【表題】 木質物の堆肥化過程の解析と木質系堆肥の熟度の基準値策定に関する研究

【著者名】 佐藤 俊
【所属】 林業試験場
【発行年】 1985
【雑誌名】 林業試験場研究報告
【巻】 334
【頁】 53−146
【要約】 木質物は堆肥資材として優れているが欠点もあり,未熟な堆肥を施用すると植物の生育に障害が発生する。したがって熟度の判定が重要であり,そのため本研究では木質物および畜糞尿との混合物の堆肥化過程における現象を明らかにすると共に,その結果を解析して熟度判定の基準値を策定することを主目的とした。熟度の基準値を策定するにあたっては,その重点を堆肥を施用した場合植物の生育に障害を起こさないこと,堆肥材料の持つ地力増強機能が一定レベルまで高められていることの2点とした。これまでの結果から木質堆肥については,1)施与無機態窒素の有機化率,2)CEC値,3)0.5%NaoH抽出物含量,4)ヘミセルロ−ス含量の4因子を指標として群値を策定したが,そのほか4つの参考値も提案した。畜糞尿・木質複合堆肥については,1)粒径組成,2)NH4−N,NO3一N含量,3)CEC値,4)ヘミセルロース含量の4因子を指標として基準値を策定したが,そのほか2つの参考値も提案した。以上の基準値および参考値に合格した堆肥でも,なお植物の生育に対する阻害性の有無を確かめるために,種子や幼植物を用いて生物検定を行う必要がある。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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