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コラム

2008.12.17 今村太郎
脚光を浴びるコクヌストモドキ
精米所での大害虫
コクヌストモドキは製粉所、精米所での大害虫であり、しばしば小麦粉製品などに混入し問題となります。その一方、飼育が簡単であるために基礎生物学のモデル生物として昔から利用されてきました。

このコクヌストモドキにとって2008年は記念すべき年になりました。それは全ゲノムが解読されたとの論文が4月に科学誌Natureに掲載されたからです。コウチュウ目では最初の全ゲノム解読になります。コクヌストモドキRNA干渉という方法で遺伝子の発現を抑制することができ、遺伝子の機能を解析しやすいため、この分野での研究をリードしていくことでしょう。

話題のコクヌストモドキ
11月のはじめに再びコクヌストモドキが話題になりました。それはコクヌストモドキにおける同性愛行動についての研究がNATIONAL GEOGRAPHIC日本語版で紹介され、これが大手ポータルサイトのYahoo! JAPANのニュースにも配信されたからです。 コクヌストモドキでは雄同士での交尾が見られ、今回の研究ではその行動についてのいくつかの仮説が検証されました。

Yahoo! JAPANのニュースに当研究所の「貯穀害虫・天敵図鑑」へリンクが張られていたのですが、多くの人の興味を惹くニュースだったようで、「貯穀害虫・天敵図鑑」にも多数のアクセスがありました。 今後もコクヌストモドキは実験動物として大きな役割を果たして行くことになると思います。

 
参考文献


 
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