]



[その他]
研究課題名:稲わらの収集調製技術の開発
予算区分 :県単
研究期間 :2001〜2003年度
研究担当者:茂木浩徳

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