届出伝染病

鶏結核病(avian tuberculosis)

牛鹿馬めん羊山羊豚家きんその他家きんみつばちその他家畜
対象家畜:鶏、あひる、七面鳥、うずら

1.原因

 

 マイコバクテリア科マイコバクテリウム属に属するグラム陽性及び抗酸性をしめす桿菌。Schaeferの血清型別において1から3に型別され、遺伝子挿入配列IS901を保有するMycobacterium avium subsp. avium が主な原因菌である。

 

 

2.疫学


 世界中に分布。日本における近年の発生は養鶏業以外の鶏の事例のみであり、最近の発生としては2003年東京都の展示動物の報告がある。また、特用の家禽として飼育期間の長いダチョウでの発生が報告されている。動物園の展示動物や渡り鳥において鶏以外の鳥類の発生例が知られている。監視伝染病の対象は鶏、あひる、七面鳥、うずらである。人の非結核性抗酸菌症において分離されるM. avium との異同が公衆衛生上重要な問題である。

 

 

3.臨床症状


 発症鶏では削痩や産卵低下が見られるが、結核に特異的な症状はなく、結核病変を持っていても無症状な場合もある。

 

 

4.病原学的・血清学的検査


 生前診断としてツベルクリン皮内反応、菌体凝集反応、糞便培養検査が検討されている。死後確定診断は病理組織学的診断及び病変部位からのM. aviumの検出。

 

 

5.予防・治療


 治療薬はない。定期的な飼養環境の洗浄消毒、陽性反応鶏の早期淘汰。感染鶏と疫学的に関連のある鶏の監視及び早期の予防的淘汰。

 

 

6.抗体検査


 生前診断としてツベルクリン。

 

 

7.発生情報


 監視伝染病の発生状況(農林水産省)

 

 


8.参考情報


 獣医感染症カラーアトラス第2版(文永堂)、動物の感染症第3版(近代出版)、鳥の病気第6版(鶏病研究会)

 OIE: Manual of Diagnostic Tests and Vaccines for Terrestrial Animals

 バイオインフォマティックスにより開発された鳥型結核菌の分子疫学的手法:平成18年度 動物衛生研究成果情報


編集:動物衛生研究部門 疾病対策部病性鑑定グループ、文責:ヨーネ病研究チーム 西森 敬

(平成29年9月21日 更新)

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  45. 45 伝染性胃腸炎
  46. 46 豚エンテロウイルス性脳脊髄炎
  47. 47 豚繁殖・呼吸障害症候群
  48. 48 豚水疱疹
  49. 49 豚流行性下痢
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  60. 60 鶏白血病
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  71. 71 ノゼマ病

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