【表題】 施設栽培における有機物の多量施用効果

【著者名】 甲田暢男;萩原佐太郎
【所属】 千葉県農業試験場
【発行年】 1977
【雑誌名】 千葉県農業試験場研究報告
【巻】 18
【頁】 29−41
【要約】 無降雨状態、連作、多肥などにより、塩類集積や緩衝能の低下など悪化しやすいハウス土壌に堆肥、生わら、ピートモス、バーク堆肥の多量施用を続け、作物の生育、収量および土壌の物理、化学性におよぼす影響を検討した。作物の生育は各区とも大差ないが、堆肥区がいくぶんすぐれていた。有機物を3作連用後跡無施用にした作の生育は、ほとんど差がなかった。収量は第1作目を除き概して堆肥区が高く、特に第3作のトマトの差は大きかった。有機物無施用の4、5作では各区間に大きな差はなかった。跡地土壌の化学性は有機物の連用により、腐植や塩基置換容量の増加やリン酸吸収係数の低下など累積効果が認められた。連用後は1、2作有機物を無施用にしても施用した有機物の種類にかかわりなく、あまり悪化しなかった。以上堆肥をはじめ各種有機物の多量施用はハウス土壌の物理、化学性の改善にきわめて有効であり、未熟有機物では窒素を添加することにより、堆肥と同等の効果を上げ得ることを示唆した。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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