【表題】 潅漑水中の高濃度の硝酸および稲わらが水田からのメタンの発生に及ぼす影響

【著者名】 北田敬宇;尾崎保夫;秋山 豊;八木一行
【所属】 農業研究センター土壌肥料部;農業環境技術研究所環境管理部
【発行年】 1993
【雑誌名】 日本土壌肥料学雑誌
【巻】 64−1
【頁】 49−54
【要約】 潅漑水中の高濃度の硝酸態窒素および稲わらが、水田からのメタンの発生に及ぼす影響について、ライシメータ水田を用いて調査、解析を行った。土壌溶液中の酢酸濃度のピークは、稲わらにより6月中旬および8月上旬にピークがみられたが、稲わらと硝酸態窒素を併用すると6月中旬のみにピークがみられた。このピークの違いは、硝酸態窒素による有機物の分解促進効果に起因しているものと考えられる。メタンフラックスは、土壌Ehの低下とともに増加し、また酢酸の減少と対応して放出される傾向が認められた。しかし、メタン生成の基質である酢酸濃度に比例してメタン発生がみられず、これは硝酸イオンが土壌のメタン生成を阻害しているためと推察される。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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