貯穀害虫・天敵図鑑
アカマダラカツオブシムシ
和名
アカマダラカツオブシムシ [カツオブシムシ科]
英名
学名
Trogoderma varium (Matsumura et Yokoyama) [Dermestidae]
分布
日本、中国?、朝鮮半島?
形態
【幼虫】老齢幼虫の体長は6-8mm。淡黄褐色~褐色で長い毛に覆われている。
【成虫】体長は2.5-4.5mm。体の地色は黒褐色。鞘翅には暗赤色~褐色の紋がある。飛翔能力を持つ。
加害する食品
乾燥食品。以前は蚕糸業上の大害虫であった。
生態
幼虫は床面の穀粉中などに生息、成虫は幼虫の食餌上を活発に歩き、晴天高温の際はよく飛翔する。
防除方法
工場、倉庫の清掃をよくし、こぼれた食品をそのまま放置しない。
備考
マダラカツオブシムシ(Trogoderma)属の中で古来日本に分布するのは本種のみとされている。
画像
アカマダラカツオブシムシの雌成虫
アカマダラカツオブシムシの雄成虫
アカマダラカツオブシムシの蛹
アカマダラカツオブシムシの幼虫
関連情報
更新日:2019年02月18日