家畜の中毒が予想される外来雑草(現在情報収集中)

 

学   名

一 般 名

毒       性

Datura stramonium L.

ヨウシュチョウセンアサガオ

アトロピン,スコポラミンを含む.全草に毒物を含むが,特に種子に多い.極めて毒性が強い.

Metaplexis japonica Makino

ガガイモ

原色牧野植物大図鑑では根が有毒とあるが,TOXLINEでは該当がない.

 

Solanum carolinense L.

ワルナスビ

TOXLINEでは該当がないが,Solanumにはソラニンのような有毒物質を含むものが多い.

Solanum nigrum L.

イヌホオズキ

液果には,アセチルコリン様物質があるとの報告あり.アメリカ陸軍WWWでは,液果が有毒で,頭痛,胃痛,嘔吐,下痢等をもたらすとある.一方,ラジカルによるDNA損傷を防ぐ等の有効作用も報告も有り.

Solanum americanum Mill

アメリカイヌホオズキ

薬用植物としての報告有り.ハワイでは喘息薬として使われていた.

Solanum dulcamera 日本にはないが有毒なSolanum

Bittersweet

アメリカ陸軍WWWでは,液果が有毒で,頭痛,胃痛,嘔吐,下痢等をもたらすとある.液果に抗アセチルコリン作用物質

Solanum malacoxylon 日本にはないが有毒なSolanum

South American egg plant

南アメリカに分布.家畜の中毒報告有り.1,25-dihydroxycholecalciferol様の物質を含有し,腸管からのカルシウム吸収を促進するため,動物はビタミンD過剰症と同様の症状を呈する.高カルシウム・高リン血症,組織へのカルシウム沈着,四肢の強直など.

Amaranthus viridis

アオビユ

TOXLINEでは該当がない.同じ属のアオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)では中毒例がいくつか報告されている.(下参照)

Amaranthus spinosus L.

ハリビユ

中毒例が報告されているようです.文献収集中(Leoms RA, Barros CSL, Salles MS, Barros SS, and Peixoto PV: Naturally occurring Amaranthus spinosus (Amaranthaceae) poisoning in cattle. Intoxicacao espontqanea por Amaranthus spinosus (Amaranthaceae) em bovinos. Pesq Vet Bras 13:25-34, 1993.)

Amaranthus retroflexus

アオゲイトウ redroot pigweed

腎毒性を有する.BUN上昇.腹腔内に褐色の液体貯溜.腎周囲の浮腫.組織学的には尿細管の壊死.(Casteel S.W. et al. Amaranthus retroflexus (redroot pigweed) poisoning in cattle. J Am Vet Med Assoc. (1994 ) 204 :1068-70.など)

Abutilon theophrasti Medic.

イチビ

ラットへの給与試験では,多少の毒性はあるようです.飼料にイチビの種子を10%添加してラットに90日間ほど給与したところ,雄ではALPおよびA/Gの上昇が,雌では血糖および総コレステロールの低下が観察されたそうです.(Dugan GM, Gumbmann MR.Toxicological and nutritional evaluation of velvetleaf seed: subchronic 90-day feeding study and protein efficiency ratio assay. Food Chem Toxicol. 1990 Feb;28(2):95-9.)

(1997.6.29 登録,2001.9.14 更新)

 

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農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 安全性研究チーム