ワルファリン(商品名メリーネコ,ラテミン,チューモア,サンケイクマリン,ヤソールなど)
ダイファシノン(商品名ヤソヂオン)
クロロファシノン(商品名ネズコ,コロソ)
クマテトラリル(商品名エンドックス,ダイナリン)は失効
毒性
クマリン系殺そ剤は,ビタミンK代謝サイクルに関与するビタミンKエポキシドレダクターゼとビタミンKキノンレダクターゼを阻害.
これにより,凝固活性を有しない凝固因子(PIVKA:proteins induced by vitamin K absence)が増加し,血液凝固を抑制.そのため,作用が現れるまで時間がかかる.
中毒症状
顕著な出血,血腫,下血,鼻出血,胸膜出血による呼吸困難,粘膜蒼白,突然死
診断
殺そ剤の使用
臨床症状
臨床病理学所見(ヘマトクリット値の低下,活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)およびプロトロンビン時間(PT)の延長)
殺そ剤の検出(血液,肝臓)(2007.3.8 更新)
治療
全血あるいは血漿の輸血
ビタミンK1投与(ビタミンK1製剤の0.5〜2.5 mg/kg体重,筋肉内投与).ビタミンK3は無効.
参考書
農薬中毒の症状と治療法.2004 農薬工業会.
飼料分析法・解説.2004 日本科学飼料協会.
衛生試験法注解.2000 金原出版.
(最終更新:2005.1.11)