日本に発生する5種トスポウイルスのマルチPCR法による同時検出・同定 |
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[要約] | ||||||||
全トスポウイルスゲノムの3'末端非翻訳領域に共通なディジェネレートプライマーとウイルス種特異的に結合する5種プライマーを混合したプライマーカクテルによる1回のRT-PCR反応で、日本に発生する5種類のトスポウイルスを同時に検出・同定できる。 |
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[キーワード]トスポウイルス、ディジェネレートプライマー、マルチPCR、診断 |
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[担当]埼玉農総研・生物機能担当 [連絡先]電話0480-21-2095 [区分]関東東海北陸農業・関東東海・病害虫(病害) [分類]科学・普及 |
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[背景・ねらい] | ||||||||
トスポウイルスは、感染作物の葉上にえそ斑紋や輪紋などの壊死斑点を発症させ、商品価値を著しく低下させる。これまで、日本で発生したトスポウイルスは5種類報告されている(平成17年4月現在、6種)。しかし、各トスポウイルスが感染した作物の病徴はいずれも酷似し、病徴経過観察によるウイルス種の識別は難しい。このため、感染ウイルス種の同定はエライザ法や特異的プライマーによるRT-PCR法が利用されているが、これらの方法はウイルス種ごとに実施するため時間を要する。そこで、データベースに登録されているトスポウイルスゲノムの遺伝子配列情報からプライマーカクテルを作製し、1回のRT-PCR反応で日本に発生する5種類のトスポウイルスを同時に検出・同定できるマルチPCR法を開発する。 |
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[成果の内容・特徴] |
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[成果の活用面・留意点] |
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[その他] |
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研究課題名:園芸作物の迅速診断技術 |
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