【表題】 下水汚泥から作る培土と紙について

【著者名】 香林仁司
【所属】 横浜市下水道局
【発行年】 1992
【雑誌名】 PPM
【巻】 23−11
【頁】 17−21
【要約】 下水汚泥から紙ができるまでの製造工程を示す。紙を作る第一段階は溶融スラグから細い繊維を作ることで、これには鉄鋼の高炉スラグから保温材の材料となるロックウールを作る技術を応用した。約1,500℃の溶融液を高速で回転する円筒ドラムの側面に落下させると、溶融炉はドラムの周速度によって伸張される。さらにこれを円筒ドラムの周囲から吹き出す高速気流に同伴させることにより繊維状のスラグウールが得られる。つぎに、このスラグウールに紙本来の原料であるパルプを加え、水中で撹拌しながら紙を抄く。撹拌工程ではいくつかの工夫が必要である。一つは、スラグウールから線径10μm以下の極細のものを選別することである。線径が太いと、出来上がった紙はしなやかさに欠け、紙として使えない。また、繊維化工程の不純物である粒子状のスラグは、紙のザラつきの原因となったり、インクののりを悪くするため、できるだけ除去する必要がある。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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