【表題】 ブロイラーにおける環境保全技術の開発(第3報)−植物細胞膜崩壊酵素添加による排糞量の低減効果−

【著者名】 石橋 明;細國一忠;岩永致悦
【所属】 佐賀県畜産試験場
【発行年】 2004
【雑誌名】 佐賀県畜産試験場試験研究成績書
【巻】 40
【頁】 87−93
【要約】 肥育豚において排糞量低減に効果のあった植物細胞膜崩壊酵素をブロイラーの飼料に添加給与したが、排糞量の低減効果は認められず、また、消化率向上等による生産性向上効果も認められなかった。【材料および方法】[供試鶏および羽数]肉用専用種(チャンキー)、6月餌付:92羽/室×5区×2反復=920羽(坪40羽、性比同比の混飼)、10月餌付:104羽/室×5区×2反復=1040羽(坪45羽、性比同比の混飼)[試験期間]6月餌付、10月餌付ともに56日間 [試験区分]植物細胞膜崩壊酵素(主成分:1g中ペクチナーゼ800単位キシラナーゼ25単位)を市販飼料にメーカー推奨添加率の上限(0.5%)と下限(0.2%)を週齢毎に組み合わせて、次の区を設けた。0-0.2%区(添加率・0-21日齢:0%・22-56日齢:0.2%)、0.2-0.2%区(添加率・0-21日齢:0.2%・22-56日齢:0.2%)、0-0.5%区(添加率・0-21日齢:0%・22-56日齢:0.5%)、0.5-0.5%区(添加率・0-21日齢:0.5%・22-56日齢:0.5%)、0-0%区(添加率・0-21日齢:0%・22-56日齢:0%)、(注) 添加率は外数。6月餌付は無敷料、10月餌付は敷料厚1.5cm [給与飼料](0-21日齢)CP 22.0%・ME 3080 Kcal/Kg(22-56日齢)CP 18.0%・ME 3150 Kcal/Kg 【結果】@ 増体重は各区間に有意な差は認められなかった。10月餌付は0〜8週齢平均で6月餌付より増体重が高い水準にあったが、区間に有意差は認められなかった。A 6月餌付で4〜5週齢において0.5-0.5%区と0-0%区が他の区より有意に多く飼料を消費したが、0〜8週齢でみると、最高6023g、最低5855gであって、各区間に有意な差は認められなかった。B 飼料要求率は各区間に有意差は認められなかった。10月餌付は0〜8週齢で2.14〜2.21の間で、6月餌付の2.06〜2.12よりも高く劣る水準であったが、各区間には有意な差は認められなかった。C 8週齢のと体成績では、各部位の生体重に対する重量%において有意差のある分類はあったものの、一定の傾向は見られず、その他の項目では有意差は認められなかった。D 1羽当り乾物排泄ふん量の水分含率、排泄ふんの悪臭の主要因であるアンモニア発生量、および排泄ふんのpHにおいて各区間に有意差は認められなかった。E 各区の経済性は、6月餌付、10月餌付とも各項目において有意差は認められなかった。
【要約者】 竹中洋一

[ 2013/12/26 掲載 ]


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