【表題】 遠心薄膜乾燥機による汚泥処理

【著者名】 田村邦夫
【所属】 (株)東芝公共システム技術第二部
【発行年】 1992
【雑誌名】 PPM
【巻】 23−2
【頁】 34−40
【要約】 遠心薄膜乾燥機の動作原理は、供給された汚泥を、回転する分配リングとブレードで薄膜状にし、加熱蒸気からの熱で汚泥を乾燥させるものである。従って本乾燥機は、従来の脱水汚泥を乾燥させる乾燥機とは異なり、汚泥を薄膜状にすることにより伝熱効率がよく、汚泥性状に左右されにくい加熱乾燥を行うことができる。供給された汚泥は、分配リングの遠心力により伝熱面に飛ばされ、重力により下方の加熱ゾーンに導かれる。同時に、主軸に取り付けてあるブレードが伝熱面上の汚泥をかき取ることにより、伝熱面上に汚泥の薄膜が形成される。薄膜になった汚泥は下方に移動する間に加熱蒸気からの熱で水分が蒸発し、汚泥の固形分濃度は上昇する。さらに蒸発が進むと、汚泥は乾燥汚泥となってブレードでかき取られ下方から排出される。ここで本乾燥機の特徴を整理する。含水率は30%まで容易に制御できる。前述のとおり供給汚泥の量を変えて乾燥汚泥の含水率を30〜70%くらいまでに任意に変えることができる。凝集剤の添加が少量でよい。無理して機械脱水していないため汚泥ドライスラッジ当たりの添加率が従来の1.0〜1.5%に対し0.2〜0.3%と少量でよい。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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