スラフラミン

 

由来:

赤クローバーなどのマメ科の牧草に黒カビ病を起こす黒カビ病菌Rhizoctonia leguminicolaが産生するマイコトキシン.

作用機序:

体内に入ったスラフラミンは肝臓で酸化され,ムスカリン作用を持つケトイミン体に変化.

これによるムスカリン受容体刺激で唾液分泌が亢進(1).

スラフラミンの投与だけでは野外の流涎症を完全に再現できないので,流涎症発症にはR. leguminicolaが産生する未知の二次代謝産物も関わっているのではないかとの指摘もある(2).

中毒症状:

牛に流涎症を起こす(2,4).

ほかに流涙,鼓脹,食欲減退,流産,泌乳量低下,下痢,関節のこわばり,頻尿などがみられる(2,3).

診断:

飼料からのスラフラミンの検出.

文献:

1) Colegate, S. M. and Dorling, P.R.: in Plant and Fungal Toxins, CRC Press, pp1 (1997).

2) Croom, W.J. et al.: J Anim Sci. , 73, 1499 (1995).

3) Crump, M.H. et al.: J. Am. Vet. Med. Assoc., 143, 996 (1963).

4) 井沢弘一ら:畜試研報,24,59(1971).

 

 

(最終更新:2005.1.13)


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農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 安全性研究チーム