「にいがた地鶏」への小米混合給与が増体に及ぼす影響


[要約]
「にいがた地鶏」へ小米を混合給与しても増体には差はないが、バラツキが大きくなる傾向がある。小米を混合すると飼料要求率が低くなることにより飼料費低減の可能性が示唆された。

[キーワード]地鶏、にいがた地鶏、小米、飼料費

[担当]新潟農総研・畜産研・養豚・養鶏科
[代表連絡先]電話:0256-46-3103
[区分]関東東海北陸農業・畜産草地(中小家畜)
[分類]技術・参考

[背景・ねらい]
  「にいがた地鶏」は飼育期間が長く、生産コストの低減が大きな課題である。このため飼料要求率を改善し、生産性を向上させる飼料給与体系の確立が必要である。飼料に食用に向かない小粒及び砕けた玄米(以下、小米という)を混合給与することによる増体に及ぼす影響および飼料費低減効果について明らかにする。

[成果の内容・特徴]
1. 配合飼料に小米を混合すると混合割合が高くなるに従い、粗蛋白質(CP)含量は低下し、代謝エネルギー(ME)含量は高くなる。(表1
2. 雄は112日齢、雌は133日齢で屠殺した。
小米混合飼料を給与しても平均体重には有意な差は認められなかったが、小米の混合割合が高くなると体重のバラツキが大きくなる傾向がある。
また、生体重に対する中抜き重量比に差は見られなかった。(表2
3. 小米混合割合を高くすると代謝エネルギー含量が高くなることにより、飼料要求率が低下し、配合飼料を45円/kg、小米を30円/kgとして飼料費を試算すると飼料費を低減できる可能性がある。(表3表4

[成果の活用面・留意点]
1. 小米を混合給与すると増体のバラツキが大きくなる傾向があるため、飼料混合方法等を検討する必要がある。
2. 配合飼料及び小米の単価によっては飼料費の低減が見込めない場合がある。


[具体的データ]

表1 給与飼料成分
表2 増体成績及び中抜き重量
表3 飼料摂取量及び飼料要求率
表4 飼料費の試算

[その他]
研究課題名:県産地鶏普及推進のための技術開発
予算区分:県単政策
研究期間:2004〜2006年度
研究担当者:時田正樹、田村祐一

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