【表題】 養豚経営における悪臭除去に関する研究(1)微生物脱臭法に関する研究(第1報)

【著者名】 福永智明;上山繁成;川井田 博;東 正利;松本計士;田中 博
【所属】 鹿児島県畜産試験場;農林水産省畜産試験場
【発行年】 1990
【雑誌名】 鹿児島県畜産試験場研究報告
【巻】 22
【頁】 81−85
【要約】 豚ぷんに継続的に通気し、発生する悪臭ガスを黒ボク土壌を脱臭材料として微生物脱臭を実施したところ以下のような結果を得た。黒ボク土壌を24cmの高さに堆積した場合の見掛けの風速3.4mm/sで継続的通気を実施すると、当初は0.74paであったものが、24時間後には0.29paまで低下し、その後は0.29paが維持された。NH3の除去率は、22日間の試験期間中100%であったが、脱臭材料のpHは、試験開始当初5.79であったものが、微生物によるNH3の硝化作用をうけて硝酸態窒素が蓄積され、5.15に低下し、その後6.90まで上昇したことから、土壌中にアンモニア態窒素が蓄積されはじめたことが考えられ、除去率の低下が懸念された。DMS類の除去率は、DMSでは5日目以降、DMDSでは3日目以降、DMTSでは試験開始当初から100%の除去率が示され、その後100%の除去率が維持された。このことから、微生物の馴化期間としてDMSで5日、DMDSで3日必要であることがわかった。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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