9月下旬は種、2、3月開花の無摘心栽培に適するキンギョソウ品種


[要約]
9月下旬には種し、2、3月に開花させるキンギョソウの無摘心栽培では、「カリヨンベルベット」および「コネクションレッド」が有望である。

[キーワード]キンギョソウ、新品種、無摘心栽培

[担当]静岡農林研・伊豆農業研究センター
[代表連絡先]電話:0557-95-2341
[区分]関東東海北陸農業・花き
[分類]技術・普及

[背景・ねらい]
  キンギョソウの無摘心栽培では、早生(Ⅰ、Ⅱ型)品種を用いることで冬から春にかけて良質の切花が得られる。しかし、日本では無摘心栽培の事例が少ないため、海外での特性区分とは一致しない場合もある。そこで、国内外で育成された新品種について、この作型における品種特性を調査し、産地に導入する際の基礎資料とする。

[成果の内容・特徴]
1. カリヨンシリーズの新規花色、「カリヨンベルベット」と「カリヨンダークオレンジ」は到花日数140〜141日、開花時草丈102〜121cm、切り花重80〜100gで、このうち、「カリヨンベルベット」は、ペンステモン咲き品種としては初めての濃い赤色で、側枝の発生が少ないため開花時の切り花としてのバランスが良い(表1図1)。
2. コネクションシリーズは、到花日数は136〜158日とシリーズ内での開花時期の幅があり、開花時草丈119〜139cm、切り花重105〜123gで、このうち、「コネクションレッド」は明るい赤色で、側枝の発生が少ないため開花時の切り花としてのバランスが良い(表1図1)。

[成果の活用面・留意点]
1. 供試品種の花型は、ペンステモン咲きの「カリヨンベルベット」、「カリヨンダークオレンジ」を除き、普通咲きである。
2. 比較品種の種子は、いずれも国内の種苗業者から入手可能である。


[具体的データ]

表1 9月は種無摘心栽培におけるキンギョソウの品種特性
図1 有望品種の開花状況

[その他]
研究課題名:マーガレット等伊豆地域特産花きの選抜と栽培法の確立
予算区分:県単
研究期間:2006年度
研究担当者:稲葉善太郎、加藤智恵美

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